ナガコガネグモ

出現期 稲の苗代の時期から子グモが見られはじめ、8月〜10月に産卵します。暖かい年には12月まで見られます。

ナガコガネグモのメスです。小さい時期には、網に刺激を与えるとはげしくあみを前後にゆすり続ける習性があるため、私たちの地域では、カネツキ(鐘つき)と呼んでいます。

 

大きなメスに寄り添っている、足の長い小さなクモが、ナガコガネグモのオスです。このクモの観察をしてみると、メスが襲って食べることはないようです。
このメスは、 8月5日に、自宅から300mほど離れた河川で見つけて自宅へ持ちかえり、飼育を始めました。すると、8月7日にメスのそばに突然オスが現れました。どうしてメスの居場所を知ったのでしょうか。私にはとても不思議ですが、クモにはメスを探し当てるかくれた能力があるようです。

 

これはナガコガネグモのらんのう(卵嚢)です。中に雨が入らないようにするためか、木の葉の下につくられて、この中に卵を産んでいます。
えさを豊富に与えながら飼育し、観察したところ、1匹のメスが8月中旬
から10月下旬にかけて、2ヶ月間に6個の卵嚢(らんのう)をつくりました。
予想では1個だけつくるのかと思ったのに、クモは強い繁殖力を持っております。

これは別の場所につくった卵のうを上から見たものです。
どうやって作ったかを見る機会には恵まれませんでした。
この中には、やわらかい糸でくるまれた卵が入っています
コガネグモと同じように、早朝には産み終え ていました。

1匹のナガコガネグモの産卵記録

産卵回数
1個目
2個目
3個目
4個目
5個目
6個目
産卵月日
8月14日
8月24日
9月3日
9月12日
9月26日

10月26日

次期産卵まで
10日後
10日後
9日後
14日後
16日後
次の日絶命

十分に餌を与え続けて産卵させた記録です。次の産卵までの期間は、およそ10日間です。4個目以降は、だんだん期間がながくなっています。
10月下旬に6個目の産卵をした
次の日には、子孫を残すために懸命の努力をして体力を使い果たしたのか、命が絶えて地面に落ちていました。


コガネグモ   目次へ