4月10日
〜わが輩はジュンである〜



今朝も順英坊の読経の声が
流れてきます



叡山学院 本館正面玄関前
入学試験会場の下見に来た時



琵琶湖をバックに



試験の朝、学院近くにある
天海大僧正様のお墓にお詣りして、
無事合格を祈願する



順英坊 頑張れヨ


2月16日にお坊さんになる入門式をした順英さんが、いよいよ新しい旅立ちの朝を迎えました。



初めのうちは毎日 午前中と午後一時間半ばかり順海さんが付き添って「台宗課誦」という経本で読経の特訓を受けていた。



和尚さんに「大きな声を出せ!」とハッパをかけられているうちに、だんだんお経が身に付いてきたというか、だんだんそれらしくなってきた。
最初はすぐしびれていた足も、長い正座が出来るようになってきた。



二週間も過ぎた頃から、信者さんのご依頼によって本堂でのご祈願や、供養堂でのご先祖さまの供養、或いは水子堂でのご供養を、和尚さん始め、寺内のお坊さんと一緒に四六時中おつとめをするようになった。
顔つきが昔からお坊さんをしていたようにだんだん変わってくるのが不思議だ。



3月に入ると、読経に自信が出来たのか声に張りが出てきたようだ。
すると和尚さんから檀家さんや信者さんの自宅に月参り(毎月決まった日にお参りする)に出かけるように言われた。
「お参りに行って来い」と和尚さんに言われて「エッ」と絶句していたが
「実践こそ身に付く、自信が湧く」と励まされて出かけていった。



以来出かけるまで、全ての月参りをこなして4月4日には葬儀会場に皆と一緒に出かけてお通夜、5日には本葬儀での読経。
他宗のお坊さんも列席していて、このお通夜と葬儀ではさすがに新米コボンちゃん。声が出なくて「まいった」と、寺務所に帰ってきて苦笑い。



和尚さんがドンドンさせていくので、ボクははらはらしながら見ていたが、出発の4月7日の朝 順英さんの表情に「俺はしっかりお経を読んだゼ。仏様が守ってくれる」
こんな自信がうかがえて嬉しくなった。


どんな不安な事も 打ち込んで一つ一つやってゆけば可能になる。
新しい世界で 新しく目覚めて、比叡山に向けて出発した。

人間て色々な可能性を持っていて「いいな〜」と思った。

                   おわり