ぱんにゃ家の讃岐うどん挑戦記 1日目・・・2001年5月3日
おそるおそる讃岐うどん

・さぬき麺業 小山店
・宮武
・中西
| 1日目 | 2日目 | 3日目 |
それは、突然の決定だった
 今年のゴールデンウィークは、久しぶりに愛媛に帰ろうね。これは、かなり前から我が家族の決定事項であった。が、しかし、今回は渋く四国八十八カ所巡りをしながらのたびになるはずだった。
 しかし、さとなおさんのページを見つけたのがすべてのスケジュールが狂い始めであった。このページをつい妻に教えてしまったばかりに・・・。出発の前日の残業後、私は疲れて仕事から帰宅。妻は嬉々として叫んだ「ゴールデンウィークはもちろん讃岐うどんよね」

スタートからギリギリだった
 出発の日、2001/05/02。仕事を終えたのは19:00だった。佐賀関の船の時間は21:00。国道九四フェリーの予約の電話の方は「30分前までに乗り場にきてください」と言ってたっけ、かなりやばい時間ではある。
 うちに帰り、ツゥインゴに荷物を積み込むと、すでに20:00。それでも、ぎりぎり30分前にフェリー乗り場にたどり着いたのは奇跡だ。
 いつものごとく、よく揺れる国道九四フェリーでうとうとしながら過ごし、愛媛県三崎港に上がったのは22:15。大洲から高速を使い、石鎚山ハイウェイオアシスにたどり着いたのは深夜24:00であった。1:30頃まで、いつものごとく、テーブルを出してワインを一本あけて寝た。

朝はすぐにやってきた

 
 朝はすぐにやってきた。周りで人の声がするなと思ったら、8:00をすぎていた。目の前に広がるのは瀬戸内海。遠くに多島美の広がるビューポイントで僕らは夜を明かしたようだった。
 右の写真の建物には、インターネットにつながったパソコンが3台あり、webmailでメールチェック。お、仕事メール発見・・・とりあえず見なかったことにする(笑)
 顔を洗ってスタートしたのは10:00だった。横にある滑り台で遊び足りなかった娘は非常に機嫌が悪い。だけど気にしない。僕らの先には、讃岐うどんが待っている!

高松到着

 
 ゴールデンウィークで込み合う松山・高松道をかっとび、高松西インターで降りる。まずは資料集め。高松といえば宮脇書店、松山といえば明屋書店・・・ということで、最初に出会った宮脇書店で資料を買いあさる。
 入手したのは讃岐うどんのバイブル「恐るべき讃岐うどん」文庫版(上・下巻)、高松市の地図、そして車泊にはかかせない「四国日帰り温泉」。
 「さーて、どこに行こう・・・」と、宮脇書店の駐車場で悩む夫婦。
と、隣に止まっていたサーフに乗ったお兄さんが「何処行くの?」と助け船を出してくれた。あの〜、讃岐うどんが食べたくて・・・と言うと、なにやら車の中でごぞごそ・・・「はい」ってくれたのは、讃岐うどん八十八カ所巡り(!)のパンフレット。おおお、そんなものまであるのか恐るべし讃岐うどん・・・。
 このお兄さん、今朝、湯布院から高松に戻ってきたとのこと。不思議な巡り合わせと、優しさにいきなりの感動。これはおもしろい旅になりそうだぞ。

さぬき麺業 小山店

さぬき麺業 小山店 さぬき麺業 小山店の生醤油うどん
さぬき麺業 小山店のざるうどん 幸先のよいスタートを切ったと誰もが思った讃岐うどん巡り。だが、一件目にも道に迷って全然行き着かない。そのうちおなかはすいてくるし・・・で、国道11号線たもとにたまたまあった、さぬき麺業小山店でとりあえず我慢することにする。私はざるうどん、ぐっと噛んでやらないと切れないコシの強いうどん。このくらいならどこでもあるような気がするなぁ・・・。

妻は生醤油うどん(写真上右)。
実は彼女、生醤油うどん、初めてらしい。元四国民のくせに・・・。その、生醤油うどん初体験のひとこと・・・わぁ、おいしい。生醤油うどんってこんなにおいしいんだぁ!

僕のざるはそうでもなかったので、悔しいのですぐに妻の生醤油うどん奪う。
ずるずるずるっ・・・・・・うーんんん、うまし!
舌にうどんが当たる感じ、そして噛んだときの歯触り、さすがは讃岐。こいつは幸先いいぞ。

さぬき麺業 小山店のかけうどんちなみに、娘が食べたかけうどんも、気持ちがほんわかなる感じでおいしかった。こちらも、さすがだ。最初からこんなにうまいと、うれしくなってしまうではないか。

宮武 

高松市仏生山 宮武 テーブルからカウンターを望む 宮武の冷やしうどん
 ここからが、ようやく調べながら探した店である。
 琴電の仏生山駅近くの小さなセルフの店・・・らしいのだが、全くもってわからず。「恐るべし讃岐うどん」には地図が付いているのだが、ジモティー以外にはわからんように書いているとしか思えんのだ。あっちへ行きこっちへ行きと車で何往復かして、交差点のたもとにあったマツヤデンキに駆け込んだ。コードを買う振りをしながら、レジのお兄さんに教えてもらう。不覚にも旧道の方に行かなければならなかったのであった。
 教えていただいた道の通り、琴電の仏生山駅の方に向かう。駅のすぐ近くで宮武の看板を発見。でも曲がれず通り過ぎ、Uターンして戻って来る。ちゃーんと駐車場もある(2台)
 
 恐る恐る、店に入る。「こんにちわぁ」
 お、妻の挨拶の声がでかい。そうだ、こういうときはまず挨拶で敵の心を引きつけるのが鉄則だ。でかしたぞ、妻!・・・と心で叫ぶ。
 でも、やり方のわからんもんはわからん。カウンターの中にはおばあちゃんがひとり。「何にする?」
 「えーと、ざるの小を2つに冷やの小ひとつ」
 冷やを頼んだ僕には、ポンと麺が乗っただけの丼を差し出される。「うっ、これでどうしろというのだ」脳味噌、冷や汗状態。なんで俺はこんな変なメニューを頼んだのだ。ここで先客のおばさんが立ち上がり、僕の丼を奪うと、部屋の片隅にある冷水機の水を勢いよく注ぎ込んだ。「こーやって、水は入れたらいいのよ」
 でも、この水だけ入ったうどんをどうやって食べるのだろう? 妻たちののざるうどんはまだできあがって来ない。席に佇みながら、ひとり悩む。
少し向こうの席にいるおじさんが、丼でうどんを食べている。その汁の色は・・・? お、色が付いている・・・きっと、醤油をたらしたに違いない。
 次の瞬間、冷やしうどんに醤油をたらす。で、妻たちが席に着くのをじっと待った。妻と娘が戻ってきた。手にはつゆが3つ・・・ということは・・・。そーめんと同じように、めんつゆにつけて食べればいいのだった。恥ずかしいけど、しょうがない。少し色の変わった丼の水の中から、うどんをめんつゆにつけ頂く。麺は柔らかくしなり、きらきらと輝く。口に入れる・・・ちゅちゅちゅちゅ、ずるずる・・・うー、、、うまい! 柔らかく気持ちのこもった麺が舌を転がる。これが、普通の人の食べておるうどんなのね。讃岐人に嫉妬。これが一杯170円だ。(写真右上・僕の食べた冷やしうどん)家族3人で510円でお釣りが来る。これじゃー、町中うどんデフレ状態。これでやっていけるのが驚異だ。
宮武のざるうどん 連れのざるもうまかった。なんとも、人情味あふれるすてきな麺であった。

宮武
香川県高松市仏生山町甲839 10:30〜17:00
<行き方>とりあえず、琴電の仏生山駅を目指して、着いたら踏切を背にして東へ50mほど進んだ右手。多分、迷うと思う。
駐車場2台。路駐不可。

中西

高松市鹿角 中西 中西・・・こうやって自分でゆでて・・・。
 セルフ店の食べ方も何となくわかってきた。今度は製麺所に挑戦だ。製麺所とは元来は麺工場である。そこで、ついでにうどんを食べられるスペースがあるところがあるのだ。この説明だけでも県外人の我々には???。イメージがわかないのである。だから、チャレンジなのである。
 次に向かったのは、先ほどの仏生山から車で10分ほどの所にある中西。国道32バイパスからは簡単にわかるはず。だけど、我が家は反対から行って、行き過ぎて戻ってきてやっと見つけた。なんかここ、路上駐車が多いな・・・と思ったら中西だった。

 店の駐車場には、名古屋や福岡など県外ナンバーが多い。大分県民としては負けられないところだ(なにがというのだ?)。
 がらがらっと戸を開けると、すごい人だ。皆どんぶり持って、うろうろしている不思議な光景だった。大きなカウンターで仕切られ、カウンターの向こうには店員さんが5人ほど忙しそうに働いている。前出のうまひゃひゃによると、まずはどんぶりを選ぶらしいのだが、どんぶりの色によって量が決まるらしい。青どんぶりが1玉、緑どんぶりが2玉、黒どんぶりが3玉。間違っても黒を選んではいけない。
 どんぶりを持って、まるで大学の学食のように順番に進んでいく。おばちゃんの前にたどり着くと、どんぶりの色に合わせて、麺を入れてくれる。つやつやして美しい麺だ。その向こうでは、お兄さんがひたすら麺棒を使ってうどん地をのばしている。作っても作ってもすぐになくなっている模様。
 その次に、トッピングの揚げものを選ぶ。必ず、別の取り皿に取ること。ここはトッピングが非常に多い。我が家はちくわと蒲鉾とジャガイモを選ぶ。そうして、会計。これで客は解放される。だけど、説明があるわけではないから、我々初心者はここで呆然とするのである。常連らしき人の動きをじっと観察。
 店の中央部には麺を茹でるスペースがある(写真・上右)。ここで自分で食べる分を軽く茹でてから、好みで出汁をかけてから食べるのである。ちなみに、妻はここで麺を茹でる行程を省略したらしい・・・結果は、非常に塩辛く往生したらしい・・・ご愁傷さま。

 出汁をかけて、自分で作ったうどん(?)をいただく。ずるずるずる!
 へへへ、うまい! 麺は柔らかめで、つるつる感も舌に優しい。天かすとの相性もなかなかだ。自分のうどんは、ぺろりと食べてしまった。で、家の娘は半分以上残してギブアップ・・・その残りをもいただく。ちょっと時間の経ったそれは天かすの油がまわり、かつ3軒目と言うことも重なり、非常に苦しい。

ずるずる・・・ずるずる・・・。ペースも落ちてきた。
ここでやめたら男がすたる(なんでや)
う、あぶら汗も出てきた。
 
ずる・・・ずるずる・・・・・・ずる・・・ずる・・・。

完食。もう、うどんはいやだ・・・ぼそり。

帰り、車の中は静かだった。しゃべろうとすると、胃の中から戻ってきそう。
救いは、さぬきうどんは14:00までに食べないといけないということ。この時間以降は作り置きになってしまうことが多く。味が格段に落ちてしまうらしいのだ。

さぁ、今夜の宿を探そう・・・げっぷ(失礼!)


中西
香川県高松市鹿角町899-3 6:00〜18:00
<行き方>高松西インター方面より国道32号バイパスを高松方面へ走る。成合大橋を渡り、右手にハタダ本舗(栗タルト)が見えたら右折準備。パチンコ・ロッキーの信号を右折。そこから300mくらい。壁にでっかくうどんって書いているのでわかるはず。
駐車場6台ほど。路駐可能。

寝る準備をしよう

白鳥温泉 道の駅 滝宮
 我が家の旅行は車泊が基本である。車泊に不可欠なのが、風呂を探すこと。
 九州だと至る所に温泉があってそんなに苦労しないが、ここは四国。本当にこれだけは心配だ。ガイド本を探してようやく探し当てたのは、国分寺町のはくちょう温泉(写真・上右)
 運動公園の中にあるはずなのだが、地図にも看板にもそれらしき表示が見つからない。食べ過ぎで気分もいまいち、なのにたどり着かない。うー、喉が強烈に乾く。うどんは塩分が強いらしく、我々新参者に強烈なのどの渇きが襲う。通りかかりのコンビニでバナナを買い、ついでに温泉への道を教えていただく。
 コンビニの駐車場で食べたバナナは、塩分をすぅーっと、中和してくれたようだった。が、その後強烈に胃を膨らませてくれることになる・・・ううう、苦しい。
 
 温泉へはそこから10分程度で到着。どうだったかって?
多くは語りたくないが、この温泉で1人400円は温泉インフレだな・・・と思った。

 今晩は国道32号バイパス沿いの「道の駅滝宮」(写真・上右)で寝ることに決定。道の駅近くのスーパー・マルナカ(高松ではおなじみ)で食材を買い込み、途中のスタンドで給油。

「右後ろのタイヤ、空気圧ないですねぇ」
とスタンドのお兄さん
「すみません、ちょっと見てもらえます?」
「じゃぁ、待合室の方でお待ち下さい」

我が家は一応、ラテン車乗りである。トラブルは慣れているつもりだが不安が募る、旅先だし・・・。

ツィンゴ修理中「空気を入れてみたんですけど、空気圧落ちちゃいますねぇ。調べてみたんですけどバルブの方が逝っているみたいですね。どうします?」
「じゃ、とりあえずスペアタイヤはかせて、今のタイヤも応急処置だけしてスペアにしていただけます?」

日本車はスペアタイヤにはスペースセイバータイヤを積んでいることが多いが、輸入車はトラブった時も普通に走って帰れるように、スペアタイヤにもちゃんとしたタイヤを積んでいる。こういうときは、非常に助かる。雨の高速を飛ばすと、タイヤのトラブル多いんだよなぁ・・・。

30分後、ツィンゴ復活!
スタンドのお兄さんに感謝。ちっちゃなトラブルでよかった。
でも、クラッチあたりから異音が出ているような気がするんだよなぁ・・・がんばれツィンゴ!

 10分後、今日の宿泊場所「道の駅滝宮」に到着。ここ滝宮はさぬきうどんの発祥の地とのこと。道の駅なのにうどん屋とうどん資料館なるものがある。肝心なうどん屋の方はさぬき麺業でした・・・普通のチェーン店でがっかり。

ベット完成! とりあえず、車のシートをフルフラットにして今晩のベット制作に勤しむ自分。妻と娘はテーブルといすを出して、夕食の準備だ。
やっぱり、一日の締めくくりはワインなのです 今晩はお腹いっぱいということで、お総菜で過ごす。でも、ビールとワインでのんびりと夜が更けるまで過ごしたのだった。

 ここ、滝宮はすぐ近くにローソンがあるのでとっても便利。何度も、おつまみの買い出し部隊が編成されたのは言うまでもありません。車泊愛好家にはおすすめの道の駅です。

 この夜、慣れない食事をしたせいかお腹がゆるく、大変でした・・・とほほ
 でも、明日もさぬきうどんが待っているのだぁ!・・・この日は序の口だったのよね。

2001年5月3日編 おわり
2日目(5月4日編へ)
OurHomePage おーいたより / このページはCOARA会員のページです。

2001.05.06 K.Kadowaki