1995年8月2日(水)07:30
基地の正面ゲート付近
築城駅から徒歩で約5分ほどでゲートに着きます。

正面ゲートに近づくと険しい顔の警備官が立っているのが見えた。それを見た時点でホントにこの中に入れるのか?と思ったりした。しかし、横には警備官とは違う優しそうな自衛官がいました、「おそらく担当官だ−。」(なぜか安心する)だが、やっぱり警備官の横を通るときには、なぜか悪いような気がし、思わず後ずさりしてしまった。






08:00 〜 11:00着隊受入
待合室となる航空館付近
F−86セイバーとF−104が展示されていました。エンジンはカラッポでした。

9時までに到着すればよいので、当然まだ来ていない人がいます。来た人から基地内の識別用にTシャツと帽子をもらいます。これは記念に持ち帰れます。全員が揃うまでは、自衛隊のビデオを見ながら待機することになるが、その間にも、後ろでは担当する若い自衛官がどんどん集まってくる。(人数が多くて見学時に困るため、班分けする。その班長として1個の班に2〜3人の若い自衛隊員が付き添って世話をしてくれます。ちなみに体験入隊指揮官は若いパイロットです。もちろん女の子は、女性自衛官が担当します。)




11:00 〜 12:00導入教育
築城基地管制塔付近
右に見えるのは管制塔で、この管制塔は後日見学できます。奥は、戦闘機の駐機場です。

全員そろったらクーラーがよくきいた部屋(最初の部屋)で、広報班の人から築城基地の概要や基地内での注意事項、担当する自衛官の紹介・隣にある航空参考館の見学、パンフレットや組写真・体験入隊のしおり等をもらったりします。あとは、自分たちが今夜泊まる部屋に荷物などを移動して昼食まで過ごします。(移動時に、私は結構大きい荷物を真夏の炎天下、持って移動していたためもの凄く疲れました。(荷物は最小限にしましょう。(^^; )それを見てか、やさしい女性自衛官が「持ってあげようか?」と声をかけてくれた。(もの凄く嬉しい。美人だったので嬉しさ倍増。)自衛官ってやさしいね。




12:00 〜 13:00昼食でーす。
誘導路を行くF−15
望遠カメラがほしい・・・・と思ったシーン。そのようなシーンがいっぱいありました。

昼食です。隊員食堂にて食事をとります。セルフサービスなので、自分の食べられるだけ取って食べます。(食べ切れなかった場合、うで立て伏せ20回です。 ←これはウソ。)通常の自衛官も食事をとっているので、空いている席に座って仲のいい人と一緒に食事をとります。
13:00 〜 14:00導入教育2

導入教育が約20分ほど簡単に行われます。何をするのかというと、敬礼の正しいやり方、回れ右などです。教えてくれるのは体験入隊指揮官のパイロットです。

14:05 〜 14:35デモS/C
F−15の駐機場
格納庫内から撮ったF−15群。望遠・カ・・メ・・・ラ・・・・

な、なんと講座のためだけにデモスクランブル発進を行ってくれます。
滑走路延長上にあるシェルターにはF−1とF−15Jが2機ずつ格納されています。まず、バスでそのシェルターに向かいますが、滑走路近辺を走行するため許可が必要です。そのため許可をもらったという目印の旗をバスの後ろに付け、その後滑走路の近くで一時停止し管制塔に無線で通行許可をもらいシェルターに向かいます。
シェルターに着くと、バスから降りシェルター横の建物に入ります。そこはスクランブル発進するため待機中のパイロットと、その支援をする整備員がいます。入るとすぐ横には日本全域の状況表示板があり、左の部屋には司令部からの連絡を受け取る電話等が、右側の部屋にはパイロット達が待機する部屋、奥には整備員達の部屋がありました。建物とシェルターは繋がっているので、そこを通って格納庫に行きパイロット達が説明をしてくれました。(目の前には、実弾の空対空ミサイル「サイドワインダー」を装備したF−1支援戦闘機でまさに防衛最前線という感じで感激!!)その後はいよいよ模擬スクランブルです。
一端建物から出て、シェルターの斜め前に集まりました。本来はシェルターの前後はハッチが閉められていますが、そのままだと前にいる私たちには見えないので、前のハッチを開いた状態で行ってくれました。
みんなが格納庫を見ているときでした、突然建物内から警報音が鳴り響きました。その直後、格納庫のハッチが轟音とともに開き、格納庫内の警告灯、航空機の衝突防止灯などが一斉にひかりだす。(これまた感激!!)すると、ドアからパイロットと整備員がすごい勢いで走り出してきて、パイロットはハシゴをかけ登って操縦席へ、整備員はそのサポートへまわりました。その後エンジンが始動し、ものすごい音が出はじめる。パイロットが整備員に手で指示を出し、いよいよ発進か?というとき、ちょとしたトラブルが発生しましたが、
無事トラブルを解決し、私たちの目の前(3m〜4m先)を通り過ぎ、滑走路の端で一時停止して、武器のセーフテイ・ピンを抜き、その後いままでの音とは明らかに違う凄い轟音をだし、出力最大で離陸!!・・・と言いたいのですが、残念ながら離陸は出来ないので、2秒後にエンジンを最小にし、滑走路を通過して向こうの誘導路に入って戻ってきます。
以上で模擬スクランブルは終了です。

本来なら、この様子を写真で見せたいのですが、実弾を搭載した戦闘機が24時間待機している、まさに防衛最前線と言ったような場所のため、防衛機密に属し、一切の写真撮影は禁止されています。カメラを持つことも、当然許されなかったので、スクランブルの写真は一切ありません。すみません。(基地内は、ここに限らず場所によって、当然写真撮影禁止の場所があります。)



14:40 〜 15:30航空機見学

F−15JイーグルとF−1
95年度と96年度の航空機見学時の写真
模擬スクランブルの後は航空機の見学です。バスに皆乗り込みF−1がシェルターに戻る前に、滑走路の周りを通り次の場所に向かいます。移動中、ふと基地の外を見ると一箇所に人が集まっているのが見えます。ん・何だろうと思い、よく見るとすごいカメラを持った人達ばかりでした。なるほど、そこは撮影ポイントか、と思いつつ滑走路の方を見ると滑走路の端には、ケーブルが2〜3本引いてあるのが見えます。(離陸時や着陸時、航空機に緊急事態が発生したときに、航空機に付いているフックで引っかけて停止するため)今度は下を眺めると隊員がマラソンをしているのが見えます。う−−む、基地は奥が深いと、何故か思う私でした。
バスから降りると、目の前には支援戦闘機「F−1」と要撃戦闘機「F−15 イーグル」が並べて置いてあります。さらにその横には、搭載武器まで置いているではありませんか。対空ミサイルの「AIM-9 サイドワインダー」・「AIM-7 スパロー」対艦ミサイルの「ASM-2」なども一緒においてあり、触り放題でした。もちろん飛行機も触り放題でコクピットにも搭乗でき、1対1で質問や聞きたいことなど教えてくれます。私はさらに無理をいって「飛行機の上に乗っていいですか?」(コクピットではなく、翼の上)と、言うと「いいよ」との声。まさに感激!!(危険だからダメと、言われると思っていた。)登ってみると結構高い、翼の上からの風景は完璧。思わず機上(これが本当の機上?)で写真を撮る。下を見ると所々、「踏むな!」と書いてある。 う−−む、踏んだら、へこんだりして。と思いつつ、今度はコクピットに座る。
コクピットは計器だらけ、しかし、コクピットからの眺めも最高です。操縦棒もにぎり、最後に発射レバーを押してみたかったのですが、本当に発射されると困るのでやめる。(冗談です。(^_^;; )



15:35 〜 15:45厚生センター

次はと、いきたいところですが、一応真夏の炎天下に実施されるため、写真を見てもらえば分かる通り、飛行機の翼の下に隠れるなどして、皆(私は、別に)へばっています。そのため次は厚生センターにて休憩をとります。売店があるので本や、ビデオ、日用品、カメラ屋、飲食店などで自由に飲み食いしてください。(実費です。)


15:50 〜 16:10消防小隊

築城基地の消防小隊
旧化学消防車と新型化学消防車
休憩の後は、消防小隊の見学です。築城基地は4台の大型化学消防車を所有しており、航空機が離着陸する際には緊急事態に備え、かならず滑走路横で待機しています。まず、説明を受けて、放水までしてくれます。希望すれば消防用の防火服も着せてもらえます。消防車の運転席には放水用ノズルの操作装置がありますが、これも消防車に乗って操作させてもらえます。くわしく、説明を受けたのですが、2〜3年前なのですっかり忘れちゃいました。


16:15 〜 16:45衛生隊
衛生隊の施設内
チャンバー内で撮った友人の様子です。もちろん減圧はしていません。(^^;

次は、衛生隊に設置されているチャンバーの見学です。パイロットは最大9Gの世界で行動する必要があるため、その圧力に耐えられるかなどを、実際に減圧装置を使って高度30,000ftなどと同じ圧力にし、訓練を行います。その装置がチャンバーと呼ばれるものです。
なお、衛生隊の見学で本日の基地見学は終了です。この後は宿舎に戻って夕食までくつろぎます。












18:00 〜 20:00バーベキュー
夜の航空館付近
ちょっと外にでて撮影、左に見えるのは、F−86セイバー。もうちょと宿舎から離れると捕まるかも?

夕食は木の生えた所にて、バーベキューを行います。隊員の人達を手伝って準備をします。燃料にはスミを使って、材料もいっぱいあり、上空には戦闘機の音が鳴り響くなか、隊員達とおしゃべりなどをしながら楽しいバーベキューです。




20:00 〜 宿泊

バーベキューが終わると、後は宿舎に戻って就寝時間までそれぞれ自由に過ごします。その間に入浴を済ませます。入浴場は、私の班の担当官に聞いたところ、2つあるようです。1つは大浴場みたいなスゴイ所みたいですが、私の友達がどうしても大浴場は「いやだ。」と、言うため、隊員の人と一緒にもう一つの浴場に行きましたが、こっちの浴場はタダの銭湯みたいな所でした。入浴をすますと、あとは就寝時間まで過ごすだけです。この防衛講座は隊員達とのコミュニケーションがとても多くとれますので、自衛官といっぱい話してみたい、自衛官の事を知りたいという人などは、参加してみてはいかがでしょうか?

22:00 〜 懐かしい夜

95年度は、せっかく自衛隊に来たのだからという配慮から、比較的広い部屋に自衛隊の野外用?簡易ベッドを自分たちで組立てを行って寝るというスケージュールになっています。簡易ベッドは鉄パイプと布?という構成で出来ており、鉄パイプを繋ぎ合わせて作ることになります。(非常にシンプル、さすが自衛隊。何が?)
 なお、簡易ベッドのため場所は固定されていないので、好きな場所で寝ることが出来る・・と言うことは、友達と来れば、仲良く並んで寝ることになるでしょう。修学旅行の気分を再び味わえます。(笑)
 いや、ホント。私も友達と来ていたので、寝るときは修学旅行の気分で暗闇の中、隣の友達と話していた。そして友達が寝るとイタズラをして面白がっていた。うーーーん、懐かしいなーーー。(遠くの空を、目を細くして見つめる)

 アッ 言うの忘れていましたが、就寝時間は22:00、起床時間は6:00です。ちなみに、自衛官は部屋の真ん中で厚いカーテンを閉めて、なにやら話していました。



2日目予告

明日のメインは輸送機での体験飛行です。CH−130は最高です!!!



防衛講座1日目は終了です。2日目に興味がある方は続きをご覧ください。