98安心院小学校 第90回
卒 業 式 式 辞
1999,3,11


前略
6年生のみなさんは、実に素晴らしい仲間の38人でした。全校のお手本になるようなことがたくさんありますが、5つだけ紹介してお礼としたいと思います。
第1は、とても明るく6年生がいるだけでその辺に1000ワットの電気がついたような感じでした。これだけでも楽しい学校でした。
第2に、身に付いた挨拶ができる人たちでした。朝のみなさんの挨拶でどれだけ勇気づけられたかわかりません。
第3に、やさしい心の持ち主が多いことでした。低学年と遊んであげたりお世話をしたりしてましたね。心がほっと和みました。
第4に、クラスの仲が良いことでした。よく男女一緒にけいどろをして遊んでる姿は忘れることがないでしょう。
第5によく仕事、特に掃除を真剣してました。先生のいないところでもこんなに頑張るということをみんなに示してくれたと思います。安心院小にたくさんのお手本をありがとうございました。お礼を言いたいと思います。
さて、今日は水の実験を2つして、みなさんに考えてもらいたいなあと思います。一つ目は、これです。水を四角の入れ物に入れてみます。四角の形になります。丸い入れ物に入れると丸くなります。水は入れ物によってどんな形にでもなれるのです。
これを人間の行動に例えれば、よく言う場合はその場に応じたような考え、柔軟な行動が取れるということでしょう。悪く言う場合は、人の考えや行動に左右されることかも知れません。
中学に進学すれば丸い形の国語授業があったり、四角の形の英語があったり、三角の部活かがあったりするわけです。自分は丸だからとか四角だからといって、違う形になじまなかったり、嫌ってばかりしていては取り残されます。丸になったり、四角になったりしてその形に早く慣れることも大事ではないでしょうか。
二つ目の実験は、これです。水の中に赤い水を落してみます。赤くなりましたね。しかし、これに水を加えていくと薄くなり、またきれいな水にもどります。
赤色を「悪(あく)」「悪い誘い」と例えれば、加える水は「善(ぜん)」「いけないと言う勇気」です。みなさんが、世の中に出れば誘惑の「赤」がいっぱいです。この誘惑の赤に負けないためには、自分の強い信念、意志を持ち、貫き通すことはもちろんのことですが、悪いことにノーと言える勇気も大切です。「赤い水」に染まらないようにするだけでなく、「薄める水」になれるといいですね。
後略
備考:準備物→きれいな水、丸・四角・三角の透明なガラスビン、赤色の墨液
:カード→柔軟な言動、優柔不断、悪(あく)、悪い誘い、善(ぜん)、いけないと 言う勇気
:ビデオ→子どもに話す内容に間は、ビデオで手元の実験及びその際に示すカードを 正面画面に映し出す