1. 種類

 おふとんは、体の上に掛けるふとんと下に敷くふとんに分かれます。
 掛けふとんは、厚さの違いでシーズンによって使い分けられるように本掛けふとん、合掛けふとん・肌掛けふとんなどがあり、素材の違うもので、毛布・タオルケットなど、種類が豊富にあり、組み合わせて使います。

 敷きふとんは、一枚だけまたは、2枚、マットレスとの組み合わせで使う方などが一般的です。
季節に応じて使い分ける掛け寝具類に比べ、耐久性が求められます。快眠のためにもうひとつ大切なポイントは湿度。汗の大半は敷き布団に吸収されますので、夏は夏用敷きふとんを用意してみると、快適に過ごせます。


2. フトンに求められる5つの基本性能

 快適な睡眠を得るためには、掛け・敷きフトンそれぞれ以下の4つの基本性能が求められます。

【 掛けフトンの基本性能 】   【 敷きフトンの基本性能 】
1.適切な温度を保つ「保温性」 1.適切な温度を保つ「保温性」
2. 適切な湿度を保つ「吸透湿性・放湿性」 2.適切な湿度を保つ「吸透湿性・放湿性」
3.保温性能を増す十分な厚さを生む「かさ高性」 3.体をやさしく支える「クッション性」
4. 体にフィットしてやさしく包み込む「ドレープ性」 4.バランスよく寝姿勢を保つ「快適支持性」
5.圧迫感のない「軽量性」 5.収納やフトン干しが容易な「軽量性」
詳しくはこちらをどうぞ
 これらの基本性能を満たすもので、好みの感触や固さ、価格等によって、フトンの充填物(中わた)には様々な素材が使われています現在では羊毛を使った「羊毛ふとん」や合成繊維を使った「合繊ふとん」、これらの素材を混合したものなど、バリエーションが広がっています。もちろん従来からのなじみのフトン素材として、木綿わたを使った「綿ふとん」も根強いファンが多いのです。
 またこれら以外にも、掛けフトン向きの詰めもの素材、水鳥の胸毛(ダウン)を使った「羽毛掛けふとん」や、絹を使った「真綿(シルク)掛けふとん」があります。敷きふとんにもウレタンフォームを使用した「ムアツふとん」などがあります。
また、充填素材以外にふとんの品質を左右するものとして、次のような項目があります。
側生地( 詰めものを包む生地 )・縫製・キルティング( 詰めものの片寄りを防ぎ、かさ高をたもつための縫製 )
構造に特徴のあるもの( 凹凸構造、2層・3層構造になっている等 )




3. 充填物(中わた)の特徴

 ここでは素材の違いによる一般的な特徴をご紹介します。様々な素材の中でご自分に適した項目を確認して、上手にふとんをお選びください。ふとんも日々
開発が進み、それぞれ改良したものもでていますので、詳しくはモリムラ寝装でご確認ください。


 掛け用素材  充填素材別の特徴  敷き用素材 

綿









綿







保 温 性
吸透湿性・放湿性
  かさ高性   クッション性
ドレープ性 快適支持性
持ち運び易さ(軽さ)
耐 久 性
手入れの容易さ
価格の手頃さ
 印の基準
最も良い
やや良い
やや欠ける
※ウレタンとはウレタンフォーム製の西川産業「ムアツふとん」ブリヂストン「エルゴふとん」などです。



4.素材によって違う側生地

 ふとんの側生地は「どれも同じもの」と思われている方がいらっしゃいますが、例えば綿ふとんと羽毛ふとんの生地は、品質も求められる性能もまったく違うものです。ブライダル向けの羽毛・羊毛寝具5点セットですと、2〜3種類の生地に3〜4種類のプリントをした生地を使用しています。
 ふとんの充填物は羽毛・羊毛・合繊・綿など、様々な素材を使い、繊維の太さが違いますので、それぞれの側生地には充填物が吹き出さない、「織り目の緻密さ」が求められます。加えて、素材の良さを生かした「肌ざわり」も大切です。
 この緻密さは、通常織物1インチ四方の中に織り込まれている、タテ糸とヨコ糸の合計本数である「打ち込み本数」で表されます。一般に打ち込み本数が多いほど、噴出しにくい素材となります。羽毛ふとんや羊毛ふとんには繊維が細いので、特に打ち込み本数の多い生地を使用しています。同じ羽毛ふとんの生地でもダウンの品質や価格によって使用している生地が異なり、高いものでは1mで何万円もする生地を使っているものもあります。
 実際にさわって比べてみると生地の違いがはっきりと分かります。




5.硬わたイロイロ

 クッション性や姿勢保持性を向上させるために、敷きフトンの詰めものの間に硬わたをはさみこむことがあります。硬わたとはフトン用のわたに熱を加えたり、樹脂(バインダーという)を吹き付け圧縮して固くし、厚さを均一に成形したわたのことです。
 素材はポリエステルや羊毛、これらを混合したもの、ウレタンなどがあり、固さや構造にもいくつかの種類があります。

【 羊毛硬わたタイプ 】   【 吸汗ポリエステル硬わた3層タイプ 】
直接キルティングしています 湿気を適度に吸収
【 デュエット羊毛硬わた3層タイプ 】 【 プロファイル硬わた三層タイプ 】
空気の層で保温性アップ 指圧効果を兼備えたプロファイル


6.自分に合ったフトンを選びましょう

 フトンの品質を左右するものは(1充填素材、(2)側生地、(3)構造ですが、それ以外にも次のようなポイントがあげられます。
●パーソナルニーズに合った寝具
 世の中には年老いた人・働き盛りの人、太った人・やせた人などいろいろな人がいます。寝具に求められるものも人によって異なります。例えば、太っていて汗っかきの男性、やせていて冷え性の女性が、同じフトンを使用するのは、不自然なことです。一般に男性には吸・放湿性に優れた素材、女性には保温性に優れた寝具に求められます。敷きふとんの耐久年数も個人差がでてきます。
 兄弟・親子であっても、身体的特徴や体質にはひとりひとり違いがあります。それがパーソナルニーズです。フトンの詰めもの素材だけでなく、その構造も多種多様です。それらの特徴を知ったうえで、体質や使用する環境に合った寝具をお選びください。

 たとえば西川産業は、人それぞれが持つパーソナルニーズに対応する寝具の開発しています。
◆ 冷え性の方向け寝具『女性専科』
◆ 敏感肌の方向け寝具『バイオナイト』
◆ 防ダニ寝具『セフティガード』

● 使い勝手を重視した寝具
ふとんは毎日使うもの。使う方の使い勝手の良さや、ライフスタイルにの変化に合わせた商品開発も大切な要素です。

◆ ウォッシャブル加工商品『JABJAB』、
◆ 抗菌防臭・防ダニ加工
 詰めものに加工を施したものや、側地に加工を施したもの。薬剤にも化学的なものや天然のものなど、様々な組み合わせがありますので、ご確認ください。

 ふとんを選ぶ際には使い方やご予算に応じて、各素材や加工の特徴をチェックされるとよいでしょう。
 ただし、ふとんは同じ素材であっても品質の違いで基本性能が大きく異なりやすく、中を開けて確認することができませんので、信頼のおけるお店で実際にさわって確かめられることをおすすめします。



補足1:覚えておきたいおふとん取り扱いのポイント
こちらからどうぞ


補足2:サイズ選びのチェックポイント
こちらからどうぞ


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