泰山は土壌を譲らず   ~16年7月1日

泰山(たいざん)土壌(どじょう)(ゆず)らず (ゆえ)()くその大を成す 河海(かかい)細流(さいりゅう)を (えら)ばず 故に

()くその深さを()す、という「史記(しき)」のはじめの言葉です。

泰山が大きな山になったのは、どのような小さな土くれでも辞退することなく,受け入れたからであり,大河も大海も,どのような小さな川の水も受け入れた故に,大きく深いものになったのですという言葉ですが、これは、大人物といわれる人は,どれほどつまらないと思われる意見でも、他人の言葉に耳を傾け、受け入れて参考にすることによって、大人物になるということを教えてくださった言葉です、即ち人間の大きさ,深さはどれだけのものが、受け入れられるのか、という包容力の大きさによるのです、

どんなに素晴らしい才能に恵まれ、どれほど素晴らしい考えをもっていても、

包容力の無い人は大人物になることは出来ませんし、また、その考えは通りません、人間は自らに才能があると、その才能を振りまわして、周りの人を相手かまわず切り回り、結局自らの身を滅ぼすことになりやすいのです、「能ある鷹は爪を隠す」とか、「上手の猫が爪を隠す」と言う諺がありますが、なかなか難しいことです、立派な爪があるとついそれが、使いたくなるものです、能ある鷹は爪隠す、よい人生をつくりたいものです、