今やこぞってインターネット。そこでの魅力造りとは?!
 コアラがインターネットに完全接続されたのは94年7月7日、話には聞いていた ものの実際にクリックすれば大分の隣にパリやボストン、ワシントンの写真がマスメ ディアに頼らずに自由にみれたことに興奮したもんです。
 実は、その時からインターネットは「まず観光から」と実感したしだい。
 そこでさっそく大分の紹介をしたい、と、ホームページが持てるよう試行錯誤でサ ーバーを用意(これって最初はマッキントッシュのパソコンで始めたんです)、確か 7月20日前後に別府のジャズフェスティバル会場、つまり、別府湾サービスエリア 付近と村山首相の実家の写真等を入れたのがそもそもの始まりだったんですね。
 当初は大学・研究機関以外で日本語でホームページを開設している所がすくなくて この程度の観光案内でも見て下さる方はそれなりにあって、アメリカ人も「murayama's real-home ?!」って面白がってくれてたのだが、それから今日に至るまでの2年に満たない期間は凄い速度でインターネットが普及。その普及拡大の中にそれらは埋 没していってしまった。ちょっと寂しいけど。

村上正人
(別府市役所)
 さて、今や全国のあちこちが地域紹介、すなわち観光案内を
行っていて、その中にどう埋没せずにおれるか?それぞれに競
い合っている。
 その中で95年春、大分県と別府市が造ったビーコンプラザ
(大型コンベンションホール)が竣工開館し、神戸震災もあっ
て通信学会関連の国際会議を受注。その国際会議受託の必須事
項がインターネットであったことはとても我々に幸いしたよう
です。
 何しろ、工事中に度々「これからの国際会議開催にはインタ
ーネット設備は不可欠です、是非とも整備しましょう 」と関係者に呼びかけ・嘆願・要請してきたものの不 調に終わっていたのですが、国際会議第一号ユーザーがさっそくにそれを望むとあっ てはビーコンプラザも動かざるを得ません。幸いにして我々コアラの設備があたこと (当時は地方に民間で自由に使えるインターネットが“在る”こと事態が珍しかった んです)、さらには市職員の村上さんの取り組みでいち早くビーコンプラザのホーム ページ作成に成功。会議は新聞などで報道されたとおり、大成功だったようで、我々 コアラグループに会議主催者から直々の感謝状が日本側責任者と海外側責任者の両者 から寄せられたほどにインターネットの存在が会議観光に強力に威力を発揮したもん です。
 しかし、この世界は“三ヶ月前は大昔し”であって、全国で自治体だけでなく企業 取り組みもどしどし登場。あるホテルは電子メールで予約可能をいち早く打ち出した りと、ああ、これはたいへん、我々もがんばらなくっちゃ!と、いうのが現状でしょ うか。
 いや、現状はもう少し進んで、インターネット利用者は当初の大学・研究機関関係 者のみならず、一般市民利用に広がってしまって「生活者としての利用」が自然と求 められ始めたことが気になっているんです。
 つまり、遠くからの一発勝負に近い観光客のみならず、福岡や大分の日常観光者が 雑誌「るるぶ」や「九州温泉マップ」を見るのと同じようにインターネットで事前利 用をしはじめるようになってきた。
個性の魅力に地域の持つ魅力を
 プラスアルファー

 さて、そうなるとビーコンのホームページだけに我々は頼れません。
 企業や自治体だけの単体的な取り組みではうまくいきません。  地域全域の面的取り組み、さらには様々な職種を含む統合的取り組みが求められて いるように思います。
 今、別府はいくつかのホテルが電子メールで予約を受け始めるだけでなく、地区名 や和風洋風などの形態、料金などで希望ホテルを選び出せるシステムまで用意されつ つあります。既に料飲組合では100件のクラブやスナックが検索できるようになっ ています。  湯布院でも同様に、“湯の坪”地区の各店各旅館が面的に互いを意識しあってホー ムページを創りあっています。
 これを更に押し進められるといいな、と、嬉しくなってきます。
 今や航空会社三社ともにホームページがあって発着時刻が調べられますし予約まで できそうな雰囲気ですから、交通機関、途中の交通状況、天気予報、レンタカー、地 区行事、美術館、アミューズメント施設、、、、それらを散策する「◎◎さんがお勧 めする食べ歩きコース」「××さんが好きな二人連れ旅行」などの個人案内(ホーム ページナビゲーション)などなど、、、できるといいなぁ。

  鶴田浩一郎
(ホテルニューツルタ)

深瀬俊夫
(別府料飲協同組合)

桑野和泉   
(玉の湯)  
人の顔が見えるコミュニケーション
 「マルチメディア観光都市」

 しかし、そうやってホームページができたって、それらが更新されなかったり、一 方向のお知らせだけであっては誰も振り向いてくれませんよね。
 単なるお知らせ、情報提供であるならば、よっぽどの専門情報が欲しいな。別府温 泉ということで京都大学や九州大学の方々にコアラの中に専門情報を科学博物館のよ うに創ってもらえないかしら?
 あたかもバーチャルな子供科学博物館のように別府の地獄構造を教え楽しめるものが できないかしら?

松村亮司
(コアラ会員)
 なぜ温泉治療が有益なのか教えてもらえないかしら?実際の科学博物館の数千分の 1の費用で建設できるし24時間開館で世界を相手にできるけど。 それに旅情はやっぱり人ですよね。ホームページの向こうにお店の人達が見えれば つい寄りたくなってしまう。湯布院の湯の坪グループは、コアラメンバーの松村さん 等の活躍でホームページの最後は必ずそこのご主人や奥さんが登場。「あぁ、この人 達に会いにいくんだなっ」って微笑んでしまいます。
 別府のホテル風月の甲斐さんは、ホームページで知って送られてきた電子メールの 送り主とメール交換が重なり「ホテルに泊まりに来られようとしてるのか、ちょっと 私に会いに来ようとしてるのか、、、」と笑ってますが、なるほど、あぁ、別府の宿 は“女将さん”がこうやってお客さんと交流してたんだなと私も感心。やっぱり人に あえることが嬉しいし、これからは女将さんだけでなくインターネットで従業員も含 めた観光に携わる人達一人一人がインターネットで客を呼び込むようになるかもしれ ん、なん
甲斐賢一
(ホテル風月)
て思ってしまう。顔の見える観光、顔の見えるホームページ創り、、、共通してるようですね。
 そういいつつ別府は都市規模的にも「マルチメディア観光都市宣言」などやるとか っこいいだろうなぁ。
新しい企画も盛りだくさん
 マルチメディアで大分を輝かそう

 さて、それらをサポートするコアラ事務局は、今日も大車輪。様々に準備中。
(1)毎週月曜19時30分からの30分で映像サービス中。
   4月からstreamworksという技術を使って画質は劣るもののTVのようにイン    ターネット上で映像サービスを行っています。ライブでサービスを行い、翌日以    降はそれらがビデオ・オン・デマンドで楽しめます。もちろん地球全域どこから    でも。
   今まで、コアラメンバーの取材で湯布院や中津、別府などを取り上げています。
(2)電子メールで週一回「イベント・コアラ」なる情報提供サービス開始中。
   福岡会員がとても多くなっているコアラです、そこで、福岡と大分を中心に北部    九州のお出かけ情報をコンパクトにまとめて電子メールで配信しています。福岡    の方々へは大分高速道開通で大分関連情報は嬉しいようです。反面、大分人にと    っては西日本新聞社や雑誌「博多独楽」等から寄せられる博多情報はだんだん面    白くなりそう。勿論、パソコンショップ情報も行楽情報に入ります!これらは近    々コアラメンバー以外の方々にもサービス開始する予定です。
(3)インターネットEXPOへの公式参加
   できるだけ世界の人に見ていただけるようチャンスを拡大すべく、今年一年間イ    ンターネット上で行われているバーチャルEXPOに参加、すでに公式サーバー    に「大分」のリンクが張られています。コアラのホームページが出てきますが。
   九州では長崎ハウステンボスが公式参画です。それも様々な企業とタイアップし    て。ハウステンボスとして大施設らしく多分素晴らしい凝ったものが登場するで    しょう。大分は湯布院のように個別のお店が個性豊かにホームページを創り、全    体として旅情豊かで散策すればするほど味が出せるイメージが表現できるといい    ですね。
(4)情報コンセントをいよいよやりましょう。
   既にインターネットEXPOがらみで用意された128Kbpsの専用線10本が    コアラメンバー企業や自宅に設置され快適に利用されはじめています。うらやま    しい限り。とにかく24時間自由に使いっぱなしの情報コンセントですから。
   近々、専用線にたよらず、必要なときのみ電話代が発生するダイアルアップLA    N型情報コンセント(コアラへの費用は専用線接続タイプと同じで、NTTの専    用線代金のかわりにISDN利用の通信料金がかかります)も実施したいと考えて    います。お問い合わせ下さい。
   勿論、来年春サービス予定のNTT版情報コンセントOCNサービスのことも研    究中です。なんとか県内地方ユーザーの福音となるよう頑張りたい!
(5)7月をめどにいよいよ双方向コミュニケーションに不可欠の「マルチメディア電     子会議」、写真や手書きの絵も簡単に送れる「マルチメディアメール」、一村    一品バーチャルショップに代わって数千のお店が登録でき、かつ、地域名や企業    名、売っている品目などで検索できる、かつ、クレジッドカードで代金決裁ので    きる「新一村一品バーチャルショップ」も鋭意準備中。
   といった具合で、、、ふぅ、やることがいっぱいだなぁ。これじゃたまらん、少    しリフレッシュでもするか、どこか息抜きできる処はっと、、、。
   インターネットって観光に始まり観光に終わりそう。