定例記者会見
日時:平成14年8月5日(月)午後1時30分
場所:第一応接室


■「住民基本台帳ネットワークシステムセキュリティ会議」の設置について
 ちょうど今日から大分県の各市町村で住民基本台帳ネットワークシステムが始まるわけでございます。これは全国一斉でございます。
 この問題をめぐっては、各市町村においても個人情報の保護等について、いろんな不安があって、中には接続をしないとか、選択制とか、いろんな状況が現れていることも事実でございます。
 大分県の場合は11市47町村、すべて接続するという方向で進んでおりますが、やはりいろいろとご心配される方も多いことから、県としても本日の部長会議で「大分県住民基本台帳ネットワークシステムセキュリティ会議」の設置を決めました。
 これは副知事を統括責任者とし、住民基本台帳ネットワークシステムのセキュリティ対策の決定・見直し、セキュリティ対策の遵守状況の確認、監査の実施、教育・研修の実施、またデータが他のことに悪用される等緊急時における対応策の決定・実施等を行い、万全を期してまいりたいということでこの会議の設置を決めたわけであります。
 
■高速道路建設推進に関する要請活動等について
 

次は道路問題でございますが、先般東京で県選出国会議員の方々と一緒に国土交通省その他各省庁を回って、大分県の重点要望についてお願いをしたところであります。
 またその翌日は「九州はひとつ開発推進大会」ということで、九州各県選出国会議員と九州各県知事、各県議会議長、九州・山口経済連合会等々の皆さんと要請活動をし、私と大野九州・山口経済連合会会長が総理はじめ各大臣、自民党の幹事長、政調会長にも高速道路整備についてお話を申し上げたところであります。
 すでに道路関係四公団民営化推進委員会において、いろいろと議論がなされているところでございますが、特に九州においては、高速道路、特に東九州自動車道は大分県にとっても、また九州全体にとっても循環型の交通体系ということで、ぜひこれを現在のシステムのもとで早く完成してもらいたい。それらを含む整備計画9,342キロの整備を料金プール制を堅持しながらやっていくことは、私が会長を務めている全国高速道路建設協議会で決めたことでもありますし、先般この民営化推進委員会の委員に対して全国知事会の代表が意見を陳述する機会があり、全国知事会の建設運輸調査委員長である青森県知事が全国知事会としての意見を述べましたが、事前に我々と意見の統一をして、同じ趣旨のことを述べていただきました。
 しかしながら民営化推進委員会での議論は、なかなかそういう地域の知事の言い分の方向に行くということにはなっていない状況でございます。
 私が常々申し上げているように、道路というのはなくてはならないシビルミニマムであって、決して地方にとって贅沢なものでもないし、一定区間ごとに区切って料金収入による採算だけを考えていくのではなく、それ以外に沿道の観光効果とか、医療効果とか、生命財産の安全面の効果とか、いろんな高速道路の効果も含めた採算ということで考えてもらいたいという意見を繰り返し言っているのですが、いま民営化推進委員会の議論はそういう議論ではなくて、短期的というか、短視的というか、そういう議論をしており、依然として我々の意見との間に接点が見つけ出されない状況です。したがって、引き続き全国高速道路建設協議会の会長として、また東九州自動車道建設促進協議会の会長として、できれば民営化推進委員会の各委員の方々にも直接会う機会を持って、引き続き努力してまいりたいと考えております。

 
■行事のお知らせ
 第一番目は「子ども職場見学」。これは昨年もいたしましが、県庁職員の子どもさんたちで県庁探検ということで、私とお話もするし、保護者の職場や働く姿を見ていただくということで8月19日に庁舎見学等をしていただくことにいたしております。
 かねがねモンゴル国の大統領、首相からぜひモンゴルで一村一品についてお話をしてもらいたいというご依頼がありました。またモンゴル国政府の官房長官からの要請もありますので、8月20日(火)から23日(金)にウランバートルに行って、大統領、首相等にもお目にかかり、またモンゴル国政府と大分県との友好協定の調印をいたしたいと思っております。
 私と、担当の渡辺企画文化部次長兼報道官、また大分モンゴル協会の会長さんも同行していただきます。大分の一村一品をぜひ導入したいということで、大分県からバヤンホンゴル県に地熱を利用した農業栽培についての技術者も派遣した経緯もございますが、そこの県の知事さんともお会いすることになっております。いまモンゴルは非常に日本からの訪問客も多いところでございますので、記者クラブの皆さん方にもぜひご同行していただきたいと思っております。
 それから、人づくり塾で、これから地域の核となる漁業経営者を育成するための「豊の浜塾」の第一期生の入塾式が8月28日(水)に行われます。
 また、毎年開催しておりますが、地域におけるボランティアリーダーの養成を目的に「大分県福祉ボランティア大学校」の入学式を8月30日(金)に行うことにいたしております。今年度の入学者は180名を予定いております。
 また、9月1日(日)に杵築市で「大分県総合防災訓練」を行います。県、各市町村、陸上自衛隊、県警本部、その他の機関も合同で総合的な防災訓練を私が総監で行いますので、お知らせをしておきます。
 それから、ワールドカップサッカーを契機に「世界学生サミット」を開催したいとAPUの学生さんから希望がありました。だんだんと話が進みまして、東京大学など国内の大学から20名、韓国のウルサン大学や中国の北京大学など海外の大学から50名、立命館大学から50名、県内大学から若干名、立命館アジア太平洋大学から100名の合計220名が集まり、「人類の安全保障」、「持続可能な発展」ををテーマに10月29日(火)から11月2日(土)までの予定で立命館アジア太平洋大学において「世界学生サミット」を開催する運びとなりました。
 モーリス・ストロング国連・平和大学学長さんが来られて、基調講演をしていただくことになっております。私も歓迎挨拶、講演をいたします。分科会や総会、共同声明等を行った後、舞台を京都の立命館大学に移して、シンポジウムを行います。こうした国連・平和大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学主催の「2002年世界学生サミット」を行うことに決まりましたので、今日の2時から立命館アジア太平洋大学の学長さんが記者会見で改めてこの話をすることになっております。
 
■トピックス
 あとはトピックスですが、県立芸術会館開館25周年記念のナポレオン展「英雄の生涯とその時代」を8月1日(木)から8月28日(水)まで開催しています。
 それから毎年開催していますが、お盆の時にアジアで活躍されてる大分県人の方をお招きして「アジア大分交流フォーラム」を8月17日(土)に大分東洋ホテルで行うことにいたしております。
 
 以上が私から申し上げることですが、この際、私から一言申し上げたいと思っております。
 かねがね皆さんからもワールドカップサッカー後の私の進退についていろいろお尋ねがあり、「しかるべき時期にしかるべきことを」と申し上げてきました。
 本日、私は来年の選挙には出馬をしないということを申し上げたいと思っております。
 ワールドカップサッカーが終わりました後、経済団体の方々、福祉団体の方々、青少年健全育成の関係団体の方々、農業団体の方々、婦人団体の方々、建設業界の方々、看護関係の指導者の方々、経済界では商工会議所、商工会、また経済同友会、また経営者協会の皆さんから、ぜひ引き続き県政を担当してもらいたいという要望が非常にございました。
 私も皆さん方の積極的なご激励に非常に感銘をいたしておりましたが、21世紀の大分県の創造に当たっては、新しい人にぜひやってもらうのがよいのではないかと、こういうことで決断をいたしました。これは私が常々申し上げるように政治家の出処進退は自ら決めることであり、私が自ら決断をいたしまして、本日申し上げる次第であります。
 ぜひとも引き続き21世紀の大分を発展させていく、よき人材に担っていただきたいとこのように思っております。
 
※知事発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理のうえ、作成しています。
[記録作成:企画文化部広報広聴課]

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