21世紀の地域づくりの提言
別府湾岸に21世紀の新産業構造ビジョンを持とう
平成5年4月
大分経済同友会別府湾みらい21委員会
(要旨)
別府湾岸に21世紀の新産業構造ビジョンを持とう。
そのために、
1)長期GDPの内容構成のグランドデザインづくりを、
2)特に、新産業として自動車産業、リゾート&リサーチ産業、港湾流通産等を
取り込むことを、
3)既存産業はそれらを意識した取り組みを、
4)新産都開発局に変わるものとして、広域的/統合的行政を指向する別府湾岸
振興局の創設を、
5)広域を支える道路インフラ、情報インフラづくりに惜しみない努力を、
期待したい。
はじめに
大分経済同友会は、バランスの取れた生活大県づくりを目指しており、その一
環として、別府湾岸に21世紀の新産業構造ビジョンをつくり、その実現に県
民一致して邁進することを提言する。
大分市周辺は、今、大分駅高架や、県病跡地などを利用した大型文化施設、中
心部商店街活性化のための大駐車場、総合運動公園、さらにはウォータフロン
ト開発など、様々な大型施設の建設が言われているが、それらの施設は大型で
あるがゆえに「ハードウェアづくり」のイメージが伴いがちである。それらは
個々には生活大県づくりの重要なステップであるが、互いが個性豊かにネット
ワークされることが一層の効果を産み出す、ということは言うまでもないこ
とであって、そのためには、ハードウェアづくりの目的である「住みたくなる
大分づくり」「若い人達が集まり住んでいる大分」を、もう一つ掘り下げた
「働く場としての大分づくり」、さらには「若い人達が働きたくなる魅力ある
地域づくり」、そして、「魅力ある産業構造を持つ大分づくり」こそ第一義の
目的である点を再認識する必要があるだろう。
さらに、周辺県に埋没しない地域特性を活かした、人を引き付ける産業構造が
都市のソフトウェアであることを踏まえ、そのソフトウェアにあった都市ハー
ドウェアづくりを行うことが個々のハードに個性を持たせ有機的にネットワー
クさせることになる、と、考えられるであろう。