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 The Last Samurai

 トム・クルーズ主演最新作「The Last Samurai」は、日本の武士道を西洋から見たサムライ・ドラマである。共演に渡辺謙、真田広之。

日本でもすでに話題作として注目されているこの「The Last Samurai」は、西洋の視点から描かれた武士道映画になっている。これまでハリウッドが描いてきたステレオタイプ的な日本人男性像は映画「オースティンパワーズ」に出てくる、眼鏡にスーツに出っ歯という典型的なものばかりで、しかも、戦争映画になると日本人の描き方などさらにヒドイものであった。だが、この「The Last Samurai」は一応、サムライを本物の日本人サムライとして描こうと努力している。渡辺謙の熱演もあってか、日本人男性がアメリカ映画で活躍する貴重な作品になっている。もちろん過去にも高倉健が刑事役を熱演した映画「ブラックレイン」もあったが、今回の作品ほど、日本人男性(もちろん侍としてだが)に対し尊敬を持って描かれたものは過去になかったように思える。

映画のシーンを見ると、明らかに日本には生息しない植物が画面で見られたり、歴史的背景がいい加減だったりするが、アメリカ人監督なりに理解した「侍」映画なのだと思って見るのが正解である。アメリカ人批評家が絶賛していた、トム・クルーズの迫真の演技を見てしまうと、細かい点はどうでもよくなってしまう。ひょっとして、トム・クルーズも「侍」に憧れた俳優の一人なのかもしれない。

内容の賛否はあっても、アメリカ人監督がまともに日本人男性(侍)を描こうとした作品として映画の歴史に残る作品なのかもしれない。

今回の評価100点満点中、80点
(武士道はすでに過去のもの。しかし、西洋から見ると新鮮で新しいものに見えるのかもしれません。)


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