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 黄泉がえり

 TVや雑誌などでバンバン宣伝されていますがご存じない方もいるかもしれないので一応、念のため。
「黄泉(よみ)の国」から死者が蘇ったということで、このタイトルは「よみがえり」と読みます。九州・阿蘇の一角で、ある日突然、亡くなった人たちが蘇るという現象が起こり、厚生省のエリート官僚・川田は調査のために自分の故郷でもある阿蘇にやってくる......という始まり。主演はSMAPの草なぎ君。私が彼のファンだということで贔屓目で見てしまってるかもしれないけど.......いやー、いい映画でしたよ!予告編ですでにうるうるしていた私なので、「本編見たらわんわん泣くだろうなー」と予想はしていたものの、もう大泣き。嗚咽って感じで大泣き。ストーリー展開は予想を超えた意外な展開で「ええっ?! そうきたか!」というひねりがありまして、ラストも余韻があって素敵でした。そういう意味では、予想以上にきちんと良く出来たファンタジー映画でした。メインは草なぎ君と、竹内結子演じる幼なじみと二人の共通の友達でもある亡くなった彼氏(伊勢谷友介)の話なんだけど。(この伊勢谷君が出てくるシーンも、さりげなく上手いんだ!)いろんな人々のエピソードがちりばめられていて、でも、それが決して、とっちらかった感じにはなってない。どれもそれぞれに、じーんとくる。私は特に田中邦衛演じる医者のエピソードで涙腺が歯止めきかなくなってしまいましたね。それ以降は、なんかもうほぼ全編しくしく泣きながら見ていた気がする。

「人の想いが死んだ人を蘇らせる」というのは、ちょっとフランス映画『ポネット』を思い出しましたね。あの中で、お母さんを交通事故で亡くした幼い女の子が、「お母さんの死」というのを受け入れられなくて、ずーっとお母さんの帰りを待つんだけど、友達の男の子に「死んだらもう戻ってこないんだよ。うちの死んだおじいちゃんは戻ってこなかったよ」と言われちゃう。そしたらポネットちゃんは「それは皆が心からおじいちゃんが帰ってくることを待っていなかったからよ」と言い返すんですよね。その部分を一瞬、思い出しました。竹内結子がさばさばした感じの女性というのも好感度高かった。草なぎ君とおでん食べるシーンとか、二人の長い友達付き合いが出ていて、いい感じでした。そういう細かいシーンが、さりげなく上手い映画だと思いました。もちろん草なぎ君の演技もね! 淡々としたというか穏やかな感じの普段のシーンの彼があるからこそ、激情にかられて爆発するシーンが胸にぐっときましたね。

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