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 Simone

 ジム・キャリー主演「トゥルーマン・ショー」のニュージーランド出身監督アンドリュー・ニコルが再び贈る「Simone」は、デジタル時代の映画全てに警鐘を鳴らす問題作だ。主演にアル・パチーノ。

<STORY>
 映画監督ビクター・トランスキー(アル・パチーノ)はヒット作に恵まれてなかった。おまけに最新作で起用された女優(ウィナノ・ライダー)も大根役者でわがままで言う事を聞かない。頭を痛めていたビクター監督の元に一通の小包が届く。中身はコンピュータのディスクが入っていた。「Simulation One」とタイトルの付いたディスクの中身はなんと、生身の人間に近い、CGで作り上げられた女優のデーターが入っていたのだった。何としても映画を成功させたいビクターはこのシュミレーションプログラムを使い、映画を制作するのであった。ビクターが生み出した女優の名前は「Simone」。はたして、ビクターの映画は成功するのであろうか・・・・

<解説>
 アンドリュー・ニコル監督が脚本、監督、プロデュースを兼ねる今回の作品は、非常に良く出来たコンセプトである。コンピュータの進歩により益々デジタル化する映画界を思いっきり皮肉った作品になっている。驚くべき点は架空の女優「Simone」の出来栄えである?らゆる女優の美しさを集めてできたようなリアルな女優「Simone」。監督曰く、モデルとなった人物はいるそうだが、あくまでも本編で動く「Simone」はCGで出来たものだというから驚きだ。日本のSF映画「ファイナル・ファンタジー」が登場した時も、CGの出来栄えに驚いたものだが、今回の「Simone」の登場はただ事ではない。残念ながら演出力不足と、脚本があまり面白く完成されていないのが残念だが、この動く「Simone」は必見である。思わず、CGで作られた女優がアカデミー賞にノミネートされる日は近いのではないかと予見してしまうほどである。そういえば、「Simone」が登場する遥か以前に、すでに日本ではCGで出来たアイドルがいたはずなのだが、どこへ行ったのだろうか?クローンじゃなくてもCGという人間製造方法があったとは、誰が予測出来ただろうか。本国アメリカでは人気がサッパリの「Simone」。しかし、デジタル時代のハリウッド映画界を舞台に、ブラックジョークで笑わせたこの映画、なかなか侮れないものがありますぞ。

今回の評価100点満点中、75点。
最後のクレジットが終わるまで席を立たずにご覧ください。最後に「Simone」のオマケシーンがついてます(笑)

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