4歳の男の子と2歳女の子の子どもがいます。上の息子が今日の朝左のほっぺたが痛いといいました。少し見ると少しはれているような感じです。幼稚園を休ませて病院に連れて行こうと思いましたが、いろんなホームページをみましたところ、病院に行っても薬などもらえないし、血液検査をしてもすぐにわからない、と書いていたので悩んでいます。
 家庭で気をつける点、生活習慣で気をつけること等、ご指導ください。

おたふく風邪の治療は、安静にする、冷やす、痛み止めの薬を使う、等の対症療法になりますので診断がはっきりしている場合はおうちで見ていてもよいでしょう。気をつける点としては、症状がひどい場合(腫れや熱がひどい、腫れ始めて3日過ぎても症状がひどくなっていく、痛みがひどくて食べられない、頭痛や吐き気がある、等)にはきちんと小児科を受診することでしょう。食事は食べやすい物であれば何でもあげてよいのですが、梅干しなどすっぱい物は耳下腺を刺激して痛みが強くなることがあります。また、兄弟がいる場合は、おたふく風邪の潜伏期間は2〜3週間(平均18日)ですので、それくらいたった頃に耳の下の腫れがないか注意してみてあげましょう。(3歳以下では、ウイルスがついても症状が出ない「不顕性感染」もかなりあります)。

おたふく風邪

http://www.coara.or.jp/baby/dr/1999/46.html

にも書いていますのでこちらも見て下さい。

 子どもの耳の下やほっぺたがはれた場合、8〜9割がおたふく風邪(流行性耳下腺炎)なのですが、おたふく風邪以外でも同じ様な症状が出ることがあります。耳下腺がはれる病気としては、細菌による「化膿性耳下腺炎」、おたふく風邪ウイルス以外のウイルスによる耳下腺炎、ウイルスなどがはっきりしない「反復性耳下腺炎」、唾液の出口に石がつまる「唾石症」などがあります。また、耳下腺がはれずにほっぺただけがはれている場合は、歯肉炎などが原因であることもあります。小児科では地域の流行の様子なども分かりますので、診断がはっきりしない場合は受診してもらってよいでしょう。

 血液の検査では、ウイルスの反応を見る「抗体価」は結果が分かるまで4,5日かかるため、急性期の診断には役に立ちません。しかし、髄膜炎などを起こした場合や、耳下腺炎を繰り返している場合は診断確定のために検査します。また、細菌性でないかどうか、本当に耳下腺がはれているかどうかを見る検査は結果がすぐに分かります。

 幼稚園の登園停止は「はれが引くまで」ですが、これもよく分からないときは小児科で判断してもらって下さい。

                      徳永洋一 


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