2週間程前から主人の親指から、4ケ月の息子の体に「とびひ」がうつったようで、薬を塗っていますが、 なかなか直りません。 病院からもらった薬は塗っています。
どうして「とびひ」になるのでしょうか?また、どうしたら直るのでしょうか?

「とびひ」は皮膚に黄色ブドウ球菌などのばい菌がついて水ぶくれやびらんを起こす ものです。正式には「伝染性膿痂疹」といいます。水ぶくれの中にばい菌がたくさん いるため、水ぶくれがつぶれて中の汁が皮膚の他の部位につくとそこにも水ぶくれが できて広がっていきます。アトピー性皮膚炎やあせもなど湿疹の状態がもともとある と、「とびひ」はできやすくて治りにくくなります。小さい子の場合、薬を塗って治 りかけていたのに、かゆみでかき破ってまた悪くなってしまった、ということもよく 起こります。

 治療は、抗生剤入りの軟膏と抗生剤の飲み薬を使います。皮膚の状態が悪いときは、 抗生剤とステロイドの混ざった軟膏を使います。びらん面が広いときは、軟膏を塗っ た上をガーゼで覆って保護します。かゆみでかき破りやすいので、爪をこまめに切る ように心がけます。また、かゆみが強いときはかゆみ止めの飲み薬を使うこともあり ます。

 これらの治療で、普通は4、5日から1週間程度で治っていきます。なかなか治らないのは、かき破って悪化させているか、抗生剤が効きにくいばい菌なのかのどちらか だと思います。前者の場合は、かゆみを減らしたりかき破りを少なくする工夫が必要 でしょう。後者の場合は、皮膚についているばい菌の検査をして、十分に効果のある 抗生剤に変更する必要があります。いずれにしてももう一度小児科(または皮膚科) に相談して、よい治療を考えてもらった方がよいと思います。

                      徳永洋一 


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