子どもによく見られる病気で「そけいヘルニア」というのがあると聞きました。どんな病気で何に気をつければ良いのでしょうか?

赤ちゃんが泣いたりしておなかに力を入れた時に、そけい部(ももの付け根の部分)がぽっこりふくれる病気です。これは、おなかの中にあった腸の一部が、そけい部にはみ出してきているものです。強く泣くと大きくなり、押さえると、「グルッ」と音を立てて元に戻ります。女の子では、中身が「卵巣」のこともあります。

 気になったら、まずは小児科か小児外科にかかって、きちんと診断してもらうことでしょう。自然に治る場合も時にあるようですが、「かんとん」(ヘルニアが出たまま戻らなくなること)の危険もあり、手術が簡単で効果も高いことから、比較的早期に手術をして治します。

 手術までの間は、やはり「かんとん」に注意します。押さえて戻りにくくても、小児科や小児外科の医師が処置するとうまく戻ることもあるので、早めに救急病院で処置してもらうとよいでしょう。長時間ヘルニアが出っぱなしの場合や、痛がったり吐いたりする場合は、腸がねじれてしまっていることがあります。この場合、時間がたつとねじれた部分の血のめぐりが悪くなって、青黒くなってきたりします。こうなると場合によっては痛んだ腸を切り取ってしまわなければならなくなることもあります。

 そけいヘルニアのことは、第26回「おちんちんの膨れ」にも書いています。
http://www.coara.or.jp/baby/dr/1999/26.html


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