現在30才9ヶ月。初めての妊娠です。検診で、胎児の首の後ろに3.3ミリの浮腫がありダウン症の疑いがあると言われました。1週間毎に様子を見て場合によっては羊水検査をした方がいいかもとも言われました。いろいろと調べるうちに不安になってきました。首の後ろの浮腫とはどういう意味をあらわすのでしょうか?

 

 胎児エコーで首の後ろに3mm以上の浮腫が見られる場合にダウン症候群やその他の染色体異常の確率が高くなることが知られています。浮腫の厚さがもっと厚い場合は、胎児の流産や死産も十数%起こると言われています。ただし、胎児が正常でも首の後ろの浮腫が見られることがあり、この所見だけでダウン症候群であるかどうか、流産になるかどうかを断定することはできません。

羊水検査をすれば、診断は確定できますが、子宮に針を刺して羊水を抜く必要があるため、検査に伴う流産の危険性もあります。また、検査結果が出るまでに 2-3週間と時間がかかります。

ダウン症候群は比較的頻度の高い染色体異常です。出産年齢が高くなるほどダウン症の子どもが生まれる確率は高くなりますが、若年の出産でも一定の確率で生まれます。

ダウン症候群は、重度の心疾患の合併がなければ、ある程度の知的障害はあっても健康に大きくなります。胎児の羊水検査をして異常があった場合、人工流産の決断をする人もいますし、妊娠を継続する人もたくさんいます。また、診断を確定する検査をあえてしない決断をする人もいます。一律にどうしなければならないと決められるものでもありません。

今後予想される経過や検査のことなど、産科の主治医の先生にしっかり説明していただいた上で、今後のことについてご相談されるのがよいと思います。

                         徳永洋一 


*このページで掲載している内容については、一般的なことをお答えしております、具体的な事柄の判断や決定にあたっては、かかりつけ医等に相談して下さい

徳永せんせいへの質問を受け付けています。
 お子様の年齢と質問したい内容を具体的に記入して、電子メールにてお送りください。
 送られてきたメールから、毎月4つの質問を選んで、Q&A形式でこのページへお答えを掲載
 いたします。(お答えできるメールは4つのみとなります)
 【 送り先電子メールbabyroom@elf.coara.or.jp 】

過去のQ&Aへ