長男(5歳)が昨日の朝から左頬にふくらみがあり、小児科で「おたふく風邪」と診断 されました。次男(2歳)も当然移るだろうと思うのですが、主人(28歳)がまだおた ふく風邪に感染したことないらしく、こういう場合、予防接種を受けても効果がある のかどうかわからず、悩んでいます。去年の夏は、長男の水疱瘡をもらい、今春はお たふく風邪かと思うと、できるならば予防接種を受けさせたい、と思いまして。何か ひとこと頂けたら・・・と思っています。

おたふく風邪の免疫のない人がおたふく風邪の人と接触した場合、接触後にワクチン を打っても予防効果はありません。ですから、潜伏期間(接触後2-3週間)の後にお たふく風邪を発症しなかった場合にその後の予防接種を考えるのがよいでしょう。

 おたふく風邪では麻疹や水痘と比べて不顕性感染(ウイルスに感染しても症状が出な いまま経過すること)が起こりやすいため、ご主人が今回発症しないとすれば、次の 3つの場合が考えられます。

(1)今回、感染を起こさず、免疫を持っていない。

(2)今回、不顕性感染を起こして、免疫ができた。

(3)これまでに不顕性感染を起こしていて、すでに免疫を持っていた。

(1)の場合は今後もおたふく風邪患者と接触すると、感染する可能性があります。 (2)、(3)の場合は既におたふく風邪の免疫ができているため、今後おたふく風邪にか かることはありません。免疫があるかないかは、血液検査をすれば分かります。

そこで、予防接種の考え方ですが、

(A)血液検査でおたふく風邪の免疫を確認し、免疫がない場合にのみワクチンを打つ。

(B)免疫の有無に関わらず、血液検査をせずにワクチンを打つ。

の2つの方法があります。

 ワクチン接種にも少ないながら副作用がありますから、無駄な接種を避けるという意 味では(A)の方法をとるのが理想的です。しかし、この場合は検査とワクチンの両方 のコストがかかりますし、検査にも1週間程度かかります。

 一方、免疫がある人にワクチンを打ったからといって副作用が強くなったりすること はありません。また、元からある免疫力はワクチン接種によって強化されるので、こ の場合もワクチンを打つメリットはあります。

 お近くの内科か小児科で相談されて、どちらか納得のいく方法で接種されればよいと 思います。               徳永洋一 


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