3か月になる男児です。妊娠中から超音波で診察されている時におちんちんに水がた まっているといわれていました。「そのうち、水が抜けてくるから何もしなくてい い」といわれましたが今も、ふくれている感じで大きいままです。お風呂に入ると、 透けてみえる感じがします。特に痛がる様子もないのですが、このまま本当に何もし ないでほうっておいて大丈夫でしょうか?

これは「陰嚢水腫」と言われるものだと思います。

 睾丸はもともとは赤ちゃんのおなかの中にあり、在胎30週頃までにそけい部(足のつ けねの部分)を通って陰嚢の中に下りてきます。このときの通り道は通常はその後閉 じてしまうのですが、小さな穴が残っているとおなかの中から体液が下りてきて睾丸 の周囲にたまります。これが陰嚢水腫です。赤みや痛みが無く、光を当てると透けて 見えるのが特徴です。時々そけいヘルニアを合併していることもあるので注意が必要 です。

 8〜9割以上は自然に治るため、何もせずに様子を見ます。1才を越えて自然治癒し ない場合は専門医(小児外科、泌尿器科)に紹介します。治療(手術)はさらに1, 2年経過を見て治癒傾向がない場合に行います。また、そけいヘルニアや停留睾丸を 合併している場合、水腫が非常に大きい場合も手術の対象になります。

 生後、きちんとした診断がされている場合は、1才頃までは定期的に診察を受けなが ら様子を見ていて良いでしょう。

                 徳永洋一 


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