2003.11.7


 

育児は愛情(前編)

<担当>角 健吾

人が動物を育てると言う事は、とても大きな責任を負う事になります。

当園では、様々な理由で動物の赤ちゃんを人工哺育に切り替えて育てます。人工哺育を行うことは、親の代わりをすると言う大きな責任があります。
人工哺育で育てられた赤ちゃんは、ある程度大きくなると仲間が待つ動物セクションに戻さなくてはなりません。

しかしその時、スタッフの育て方によって群れに馴染むものとそうでないものにわかれてしまいます。『悪い事は悪いと教える』育て方のされた赤ちゃんと、なにをしても『かわいい、かわいい』と育てられた赤ちゃんは性格も全く違ってきます。


これから仲良くしようね


ライオンの子どもの例を上げると、動物は可愛がるだけではいけないようです。その育て方の違いは、セクションに戻ってから影響します。

例えばセクションに戻った子どもたちはセクションデビューに向けて、まずは同じ年代の子どもたちとグループで過ごします。そこですでに群れに馴染もうとしない、馴染めないものもいるのです。

次に大人のライオンに対し、においと顔を覚えてもらってから、セクションに出ることができます。(ドラマチックシーズンパート2参照)同年代の友達と馴染めなかったライオンの子どもは、セクションに出てから、ライオン社会の本当の厳しさを教えられるのです。



大人のライオン社会


人間同士でも『挨拶』という行為は、一番のコミュニケーションです。 その挨拶でつながるもの、そして時には争いにだってなる事もあります。

動物も同じです。通常は本能で気付く事ですが、過保護な育児はその本能さえも忘れさせてしまうのです。 つづく

 

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