村−昼の夜、夜の昼−。
オアシスひろば21を表現空間にして繰り広げられるコンテンポラリーアートの世界
場所:オアシスひろば21・アトリウムプラザ
日時:11月3日(水)から23日(火)
問い合わせ:(財)大分県文化振興財団・文化情報課(TEL:097-533-4002)


オアシスひろば21に突如現れたバラック小屋。

”グランシアタ”でのコンサートや舞台、”スペースBe”での映画祭等、大分の芸術の中心地とでもいうべき、様々なアートを発信しているオアシスひろば21が、誕生一周年祭の一環とし、開催している、”21世紀の場所-OASIS ART GROOVE”
絵画等の展示会ではなく、オアシス広場全体の空間を利用し、動きのあるアートを表現しようと様々なイベントが行われています。

11月3日から23日までは、1階・アトリウムプラザで、大分美術研究所二宮圭一さん”村−昼の夜、夜の昼−”の作品展が行われています。

戦後、西洋文明の影響を受けてきた私達の生活。過去から現在へと、生活様式、環境、そして価値観までも多様に変貌し、21世紀へと続いていく未来には一体どんな世界が待ち受けているのでしょう。。。

「近代的な建物のオアシスひろば21に、敢えて昔風の小屋を作り、私達の過去、現在そして未来へと続く様な空間を作り上げたかった」と、二宮さんは話されます。

「平面的な絵画等は美術館で常時展示されているので、アトリウムプラザの広い空間を利用して、においまでをも感じられる、生活感のあるものを作り出したかったので」と、”物”ではなく、”人”に焦点をあて、出展者と鑑賞者が一緒に参加できる展示会が作られています。

「過去、私達は土地を媒介とし、人と交わり助け合い、”村”と呼ばれる集団の中で生活してきました。生活習慣や文明が発達した現在、そして未来では、昔と同じ形ではなくとも、人々は”群れ”の中で生きていくでしょう。しかし、変化する環境の中で、私達はどう対応していけばいいのでしょうか」と、そんなテーマを込められているという今回の作品。

散髪屋、学校、手ぬぐい屋等色々なお店が出店され、会場はある種の”村”となっています。

取材をした私は、木製の小屋にごちゃごちゃと並べられた雑貨をみて、「何なんだろう?それにしても面白い、変わった試みだなあ」と、展示を新しい風景に感じました。でも年配の方は反対に、昔自分達が生活した家が再現した様で、「懐かしい」と、言われてたのだとか。そのジェネレーションギャップが面白いですよね。

近代空間の中に出現した、”村”。
昔ながらの手ぬぐい屋や、今風のネイルアート等、様々な時間が存在する不思議な空間になっていて、ちょっとタイムスリップした様な面白い感覚が味わえ、楽しい展示会です。


コアラトップページへ (1999年11月 Reported by Y. Kusamoto)