安らぎの空間

別府カトリック教会

別府市末広町1−14


  レンガホールの西隣りにゴシック様式のカトリック教会が聳えている。

 この鉄筋コンクリート造の聖堂が建設された昭和25年は、別府国際観光温泉文化都市法が公布された年である。

 イタリア人神父を中心に欧米日の国際的協力によってできた聖堂は、市中で一際目立ち、国際都市別府を象徴するランドマークになっていた。

 フランスのスペイン国境沿いの町ルルドの聖堂をモデルにして造ったといわれ、左右対称形で、窓や出入口の上に尖頭アーチを用い、鐘塔の4つの鐘が1日3回ドレミソの音階で市民に時を告げている。

 聖堂内部に入ると玄関から祭壇までの問に、赤いじゅうたんが敷き詰められている。

 正面に十字架のキリストを中心にイタリア大理石の祭壇が設けられ、両側にモザイクタイルで洗礼を受けるキリストや聖ドンボスコの像が画かれている

 教会も最近は信者でない人にとっても、クリスマスや結婚式を通して身近な建物になってきた。

 静まりかえった聖堂で、神を称えるパイプオルガンの演奏を聞いていると、安らぎを与えてくれるこの宗教的な空間を私たちの暮らしの中で生かせれば、もっと潤いのあるまちづくりができるのではなかろうか。

(H5.2)
 


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