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最終更新

2006/4/20


お問い合わせは

映画「ぬちどぅ 魂の声」
 上映事務局

tel&fax 0977-85-5003

メール yufukiri@fat.coara.or.jp


自主上映のお申込も上記、事務局まで

チラシ作成用素材

上映申込用書式


リンク


<これまでの試写会・上映会>

10月16日 沖縄県 辺野古・命を守る会事務所

10月17日 沖縄県 那覇市教育福祉会館

11月5日 東京都 武蔵関リサイクルショップ街

11月6日 東京都 SCATセミナールーム

11月13日 京都府「ひと・まち交流館 京都」

11月14日 大阪府 ドーンセンター

12月2日 沖縄 名護労働福祉センター

12月4日 沖縄県 くすぬち平和文化館

12月4日 三重県 日本キリスト教団 桑名教会

12月11日 石川県 聞善寺

12月15日 福岡県 九州キリスト教会館

12月18日 大分県 NHK大分「キャンバス」

12月26日 愛知県 名古屋市 ウィルあいち

1月15日 京都府 ひと・まち交流館 京都

1月21日 東京都 文京区民センター

1月22日 東京都 府中市 ルミエール府中

1月22日 東京都 津田塾大学

2月20日 静岡県 浜松市 ザザシティ浜松パレット

3月18日 愛知県 名古屋市女性会館

4月17日 兵庫県 姫路市 姫路文学館

5月3日 東京都 小岩 メイシネマ祭'05

5月13日 東京都 代々木区民会館

5月19日 大分県 湯布院町 コミュニティセンター

6月10日 東京都 三鷹市 国際基督教大学 本館教室

6月23日 石川県 金沢市 金沢大学角間キャンパス

7月9日 福岡県 福岡市女性センター アミカス4Fホール

7月28日 東京都 町田市 まちだ中央公民館

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【挨拶&解説に代えて】

西山正啓(ドキュメンタリー映画作家)

混迷する時代だからこそ
“命生き”“ぬちどぅ”の魂を伝えたい。


 春頃から韓国・沖縄・日出生台で折々に撮影していた平和運動の記録をまとめる作業を始めていました。折々というのは、特に2001年9月11日に起きた同時多発テロ以後のこと。きっかけはたまに撮影した少ない映像とはいえ、5年も経つとそれらの映像が貴重な記録となっていることに気づいたからです。


 2001年5月、第4回湯布院文化・記録映画祭で映画「
梅香里メヒャンニ」(78分)を発表しました。この映画は大分県日出生台演習場で毎年行なわれている米海兵隊実弾砲撃演習に反対する「ローカルNET大分・日出生台」の人たちと一緒につくった作品で、広大な干潟と田畑を駐韓米空軍の射爆場にされ、生活基盤を奪われた梅香里住民の長年にわたる闘争と、米軍人による殺人、強盗、レイプなどの凶悪犯罪に立ち向かった女性たちの不屈の闘いを記録しています。日出生台の演習反対運動にかかわる人たちが沖縄、韓国の人々と交流するなかで映画「梅香里」が生まれ、上映によって全国各地住民との交流の輪がさらに広がりました。沖縄では何ひとつ進まない普天間ヘリ基地返還。名護市辺野古沖のジュゴンが生息する美ら海を広大な軍事基地にしようとする政治的な策動。干潟の埋め立てなど本島東海岸で進行する乱開発と環境破壊。狭い沖縄に日本の矛盾が凝縮して見えます。


 8月13日、沖縄宜野湾市の沖縄国際大学に米軍輸送ヘリコプターが墜落・炎上しました。現場検証を拒否されたのにもかかわらず抗議もしない、沖縄県民の声に耳を傾けようとしない日本政府。辺野古では9月9日に那覇防衛施設局が海上ヘリ基地着工に向けボーリング調査を強行した。しかし、伊波洋一宜野湾市長は9月12日「米軍ヘリ墜落事故に抗議する宜野湾市民大会」で3万人の参加者を前に「辺野古移設を前提としない普天間基地の早期返還を求めていく」ときっぱり宣言、沖縄の民意をはっきり示したのです。あの美ら海を殺してはいけない。人を殺す軍事基地にしてはいけない。米軍ヘリ墜落事故は沖縄の“ぬちどぅ魂”を激しく揺さぶっています。4月19日から続けられてきた座り込み阻止行動がいっきに正念場を迎えました。


 新作ドキュメンタリー「韓国・沖縄・日出生台/ぬちどぅ魂の声」は題名通り三地域の<安全保障に名を借りた全ての軍事暴力に抗議する人々の記録>です。編集作業を始めてから「草の根通信」の発行者で作家の松下竜一さんが亡くなられた。松下さんは毎年、日出生台で行われる米海兵隊の実弾砲撃演習の抗議行動に参加されていました。私たちは松下さんが現場で残した言葉を幸運にも映像で記録していました。その言葉に参加者がいつも大きな励ましと勇気をもらっていたのはいうまでもありません。

 この映画に記録した松下竜一さんや韓国・沖縄・日出生台の“命生きする”人たちの思想と行動は混迷する時代だからこそさん然と輝くのです。ぜひ映画を見てください。そして上映会を企画してください。沖縄で進行中の重大な出来事を一人でも多くの人たちに伝えていただきたいのです。


※ 命生き(いのちき)は大分県地方の言葉で命の糧、生業などを意味するが、共に助け合いながら生きるという民衆の共生観、共生思想でもある。ぬちどぅ宝(いのちこそ宝)。


● 西山正啓(にしやままさひろ) 

1977年土本典昭監督の<水俣病>記録映画スタッフに参加。
初監督作品は「みちことオーサ」(1982年)。
代表作に
「ゆんたんざ沖縄」
「しがらきから吹いてくる風」
「ベトナムに生まれて〜枯葉剤を浴びた村から」
「梅香里メヒャンニ」
「未来世を生きる〜沖縄戦とチビチリガマ」
「朋の時間〜母たちの季節」
などがある。



DVD・VHSビデオ販売を始めました!

● DVDまたはVHSビデオ


    個人視聴用 8000円

    上映権付  15000円

(「個人視聴用」は、個人、あるいは小さな内輪のグループ内に限って上映可能です。
 広く一般上映を呼びかける場合は「上映権付」で購入いただきますと、
 「ぬちどぅ魂の声」上映事務局にご連絡をいただかずに、自由に何回でも上映会の開催が
 可能です。なお、事務局にご連絡をいただけば、当ホームページに掲載可能です)

● ビデオ/DVD購入料金の振り込み口座は以下のとおりです。

<郵便振替口座>
■口座名義:遊花ゆい工房
■口座番号:01760-1-41449

お問い合わせ、お申し込みは、Tel&Fax 0977-85-5003
       e-mail
yufukiri@fat.coara.or.jpまで



2004年8月13日

沖縄国際大学構内に

米軍大型ヘリが墜落、炎上した。

この事故は、
あらためて軍事基地と隣り合わせの暮らしが
いかに危険なものであるかを住民に再認識させた。

しかし、その後、米軍が事故現場を閉鎖し、
日本の警察の立ち入りさえも拒否し、
事故機の撤去作業をすませてしまった。

戦後60年たった今もまだ続く
まるで植民地であるかのごとき沖縄での米軍の振る舞いに
宜野湾市民の怒りは頂点に達した。

9月12日、宜野湾市民大会。参加者は、主催者の1万人をはるかに超える3万人が集まった。

伊波宜野湾市長
市民大会でアピールする女子高校生

さらに、9月9日、那覇防衛施設局は、

普天間の代替施設として辺野古沖に建設しようとしている

米海兵隊の巨大軍事基地のためのボーリング調査を強行着手した。

辺野古の海岸に張られたテントでは、4月半ばから、ボーリング調査阻止のための座り込み。

ついに始まったボーリング調査を阻止するため、住民たちは船やカヌーで海へとこぎ出した。

しかし、那覇防衛施設局のとった行動は・・・


日出生台(ひじゅうだい)

---本土の中の「沖縄」

大分県湯布院町の北部にある日出生台演習場。
1898年から軍事演習場とされ、
旧陸軍、進駐軍、自衛隊と常に国家の軍事政策の下で
100年以上にわたって
人々は翻弄され、脅かされ続けてきた。

1996年、国は沖縄の「痛みを軽減する」という名目で、
沖縄の県道104号線越え実弾砲撃演習を
日出生台を含む本土5箇所に分散移転した。


しかし、移転されたその先もまた
国防の負担を負わされ続けてきた
「本土の中の沖縄」だった。

東西16キロ、南北5キロ。4900ヘクタールの広大な草原の演習場。かつてはこの中にいくつもの集落があり、たくさんの人の営みがあった。演習場の拡張とともに、地域住民は立ち退きを迫られてきた。

沖縄から反戦地主ら20人が参加した米海兵隊実弾砲撃演習に抗議する日出生台ゲート前集会。

日出生台演習場に隣接する小野原(おのばる)という地域で、畜産を営む衛藤洋次さん。

今年、6月に亡くなられた松下竜一さん。人の集まるのが少ない集会であればあるほど、必ず中津から3時間以上をかけて、日出生台までかけつけた。

幸いにもビデオに収められていた松下さんの残した言葉は、混迷の時代に一筋の光となって私たちの胸に届く。


韓国・梅香里(メヒャンニ)

朝鮮半島の中央部、ソウルから南西に60キロ。
広大な干潟と豊かな海の幸に恵まれ、人々が安らかに暮らす漁村があった。
春になると海岸線に群生する梅の香りが村中に満ち、
「梅香里(メヒャンニ)」と呼ばれた。


 1951年、米軍によって、この村は米空軍射爆場とされた。
 村の人々は農業や漁業などの生活手段を奪われ、
加えて度重なる米軍機による誤射、誤爆、不発弾の爆発事故、
爆音被害に苦しめられる長い年月が始まった。


沖縄で、韓国で、日出生台で、
そして、基地や演習場とされた様々な場所で、
人々の平和に暮らす権利が
「国家の安全保障」の名の下に
踏みにじられている。

 少数の犠牲の上に多数の安全と繁栄が保証されるという
二十世紀的な構造はすでに破綻し始めている。

この映画は、そのような理不尽に対して抵抗し、
そして「現実」を変えていこうとする人々の記録である。