John H. O'hey 中佐 様
要請文
あなた方米海兵隊は、私たち住民の願いを無視して、これまで日出生台で3度の実弾砲撃演習を強行してきた。特に昨年の米軍演習2日目の2月9日の公開訓練では、見学に来ていた民間人に155ミリ砲という危険な武器の引き金を引かせるという前代未聞の事件を引き起こした。これには、住民はもとより、大分県、地元3町も強い遺憾の意を表明する騒ぎとなったが、原因当事者の米海兵隊は一切の謝罪も釈明もないまま、さっさと引き上げてしまった。
これが日頃、「良き隣人」を自称する在日米軍の態度なのか。このことは在日米軍が、いざ問題を起こしたときにはなんの責任もとらないという在日米軍の無責任体質を露呈したものであり、米軍内部に規律とモラル、緊張感の低下、住民軽視の姿勢が進んでいるものと言わざるをえない。
一昨日、1月23日に行われた米軍車両の搬入においても、米軍車両3台が故障、九州横断道路に渋滞を引き起こし、地域住民の生活を混乱させた。一般道さえもまともに走れない整備不良車で訓練などできようはずもない。私たちは、今回の米海兵隊部隊においても、規律のゆるみ、緊張感の欠如がすでに生じているのではないかとの不安を持たざるをえない。このような状況下で、私たちの故郷を使ってまた米軍の訓練が開始されようとしていることを、地域住民である私たちが見すごせないのは当然のことだ。
また、米海兵隊はアフガンで行われている米軍による軍事作戦にも参戦した。その米海兵隊が日出生台を使うことで、私たちは故郷大分の地が戦場へと直結した場所にさせられつつあることに強い懸念を持っている。報復はあらたな報復を招き、暴力はさらなる暴力を招くだけであり、むしろ本質的な解決を遠ざけるだけだと言わざるをえない。
私たちが持っている日本の平和憲法はかつてのこの国の苦い経験から、世界の平和実現のために武力によらない解決方法を探り、実践することを、国民と政府に対して求めている。
さらに、あらためて確認したいうのは、この地域の主権者は私たち地域住民であって、日本政府でも、米軍でもないということである。
よって私たちは、以下のことを米海兵隊に対して求めるものである。
1、予定されている日出生台での米軍演習を中止し、即時撤収すること。
2、沖縄をはじめとする在日米軍を撤収させること。
3、前任のケリー中佐が過去2回おこなったように、私たち演習に反対する住民との直接会見の場を持つこと。
2002年1月25日
米軍基地と日本をどうするローカルNET大分・日出生台