福岡防衛施設局現地対策本部長
広瀬行成様
2002年2月5日、20時より21時過ぎまで、広瀬現地対策本部長を含む防衛施
設局員とおぼしき5名と、米海兵隊員とおぼしき外国人6名が、湯布院町内の
ビアホール(湯布院ハーベストファーム内)において、飲酒を伴う会合の席を
持っていたという事実が確認されている。日出生台での米軍演習に関する最高
責任を負う広瀬現地対策本部長が、まだ日出生台で演習が行われているその最
中に、責任担当の持ち場を離れ、米兵との飲酒を伴う会合に参加していたこと
は、あまりに不謹慎、かつ非常識な行為であると言わざるをえない。
地元3町や私たち住民は、再三にわたって、米兵外出の自粛要請をしてきたところ
であり、福岡防衛施設局もその件については重々認識しているものと考えてい
たが、今回の件については、福岡防衛施設局の基本的姿勢に、あらためて根本
的な疑問を抱かざるをえない。
すでに日出生台演習場内には私たちの血税を投じて建てられた3階建て宿泊施設、
巨大食堂施設に加え、福岡防衛施設局の現地対策本部もあり、この程度の人数の
会合であれば、それらの場内施設を使用するのが当然のことである。
今回の福岡防衛施設局と米軍による行為は、毎日、演習終了まで現地対策本部に
つめ、あるいは巡回を行い、緊張を強いられている地元の町村職員、県職員、
消防団らの努力を愚弄する行為であり、住民感情への配慮をあまりに欠いていると
言わわざるをえない。またそのような行為を平然と行う米軍、防衛施設局の認識、
感覚と、私たち一般庶民が持つそれとの隔たりの大きさには唖然とするばかりである。
昨年の日出生台での米軍演習では、米海兵隊と福岡防衛施設局の緊張感と周辺住民への配慮
の欠如、規律とモラルの低下が大きな問題となったが、今年になってもまった
く改善されてないどころか、さらに悪くなっているとみなさざるをえない。
よって、私たちは、福岡防衛施設局と現地対策本部長に対して、この件につ
いて厳重に抗議をし、再発防止を求めるとともに、以下、要請する。
1)2月5日、20時頃より、21時頃まで湯布院ハーベストファームにて飲酒会
合をおこなっていたメンバーの身分の詳細についてあきらかにされたい。
2)演習がまだ終了していない時間帯に、演習場外のビアホールで飲酒しなが
ら会合の場を持つということが、誰の責任において決定されたのか、あきらか
にされたい。
3)今回のような福岡防衛施設局が日出生台の海兵隊員らを演
習場外に連れ出して、接待、あるいはともに飲酒を伴う会合を持つことはすで
に常態化しているのか、あきらかにされたい。
4)2月5日午後6時半頃には、日出生台で演習中であった米海兵隊員が負傷し、
ヘリで別府駐屯地に搬送され、新別府病院で手当を受けるという事故がおきたことが
報道されている。
演習場内でそのような事故のおきたその日に、演習終了前に持ち場を抜け出し
て、米海兵隊員らと飲酒を伴う会合を持っていた広瀬現地対策本部長の対して
は猛省を求めるとともに、この件に関する公の場での釈明を求める。
以上、ことの重大性に鑑みて、上記の件について、即時対応して下さるよう
求める。
2002/2/6
福岡防衛施設局広報官 柿原さん電話口頭での回答(2002/2/16):
2月5日、20時頃から約1時間、広瀬福岡防衛施設局の現地対策本部長と、
在日米軍司令部、防衛施設庁、米海兵隊の担当者と意見交換を兼ねた食事を
湯布院町内のホテル内レストランで行った。
抗議要請文には「ビアホール」と書いてありましたが、これホテル内のレストランですから。
そういうことにつきましては、福岡局としましては、何ら問題はないというふうに考えている。
2月5日の会合参加者の内訳は?
福岡防衛施設局から広瀬現地対策本部長を含む2名(一人は通訳)。
防衛施設庁から3人。
在日米軍横田司令部から2人。
米海兵隊員4人。
質問の内容については、6日に私がお話ししましたあのとおり。
箇条書きで項目がありましたが、個々の質問については、お答えはできません。
私どものほうとしましてはなんら問題ないと考えています。というのは先ほど
もうしましたように、在日米軍司令部、防衛施設庁、米海兵隊の訓練の担当者と
意見交換を兼ねた食事をするというようなことは、現地対策本部長の大切な
業務の一環であると考えているので、何ら問題ない。
個々の質問については話しをすることを控える。
もうすべて内容はこの前話した通り。
<2月6日の防衛施設局側の回答を総合すると以下のとおり>
2月5日、20時頃から約1時間、演習場に見えた来訪者の方、米軍の横田の関係者、
防衛施設庁関係者数名と、意見交換を兼ねた食事を行ったということで、
その際、数名の海兵隊員の方も同席された。酒を飲んだというのは宴会ということではない。
あくまで意見交換を兼ねた食事。
現地対策本部長には、いろんな業務があり、その中で関係者と意見交換というような
ことも大切な業務の一環と考えている。例えば演習中であっても、例えば3町の打ち合わせで
外出するとかいうこともある。いわゆる演習場の外で、関係者と意見交換を行うと
いうことは、ケースバイケースでありえる。いわゆる来訪者の方、いろんな立場の方が
ありますから、場合によってはビールを飲むこともあり得る。
別に酒を飲んでうんぬんというよりは、確かに乾杯程度はおこなったというふうに
聞いてますが、通常の酒飲み会をやったとかそういうことではありませんで、
あくまで意見交換を伴う食事ということです。お酒は乾杯程度ということ。
日出生台の食堂はそんな時簡にやっているわけでもないし、来訪者の方は外に
泊まっているわけで、その来訪者が泊まっているホテル、そこで夕食をともにしたということです。
米兵の外出自粛要請が地元から出ていることについては、今回は意見交換に参加したと
いうことでありまして、地元から言われている外出の自粛にはあたらないと考えています。
施設庁の方も地元から外出自粛要請が出ていることは十分に承知している。