■ KIYOの傍聴番外編 2004年11月17日 福岡地裁第10回期日

■どうしてあんな証人を被告・国は連れてくるのか?「わけわからん!」
 
今回は最初に毎日新聞2004年11月18日・西部朝刊を引用させていただきます。
 『薬害C型肝炎 国側証人「血液製剤知らない」−−福岡地裁口頭弁論
 血液製剤フィブリノゲンによるC型肝炎ウイルス感染を巡り、患者が国と製薬会社に損害賠償を求めた薬害肝炎訴訟の口頭弁論が17日、福岡地裁(須田啓之裁判長)であり、清水直容・元帝京大教授と矢野右人・元国立病院長崎医療センター院長が国側証人として出廷した。
 「国は有効性もないのに、必要な臨床比較試験をせず危険な血液製剤を承認した」との患者側の主張に対し、中央薬事審議会委員だった清水元教授は国側の尋問に「承認された1964年当時、比較試験の手法は確立していなかった。比較試験でなくても、有効性は確認できた」と述べた。
 一方で患者側の質問に対しては「自分は内分泌が専門で、血液製剤については知らないし、血液の専門家に聞いたこともない。血液と聞いただけで関心がない」とも述べた。』

■証人の無責任さと被告・国の見せかけポーズはいらない
 この最後に書かれている「関心がない」人をわざわざ証人として呼んで来た被告である国は引き伸ばしか嫌がらせ以外には考えられない。とにかく証人の無責任さには頭に来る。被害を受けた人がいることをご存知か?と言いたい。そんな無責任な回答に「うん、うん」と分かったような顔をしてうなずいている被告席側の代理人たちにも頭に来る。そんなポーズみたいなうなずきは要らない。

■被告人席にも人間が座っている
 こういう被告席側の表情を観察するなら傍聴席の中央から左側、やや前方がお薦めであろう。よく見るといろんな癖を持っている人たちばかりなのである。常に髪を掻きあげる人、不必要にうなずく人、隣の人の反応をいつも気にしている人、傍聴席の反応をいつも気にしている人など…。不思議と彼らの部署と役職を知りたくなってくるのです。彼らは間違いなく組織に埋没した人間です。

■弁護団はあんな証人にも最大限の敬意はらって尋問を展開していました
 しかし、弁護側は冷静にそして慎重に反対尋問を展開して行きます。中央薬事審議会委員をも務めた元教授の医者としてのプライドを傷つけないように丁寧に尋問を行っています。痛々しいほど最大限の敬意を払っていることが伺えます。しかし証人には時々そのプライドが傷つけられたと思う時があるのでしょう。つい余分なことまでしゃべってしまう。裁判長から「質問にだけ答えてください。」とたしなめられると「もう帰らせて頂きます」とも言い出した。午後からの続きは体調不良と聞いた弁護側が同情して30分以上も早く切り上げる始末…。この人は1月19日にも出廷するらしいが大丈夫だろうか?

■薬害裁判はそんな被告・国と闘いです 負けるもんか
 しかし、薬害の裁判では被告からのどうでもいい証人に対して一つ一つ丁寧に対応しなければならないものかと疑問を感じます。相手の主張を根気強く塗り潰し真実を明らかにしていく作業も手続き上は必要なのでしょうが、命をかけた薬害の闘いには一方では時間がない。裁判長は「どうでもいい証人は退場!」「次いないなら被告・国は罪を認めなさい」と言いましょう。
 あんな無責任な被告・国は要らないのです。分かっているのに分かっていない振りをしている被告・国に態度を変えさせるのはやっぱり薬害肝炎への関心の高さと裁判所での真実の積み重ねです。薬害肝炎への支援を広めて行きましょう。あんな被告・国に負けるわけにはいかない・・・。

■だから傍聴に行こう!