■ C型肝炎とは 〜通常の共同生活や社会生活で感染することはありません〜 ■
 日本の肝臓病の大半は「ウイルス性肝炎」で、主にA型、B型、C型などがあります。
 現在、日本全国に200万以上のC型肝炎ウイルス感染者がいると言われ、C型肝炎はまさに「国民病」とも言える深刻な状況になっています。C型肝炎ウイルスの感染経路は、輸血、血液製剤、薬物の乱用による注射器の打ち回し、昔行われていた予防接種等の医療行為の際の注射針や注射筒の連続使用による医原性の感染が主なものです。母子感染はほとんどなく、性行為による感染もごくわずかです。
 通常の共同生活や社会生活で感染することはありません。例えば、食事や入浴や水泳などで感染することはありません。中途半端な知識が不安をあおり、偏見や差別につながっています。A型ウイルスの経口感染、B型・C型ウイルスの血液感染という経路以外は感染しないことをまず一般の人に理解してもらう必要があります。

 ■ C型肝炎の治療の基本は、早期発見・早期治療です ■
 特にB型肝炎とC型肝炎は慢性肝炎に移行する可能性が極めて高く、慢性肝炎から肝硬変や肝臓癌という経過をたどる例も少なくありません。 

    ( 肝炎ウイルスに感染 → 急性肝炎 → 慢性肝炎 → 肝硬変 → 肝臓がん )

 ウイルス性肝炎は肝硬変、肝臓癌の原因となりますので、肝硬変、肝臓癌に移行する前の慢性段階での治療が大切です。1992年以降、慢性肝炎の治療はインターフェロン療法が主流になっていますが、インターフェロン療法の効果はウイルスのタイプと肝炎にかかった期間によって左右され、肝炎にかかってからの期間が短いほど、ウイルスの量が少ないほど効果があるといわれています。

 薬害肝炎の闘いは、恒久的な肝炎対策を求める闘いでもあります 
 しかし、日本には自分がC型肝炎に感染していることさえ気づいていない方もたくさんおられます。
 薬害肝炎を通じて「肝炎感染者全員を対象として、検査・治療体制の確立・整備」という恒久対策を求めているのもそのためです。対象を限定するのではなく、健康診断レベルで国民に広くC型肝炎の検査が実施され、治療の確立整備を国が積極的に推進すべきと考えます。

 ■ 差別偏見の解消は、正しく知ることから始まります ■
 C型肝炎が正しく理解されていないために、就職内定の取り消し、職場での仲間はずし、解雇等の差別を受けている実態が肝炎患者から明らかにされています。
 差別されるのが心配で、自分が肝炎にかかっていることを同僚や友人に内緒にしている人が多く、家族にまで知らせていない人さえいます。病気と闘うだけでなく、偏見や差別にはじっと耐えるか、水面下で一人苦しんでいるしかない状況は私たちの正しい知識の欠如がもたらしています。 まず、私たちが病気に対して正しく知ることが大切です。


▼参考資料としては下記HPを参照▼
■古賀克重弁護士HP  http://www.lawyer-koga.jp/
■C型肝炎.COM    http://www32.ocn.ne.jp/~sujaku/hcv.html
■日本肝炎友の会    http://www.geocities.co.jp/Beautycare/3529/index.html
■肝炎情報センター   http://kaneninfo.at.infoseek.co.jp/index.htm