インフルエンザ情報


2002年2月8日に発行したクラス便りに掲載するためにまとめたインフルエンザに関する資料です。

参考とさせていただいたサイトが多数あるのですが、資料編集時にメモをとっておらず、どこのサイトに掲載されていた情報なのか不明です・・・
複数のサイトを読み比べて、極力不確定な部分が少ない情報を選んだつもりですが、間違いなどがありましたらご連絡いただければ幸いです。


インフルエンザ大特集

1.インフルエンザの基礎知識

 以前は『流感(流行性感冒)』と呼ばれていたため、通常の風邪(感冒)と同じように思われている方も少なくないようですが、インフルエンザと風邪は異なる病気です。

  風邪 インフルエンザ
初期症状 ノドのイガイガ感・くしゃみ等 悪寒・頭痛
主な症状 鼻水・鼻づまり 発熱・全身痛
発熱 無し〜微熱 38〜40度(3〜4日間)

 ・・・他にも、倦怠感が強い・結膜の充血・合併症を併発しやすいなどの特徴があります。また、風邪では鼻水や鼻づまりの症状が初期から見られますが、インフルエンザでは初期にはあまり見られず後期から症状が強く出てくるといった違いがあります。
 感染率も非常に高く、罹病率は20〜40%にも登ります。接触感染を主な感染経路(ライノウイルスの場合)とする風邪と異なり、くしゃみや咳による飛沫感染の為、ウイルスに接触する確率も非常に高く、しばしば大流行が発生しやすいのです。

2.インフルエンザの予防法

 基礎知識でも触れましたが、インフルエンザは飛沫感染で広まる為、ウイルスとの接触を完全に防ぐことは困難です。外出後のうがい手洗いの他、洗顔なども有効だと考えられています。もちろん体力が落ちていると感染しやすくなりますので、睡眠や栄養を十分取ることも大切です。
 また、インフルエンザのウイルスは湿気に弱いので、湿度を60〜70%に保つことによってウイルスの活動を大きく押さえることができます。マスクはウイルスとの接触を防ぐことはできませんが、吸気の湿度を高める役に立つと考えられます。
 ある実験によると、湿度20%・温度20度の環境では6時間後でも70%近くのウイルスが生き残っていますが、湿度を50%以上に上げると3%のウイルスしか生き残らなかったそうです。
 治療薬として使用される抗ウイルス薬は、ウイルス感染前に服薬すると、一時的にインフルエンザの症状が出ることを予防する効果があります。

 ワクチンによる予防接種は実際に効果を発揮するまでに1〜4週間かかります。インフルエンザの流行期間は12〜3月ですから、11月頃までに接種を受けておかないと効果が小さくなります。インフルエンザワクチンの効果は長期間持続せず、また、毎年流行するウイルスの型が異なる為、毎年ワクチン接種を受けなければなりません。
 一時はあまり効果が無いなどとの風評がありましたが、ウイルス感染の確率が低くなる他、発症しても重症化しにくくなるなどの効果があり、現在ではまた見直されてきています。流行するウイルス型の予測精度もより向上してきているそうです。

3.インフルエンザの治療

 従来は、高熱や身体の痛みに対して解熱剤や鎮痛剤などが使われていましたが、症状を緩和させるだけの対処療法であり、インフルエンザそのものを治しているのではありません。併せて処方されることの多い抗生物質は合併症を防ぐ為のもので、これもインフルエンザウイルスには効果がありません。
 しかしながら、最近では変化しつつあります。インフルエンザの迅速診断キットと、インフルエンザウイルスに有効な抗ウイルス薬が使えるようになった為です。
 インフルエンザウイルスに感染していることを確認する際、これまでは数週間かかる方法しかありませんでしたが、その場で判定のできる迅速診断キットによって、有効な治療を迅速に行うことができるようになりました。今シーズンからはA型B型両方のウイルスに使用可能なキットが提供されています。しかしながら、需要に生産が追いつかず、使おうにも使えないといった状況もあるようです。
 また、抗ウイルス薬は発症後48時間に服用すれば、発症期間の短縮や症状の軽快など、高い効果が認められています。発症後、時間が経過すると効果が期待できなくなるので、症状が現れたらできるだけ早く医療機関を訪れることが大切です。A型にのみ効果のあるアマンタジン(シンメトレル)、A型にもB型にも効果のあるオセルタミビル(タミフル)、ザナミビル(リレンザ)などがあります。これらは、医療機関でのみ処方することができ、一般の薬局では取り扱われていません。

 場合によっては大事を引き起こすこともあるインフルエンザ。しっかりと予防・治療を行いましょう!


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