放送現場用語集・付録

かなり特殊なテレビ屋さんのことば

〜スタジオ用語を中心に〜


< おことわり・・・この用語集は、私の勤務先であるTOSで使われている用語を基本としています。このためTOSだけと思われるローカルな用法や、中には方言に近いものもあります。解釈及び定義についても基本的に著者の独断によるものであることをご了解下さい。 >

アイライト
 
 目に輝きを入れるために使うスポットライト、またはそれによって光っている目の光のこと。表情を強調し印象づけるために使われる。アイキャッチライトともいう。


アイリス

 カメラの絞りのこと。被写体の明るさによって絞ったり開いたりして、明暗の度合いを一定に調整する。テレビカメラにはたいていオートアイリスといって、自動的に絞りを調整する装置がついているが、プロのカメラマンはしばしばオートを解除してマニュアルでアイリスを合わせる。これはオートが効きすぎるのを嫌うためだ。またピンスポットライトの前につけて、光束を加減する絞り装置のこともアイリスという。


アウトフォーカス

 フォーカスがアウト、つまりフォーカスがとれていなくてピンぼけのこと。テレビカメラのレンズは比較的長焦点の上に絞りは開け気味で使うため、そのぶん焦点深度が浅いので、撮影対象が変わるとフォーカスを合わせ直す必要があるが、うっかりするとパンしたとたんにアウトフォーカスになってあわてることになる。しかしわざとピンぼけにして効果をねらうこともあり、これはフォーカスアウトという。


あごあし

 あごは食費、あしは交通費のことで、一般に出演者に支払うギャラ以外。特にこれを含める時に、「あごあしつき」という言い方をする。さらに「あごあしまくら」というと、これに枕、つまり宿泊料が含まれる。ギャラが安くても「あごあしまくら付きでなんとか・・」と頼み込めばOKになることが多い。特に宿が湯布院温泉だとなると・・・


あたま

 番組や音楽、またはVTRテープなどの最初の部分のこと。「そのBGMのあたまのところからもう一度」のように使う。VTRテープの最初の部分を出してスタートの準備をするのを「あたま出し」という。


アップ

 クローズアップのこと。対象を画面一杯に撮影して強調すること。最近はアップというとズームレンズを使ってズームアップするが、本来のクローズアップはレンズの画角はそのままで対象に近づき大きく撮影すること。


アテレコ

 もとの映像に合わせてセリフを読み録音すること。特に外国の映画やアニメなどで口の動きに合わせて日本語のセリフを当てはめることをいう。


あとぴん

 後ピン カメラの焦点が被写体よりも後方に合っていて、ピンぼけ状態のこと。テレビカメラのフォーカスは、カメラマンがモニターを見ながら手動で合わせるので、これが新人なんかだと前ピンになったり後ピンになったりして、ディレクターは汗をかく。


アドリブ
 
 台本に書いてないセリフや動きを、その場に応じて即興的に入れること。もともとは音楽用語で、楽譜の指定から離れて自由に演奏すること。本当の意味でのアドリブがきくタレントは数少ない。一般にアドリブのように見えても計算された演出であることが多い。


あなキュー

 アナウンサーに出すきっかけのキュー(合図)のこと。または次の項目や映像・音声に移るためのきっかけとなる言葉のこと。


あな尻

 アナウンサーのコメントの最後のこと。最後の言葉をキューワードとして、VTRをスタートさせたり映像を切り替えたりする。


アフレコ

 アフターレコーディングの略。映像だけをさきに撮影または編集して、あとで その編集上がりの映像にあわせて音楽や音声を録音・編集していくこと。


あまい

 映像について、シャープでないぼやけた感じのこと。カメラのフォーカスがあってないときにいう。また音声では高音部がカットされてメリハリのない音になっているときなどに使う。


あらへん

 荒編集、もともとは撮影されたフィルムをおおざっぱに編集すること。各カットを確認してこれから細かく本物の編集にかかる。


ありもの

 すでにある大道具や小道具のこと。また手持ちの素材のことをいうこともある。「予算がないからぜんぶありもので間に合わせる」など。 そのつど調達してそのつど無くなるものは「きえもの」という。


アングル

 映像用語としては被写体に対するカメラの角度、向きのこと。スタジオ用語としては大道具の支持材のことをいうこともある。


アンダー

 レベルが低いこと。カメラ用語としては照明の光量不足などの理由で被写体が暗いこと。「下手ちょっとアンダーだなあ」のように使う。


あんてん

 暗転 舞台用語で、照明を落とし舞台を暗くして、大道具の入れ替えなど舞台転換をすること。テレビでこれをやると何も見えなくなる。



いかす

 生かす 機器の電源をオンにしたり、マイクなどが使える状態にすること。「このマイク生かして」とか「スポット生かして」というように、照明の電源オンにも使う。反対は「死ぬ」で、本番直前に「マイク死んでる!」となるとパニックだ。そういうときに限って、予備マイクも死んでる。


ENG

 イー・エヌ・ジー Electronic News Gathering の略。小型テレビカメラと携帯用VTRによる電子的なニュース取材システムのこと。かつての16ミリフィルムによる取材にくらべて、現像・編集という過程が不要なため即時性に優れるため、あっというまにフィルムカメラを駆逐した。もちろんアメリカが本家。


いたつき

 もともと舞台用語で、役者が幕が開く前から舞台上での位置についていること。テレビの中継などでも、その映像のときに出演者がちょうどいい位置に来るように、画面の中に入ってスタンバイしているのを板付きといっている。


色温度

 人間の目には同じ白色に見えても、太陽光の下と電灯光の下では本来色が異なる。色温度とは「完全黒体」というものを想定し、これを加熱して赤熱・白熱状態になったときの温度で色の発光度をあらわすもので、単位として°k(ケルビン)を使う。スタジオの照明は3200°k、晴天の太陽光は5600°kが基準。白を基準にカメラの色補正をするのがホワイトバランス。


イントレ

 主に屋外での中継時に、ユニットになった鉄パイプを組み合わせて作るカメラ台のこと。ふつう1段と言った場合は180センチで、ゴルフ中継のときなど何段も重ねて10メートル以上になることもあるが、そんなとき風が吹くと揺れて怖いよ。語源はアメリカ映画の「イントレランス」のオープンセットで初めて使われたことから来ている。


インカム

 インターカム・インターコムの略で、スタジオや中継でカメラマンとディレクターとの間の打合せシステム。有線と無線を組み合わせる。ふつうマイクとイアホンが一体となったヘッドセットを使うが、かんじんなときに壊れたり通じなかったりすることが多い。



ウインドスクリーン

 マイクの風防のこと。マイクは風に弱いため、風による雑音や息によるブローノイズを避けるためにマイクにかぶせて使うもので、ウレタン製のものが多い。中継などで使われるガンマイクのウインドスクリーンは巨大なもので、たいていの人がびっくりする。


ウエスト

 一般に、カメラサイズのウエストショットのこと。人物の腰から上を切り取る半身サイズのこと。



エアモニ

 エアーモニターの略。つまり放送波を受信して確認するためのモニターのこと。中継などでリポーターが耳にする音声用のイアホンのこともエアモニという。


エコー

 音の反響で、もとの音に遅れて聞こえる音のこと。残響という言い方もある。いまはデジタル処理で任意にエコーをつけることができるが、昔はスプリングを使ったりエコー専用の部屋を作ったり、エコーをつけること自体が大変なことだった。


SBO

 野球のストライク・ボール・アウトのことだが、中継などで画面上にカウントを表示することをいう。一見簡単そうだが、けっこうな設備を必要とする。



大道具

 スタジオセットのうちで、建物や木など作りつけて移動困難なものの総称。小道具との境界はどこかといわれると困るが、大きくても移動できる机・いすなどは小道具に分類されるようだ。


おくら入り

 計画していた番組やネタが、使われずに保留のままになること。一般的には再び陽の目を見ることはない。
「おくらになる」ともいう。


オフレコ

 オフ・レコーディング、つまり録音しないこと。そこから「ここだけの話」を「オフレコだけど・・」というが、オフレコの話はみんな知っている、なんてことがふつう。


おわん

 マイクロ送受信機に使うパラボラアンテナの反射部のこと。丸い半円の放物面なのでお椀に似ていることからきている。「おわん持ってこい」といわれても別にメシにするわけではない。なお中央にセットする放射器のことは、「はな」という。



かみて

 上手 舞台用語で客席から舞台を見たときの右側のこと。反対は下手で、舞台で右とか左というと混乱のもとなので、上・下というと間違いがない。テレビの場合もカメラの方から見て右側を上手といっているが、慣れない新人カメラマンはかえって混乱するので、単に右とか左ということもある。ところがそうなるとわかっている人が混乱することにもなる。「うわて」とか「じょうず」とか読むと別な意味になるので注意。


がむて

 荷造り用のガムテープのこと。もちろん中継機材の荷造りに使うこともあるが、立ち位置をバミったりするときに使われたりすることが多い。


カメラ割り

 番組制作で複数のカメラを使うとき、進行に従ってどのカメラをどういう画角で使うかなどを決めること。「カット割り」ともいう。もちろんカメラだけでなく、音声・照明のタイミングなど進行のすべてを絵コンテや台本に書き込んでおく。


カメリハ

 カメラ・リハーサルのこと。「カメラ割り」に従って本番通りにリハーサルを行うことをいい、進行上の最後のチェックをする。カメラを使わず、出演者の動きなどを中心に行うものを「ドライ」という。


ガヤ

 見物人・群衆などのその他おおぜいの出演者のことをいう。特定の動き・せりふがあるわけではなく、ただ「がやがや」としていればいいのでこういう名がついたようだ。ワイドショーなどでただ単に背景に座っている人たちのことも「がや」というが、あまり表で使える言葉ではないのに「がやのみなさんこちらへどうぞ」なんて、
つい言ってしまうこともある。


ガン

 ふつう集音のために使われる指向性の強いマイクのこと。全長が数十センチ以上になるものもあり、一見銃のような外観であることから「ガンマイク」と呼ばれる。指向性を持たせるため、音質的にはあまりよくないので、屋外の生中継などで集音用によく使われるが、雑踏の中でのインタビューなどにも多用される。ただし、ふつうかなり長いマイクなので、いきなり突きつけるとぎょっとすることになる。


かんぺ

 カンニングペーパーのこと。せりふを覚えてない出演者や歌詞を覚えてない歌手のために、スケッチブックやボードに大きな字で書いたもの。画面を見ていると妙なめつきになるときは、たいていかんべを見ている。



きえもの

 「消え物」のこと。つまり料理番組の中の食材のように無くなってしまうもののことです。消え物として用意された物は、余れば捨てるしかないので、果物なんかだと番組終了後の反省会とかでスタッフのおやつとして
 片づけたりしますが、たまに借り物が消えてしまってあせることもあります。


きもち

 「ほんのちょっと」の意味。まあほとんど気持ちの問題と思ってよいレベルの時に使う。だからディレクターから「その花瓶気持ち右にまわせ」と言われたフロアディレクターが、動かすマネをするとたいてい「はいそこでオッケイ!」となる。


キャノン

 放送業界でキャノンといえば、プロユースの音声コネクターのこと。カメラのキヤノン「Canon」とは関係なく、アメリカのCannon社の開発した堅牢な構造を持つコネクターで、価格も比較的高価。XLRシリーズの3ピンのものが一般的だが、様々なピン数のものがある。最近はアマチュアでも使われている。


キレ

 切れ込みがいいという意味で、レンズまたは撮影された映像が鮮鋭であることの表現。「このレンズはキレがいいが、こっちのは甘いな」というように使う。


銀レフ

 板に銀紙を張った反射板のこと。屋外のロケなどで、直射日光を反射させて影を明るくしたり、照明の補助手段として使う。1枚の板状のものや、アルミフレームと銀色のプラスチックシートを組み合わせた軽量のものなど、様々なものがある。



くちぱく

 口をぱくぱくさせることで、一般に歌番組などで一見生音で歌っているように見えるのに、実際には録音済みの歌を流すことをいう。歌手の体調が悪いときなどに使われるが、よく見ると口の動きと実際の歌とがあっていないのでわかることが多い。


クロス

 映像用語として「クロススクリーン」のこと。カメラのフィルターとして用意されており、レンズ上に縦横に溝が
刻まれた構造のもの。画面の強い光の部分に十字状の光の縞ができるので、音楽番組などで幻想的な雰囲気を出すときなどによく使われる。歌手のイアリングが小さな十字状に輝くのがこれ。


クロマキー

 chroma-key テレビ映像で、特定の色彩をキーとして画像合成をおこなう技術のこと。たとえば青の背景の前の人物を、青の映像信号をもとに輪郭を作り、その形に画像を切り取って他の背景の映像と重ね合わせると、その別な映像を背景としているような映像を合成できる。ニュースやスポーツ中継などで多用されている。問題は、切り取るための背景と同じ色をつかえないことで、背景が青の場合、キャスターが青い服を着ているとそこが切り取られるので透明人間のようになってしまう。



けこみ

 蹴込み 舞台や平台を組んだ階段などの正面側、またそれを隠すために張り付ける板や布などのこと。


ゲネプロ

 general plobe 音楽用語で本番同様に行われる通し稽古のこと。もとはドイツ語で総試験という意味。一般に最後のリハーサルになる。舞台中継などでは、このゲネプロでカメラ割りなどを確認するので極めて重要。
ふつうゲネプロにあわせてカメリハをする。



公録

 公開録画のこと。舞台中継のようにそれ自体が最初から公開されているものではなく、本来はテレビ放送を目的としたイベントなどで観客を入れた上で収録するケースのことをいう。場内のノイズや拍手などを積極的に雰囲気として利用する。



サウンドロゴ

 音のロゴタイプの意味。つまり音響でその内容が特定できるもの。たとえばCMなどでスポンサーを個性づけるために作曲される固有の曲などがその例。


さぶろく

 3尺×6尺のこと。これは昔ながらの畳一枚の大きさだが、一般にこのサイズの平台のことを意味する。平台は原則としてこの大きさに統一されており、様々に組み合わせることができる。



下手

 舞台用語で客席から見て左側のことで、上手の反対。テレビスタジオの場合だとカメラが反対方向を向くことは少ないので、右とか左という言い方でも困らないが・・。こういう言葉を知らなかったある局のキャスターが、台本に自分のところに「下手」と書いてあったので怒ったという伝説がある。
 
 

スポット

 テレビ一般では「スポットCM」のことだが、制作現場としては「スポットライト」のことを意味する。ある特定の部分を強く照らすライトのこと。光束をきわめて細く絞ることのできるスポットライトをピンスポット、ピンスポという。


スロー

 スローVTRのこと。スポーツ中継のリプレイなどに多用される。



セット

 テレビスタジオや舞台などで、大道具を組み合わせて作る舞台装置のこと。映画などでは本格的な町並みなどをセットで作ったりするが、テレビの場合はスタジオの中の背景装置ていどのことをいう。


接話マイク

 スポーツ中継など、周囲の騒音が大きい中でもアナウンサーの音声を明瞭に收音できるように、近接効果を利用し口に近づけた状態で使用されるマイクのこと。ヘッドセットとペアになっているものが多い。




タイト

 タイトショットのこと。対象を画面一杯に写して強調することだが、クローズアップほどではないアップショットのこと。逆に対象の周囲を広く写して情景描写するのはルーズショットという。 ルーズ→タイト→アップの順で緊迫度が高まる。


たっぱ

 もともとは「高さ」という意味の言葉で、建築用語らしいが語源不明。天井の高さなどを表現するときに使う。
「たっぱがあるからカメラ上げて俯瞰撮ろう」など。転じて人の身長のことをいう。



チルト

 tilt 傾けるという意味で、一般にカメラを上向きや下向きに傾けることをいう。上向きであればチルト・アップ、下向きであればチルト・ダウンというが、これをパン・アップ、パン・ダウンと言うことが多い。しかし本来の意味からはパンでなくチルトである。



つまむ

 フィルムやテープの編集で、一部をカットすること。特に、ある程度編集ができあがった段階で、何らかの理由でごく短い部分をカットする意味で使われる。「ここ顔でてるとまずいからつまんで」というように使う。



TK

 タイムキーパーのこと。番組進行の時間管理をします。ふつうディレクターの横にいて、細かく書き込んだ台本と、いくつものストップウオッチを駆使して、各コーナーの進行や最初からの進行状況・残り時間を管理します。生番組などはこのTKの存在なくして進行できないほど、重要な役割を持っています。東京などでは優秀なTKはひっぱりだこです。


電柱番号

 電柱の固有の番号のことです。この場合はNTTの電柱のことをさしているわけですが、たとえば中継で連絡電話用の短期専用回線を申し込むときには、この電柱番号が必要になります。そこで、中継先の下見の時には時として電柱によじ登ったりしてこの電柱番号を確認する必要があるわけです。



トークバック

 一般にスタジオのサブ側から中へ連絡するPAシステムのことです。


ドライ

 ドライリハーサルの略。台本などをもとに出演者の動きやきっかけなどを確認するためのリハーサルで、まだカメラマンはカメラについていない状況で行います。これが済んだらカメラが位置についてカメリハという順序です。



長玉

 ながだま 焦点距離の長いレンズ、つまり望遠レンズを含む長焦点レンズのこと。「これじゃ寄れないから、長玉持ってきてくれ」のように使う。



にぶいち

 2分の1インチのこと。2分の1インチのテープを使用するVTRのこと。VHSやベータは2分の1インチのテープを使用する。一般にホームビデオのことをいう。






バーチャルスタジオ

バーチャルとは仮想の、という意味で、一般的なスタジオセットのかわりにコンピュータ・グラフィックス画像を背景セットとして使うもので、クロマキーで切り抜いた人物画像などと合成して、現実には不可能な画面を合成して作り出すもの。3次元CGをカメラの動きと連動させることで、立体的なCG画像の中で出演者が動き回るような、非現実的な画面も構成することが可能になる。


はこうま

 舞台やスタジオで、平台と組み合わせて使われる四角い台のこと。一定の大きさで作られユニットとして組み合わせて使われる。箱馬と書いて「はこうま」と読むが、耳には「ハコマ」と聞こえる。


はちのじまき

 ケーブルを8の字状に巻くこと。こうするとケーブルを引いてももつれて団子になったりすることがない。中継マンの基本はいつもケーブルを手元に長めに確保し、8の字に巻いておくこと。


ばみる

 もとは舞台用語らしいが、出演者などの立ち位置をマークすること。ふつう ビニールテープを目立たないように張り付けます。たとえば照明などは出演者の立ち位置に合わせてあらかじめ調整するわけですが、その位置から移動したりすると影になったりします。こんな時にばみるわけですが、テレビよりも舞台関係者がよく使うようです。それにしても・・語源はなんだろう?



ぴーかん

 非常に天気のいいこと。特にまぶしいほどに日が射しているケースです。それも、雨のあがった次の日が収録予定日だとかいうときに、このニュアンスで使われるようです。


ひらだい

 平台 舞台やスタジオでのセットに使われる平たい台のこと。台の高さが4寸で幅が3尺×6尺の通称「サブロク」のサイズのものが一般的。箱馬と組み合わせてユニット的に使われる。


美人パターン

 スタジオカメラのカラー調整のときに使われる人物パターンのことだが、実際の女性を座らせて本物の美人パターンを使うこともある。もちろん、必ずしも美人とはいえないような人でもこういいます。またどうしても調達できないときは手の空いてるカメラマンが使われたり・・・・。


ピン

 @ピントのこと。「ピンがあまい」といえば焦点があっていないこと。
 Aピンマイクのこと。
 Bピンスポットライトのこと。


ピン送り

 画面上の焦点を変えて視線を誘導するテクニック。たとえば手前の人物に合っている焦点を向こうにいる人物に合わせることで視覚的な効果を生み出すもの。


ピンスポ

 ピンスポット 光を非常に細く絞ったスポットライトのこと。舞台で特定の出演者を強調するときに使われる。ふつう操作係がついて手動で動かしている。慣れないとなかなか光の中に捉らえられないで、光の輪だけうろうろすることになる。


ピンマイク

 ネクタイピンのようなクリップをつけた超小型のマイクロホンのこと。ニュース番組などで、マイクが目立たないように背広の襟などにつけたりするもの。



フェーディング
 
 fading 電波の伝わる状況が変化して電波の強さが変動すること。発信された電波が、反射や回析などで異なった経路を経て受信点に届いた場合、異なる位相の電波が干渉しあうため電界が変動する。最も典型的なのが海面の反射によるフェーディングで、海岸部での生中継などは、よほど注意して下見をしないと本番で痛い目にあう。・・・痛い目にあった本人がいうのだから間違いない。



ペデスタル

 円筒状の台の上にカメラを乗せてスタジオ内を移動し、カメラの高さを自由に変えられる架台のこと。

 

ホリゾント

 スタジオの背景となる壁面のこと。照明の工夫によって実際よりも広く見せたりできる。


ほん

 台本・脚本のこと。ふつう番組の台本は担当ディレクターが書くものですが、大きな番組などになると専門の構成者に台本を依頼することがあります。 「本書き」といえば台本・脚本を書くこと。「本や」といえば専門の台本作家のこと。「本読み」といえばできあがった台本の読み合わせのことです。



マイクロ通し

 中継に利用するマイクロウェーブは直進性が強く、送受信機間の方向を正確に合わせる必要があります。このため、送受信機のパラボラアンテナの方向を合わせて回線を確保することをいいます。


マイナスワン

 生中継などで、スタジオの音声だけを中継現場に送り返すことをいいます。ふつう放送電波の音声を現場で聞くことが多いのですが、多数の出演者などのためにPAを使ってスピーカーから流すと、これがマイクから入ってハウリングという現象がおきます。このためスタジオのミキシングの出力から現場の音声のみを除いた信号を出力し、現場に専用線などを使って送ります。これをマイナスワンといいます。



見きれる

 「見切る」と似てますが、逆に切れないで見えてしまうこと。 「ばみったびにてがみきれるからわらって」なんのことかわかります? 位置を決めるのに貼ったビニールテープが見えてしまうから取り去って、ということなんですけど、まあ最近はこんな言い方はあまりしないと思うけど。




めせん

 目線、テレビ用語で視線のことですが、ちょっとニュアンスが違うような気もします。「カメラ目線」といえば、カメラの方を見ているわけです。おそらくもとは映画用語から来たものです。



モノクロ




有線

 


より

 


ラジオマイク

 電波を利用して音声を伝達する装置で、いわゆるワイアレスマイクよりも大電力で遠距離の場合に使われる無線マイクのこと。ワイドFMを使うので高音質。ふつう肩掛け式の送信機に直接マイクを接続し、基地局に送信する。


ラスタ

 

リハーサル

 


ルーズ

 


レフ板

 反射板 屋外の撮影時に日光を反射させて影を消したりすることに使われる長方形の板のこと。最近は銀色の布地を組み立てるようになっているが、安直にスチロールの薄板を使うこともある。。



ろけはん

 ロケーション・ハンティング、取材や中継などのための場所探しのこと。たとえば生中継番組であれば、そのテーマにふさわしい場所を選び、その予定時間の太陽高度とかを考えながらちょうどいいポジションを探します。これをロケハンといいます。「下見」とほとんど同義語ですが、微妙に違います。



ワイプ
 
 映画やテレビでの、画面を切り替えるときの技法のひとつ。ひとつの画面から次の画面へ、縦・横・斜めなどの方向からぬぐうようにして切り替えるもので、通常は両方の画面が半分づつ存在する瞬間がある。テレビでは電気的に画面を合成できるので簡単な技法だが、映画では光学的に処理する必要があるためかなり複雑な技法になる。


ワイヤレス
 
ワイヤつまり「線」がないと言う意味で、一般にマイクの音声信号を、マイクケーブルをひっぱって送るのではなく、無線で飛ばすシステムのことをいう。ケーブルの制約が無くキャスターが自由に動ける利点があるが、一般に微弱な電波を使用するため通信距離の制約やノイズ混入などの問題があります。インカムもふつうワイヤレスです。


わかめ

 ビデオテープなどの磁気テープ素材が、何らかの原因で片のびをおこし、波打つような状態になること。まるでわかめのような感じになるためこのようにいう。ビデオテープではトラッキングがとれなくなって映像乱れを起こすし、音声テープでは音が揺れるような感じになる。


わらう

 片づけてしまうこと。「おーい、そこ早くわらって!」といわれて「わはは」と笑ったらこづかれますよ。邪魔になるセットとか小道具なんかを見えないように片づけてしまうことなんです。もたもたしてると、「そいつわらっちゃえ」なんてことになる。 これも起源不明の舞台用語です。



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