テレビ屋さんのことば その5・なにぬねの
< おことわり・・・この用語集は、私の勤務先であるTOSで使われている用語を基本としています。このためTOSだけと思われるローカルな用法や、中には方言に近いものもあります。解釈及び定義についても基本的に著者の独断によるものであることをご了解下さい。 >

中CM

 番組の途中に入るCM枠のこと。中コマということもある。ふつう15分以上の番組の時に発生する。もちろん、内容的には提供とは関係ないPTであることもある。


流し

 VTRやフィルムの映像からいったん他の素材に移ったとき、停止せずにその時間ぶん送ることをいいます。VTRなどは一度スタートしたら終りまで止めないのが原則なので、CMのあいだは「流し」で走っています。


なまこま 

 生コマ 録画されたものでなく、直接ライブカメラで放送されるCMのこと。ナイスデイなど生番組の中で同時放送されることが多い。生CMともいう。60秒とか120秒とか比較的長い。


生放送 

 番組は、一般に事前に収録し編集して放送するものが多いが、ニュース番組などは制作と放送がまったく同時に進行します。このような番組を「生放送」または生番組といいます。TOSではニュース番組のほか、土曜日の「ハロー大分」や天気予報などがローカルの生放送です。



日タテ

 日曜日の縦の意味で、スポットの時間取りパターンのひとつ。日曜日の朝から晩までに集中して時間取りをすることで、家庭をターゲットとする商品などにこのパターンが多い。土曜日なら土タテという。


日テレ(にってれ) 

 キー局の日本テレビ放送網の略称です。正式に使う略称ではないのですが、ちゃんと日本テレビの人間も使っています。なお他に読テレ、関テレなど同様のいい方をする局があります。



主協(ぬしきょう) 

 日本広告主協会の略称というか通称で、各業界の広告主、つまりスポンサーで構成される団体です。スポンサー側・代理店側という意味で「主協・業協サイド」といういいかたをする。



ネットアウト

 NOと表示する、TOSではマスターからネットワークへのプログラム出力のこと。自社制作番組の送出や素材送りなどがある。反対語はローカルアウト・LOで、送信所へのプログラム出力である。 


ネットキュー信号

 ネット番組が生放送であるとき、CM入りなど局間の機器制御及び情報伝達を行うための信号のことで、通常垂直帰線期間に重畳される。CM制御のための最も一般的なQ信号、スーパー素材のためのS信号などがある。


ネットCM

 発局から番組とともに送られてくるCMのこと。一般にキー局が一括してネットセールスしたものが多いが、中には形式はネットCMであっても営業的にはローカルのものがある。


ネットスポット

 スポットCMは基本的にローカルCMであり、キー局でもスポットCMは自社のエリアだけを対象としたものだが、例外的にネットワーク対象のスポットが放送されることもある。また提供なしで放送されるCMを指していうこともある。


ネット配分

 ネットワーク番組の全枠を発局のキー局が一括して販売し、その電波料をネット受局の各ローカル局に配分すること。ローカル局としてはほとんど営業努力なしで一定の収入があるわけだが、最近はこの配分自体が縮小しつつある。


ネット番組

 マイクロネットにより発局と同時放送する番組のことです。ふつうは同時ネットの意味ですが、テープネットも含みます。


ネットマーク

 ネットに送出する発局固有のマークです。マイクロ回線にプログラムを送り出す際、本編の前後に発局の識別のため、一定時間その局固有のマークやロゴタイプを送り出すもので、実際に放送されることはありません。まあ、たまに家庭でも見られることがありますが、それはたぶん「事故」です。


ネットワーク

 network 網状組織のこと 
 @放送用語としては、キー局を中心に多数の受け局が回線で接続されている全国放送網の意味で 使われる。  

 A通信用語としては、電話など端末機と交換機や伝送路などで構成される重層的な通信機構のこ とを意味する。

 Bコンピュータ用語としては、LANなどデータ伝送回線によって相互接続された複数のコンピ ュータシステムのこと。TOSのEDPSの場合、業務・放送・東京の各セクションがLANと データ回線で結ばれたネットワークを構成している。
 


のぼり

 キー局に対してマイクロネットで番組や素材を送ること。特にニュースのネット送出や素材送りの時に使われることば。なにぶん中央集権的世界なので・・考え方はJRの列車の上りと同じ。


ノルマ

 norma 本来基準・法則を意味するロシア語だが、一般に個人に割り当てられる労働の量の意味で使われる。営業ノルマといえば達成しなければならない営業目標のこと。大戦後、ソ連の捕虜収容所に連行された日本兵に課せられた過酷な強制労働の割り当てから日本国内に一般化したもの。
 

ノンモン

 non-modulation 無変調の略ですが、一般に無音の意味で使われています。本来は無変調と無音とはやや意味が異なりますが、現在では音声がないことを広くノンモンというようです。キー局でもどういう意味か知らない人もいます。



なにぬねの 終り

あいうえお かきくけこ さしすせそ たちつてと はひふへほ  まみむめも  やゆよ〜わ


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