| < おことわり・・・この用語集は、私の勤務先であるTOSで使われている用語を基本としています。このためTOSだけと思われるローカルな用法や、中には方言に近いものもあります。解釈及び定義についても基本的に著者の独断によるものであることをご了解下さい。 > |
か |
| 改案 放送局に対し代理店から引き合いがあると、まず最初の時間取りを局案として提案するが、その後時間取りなどの変更依頼があって作成する変更案及びその作業のこと。引き合いが混み合ってくると当然改案が多くなり、作業効率が悪くなる。 |
| 買い切り 特定の番組のCM枠を特定の代理店1社で買い切ってしまうこと。その場合は提供スポンサーも1社だけのことが多い。いわゆる持ち込み番組などはこの形式が普通。1社買いともいう。最近はこんな景気のいい話はあまりない。 |
| 外字 コンピュータ用語で、システムが内部に持っている字体以外に、ユーザーが作成してシステムに登録する文字のこと。従って他のシステムでは見ることができず、改めて作成してそれぞれのシステムの外字ファイルに登録する必要があります。 |
| 解像度 映像がどのていど細かいところまで見えるかという精細度を示すもので、ふつう白黒の線の縞が何本判別できるかで表示する。垂直解像度と水平解像度とがあるが、一般に水平解像度を基準にしていうことが多く、家庭用ビデオでは250本以上ていどがめやすです。 |
| 階段 野球中継など、終了時間が確定せず早終了や延長の可能性がある番組のために、5分とか10分刻みの時間単位で終了できるように、複数の番組データを作成しますが、この少しづつずれた刻みが番組表の上では「階段」のように見えるためにこのようにいいます。 |
| ガイド guide スポットCMを集中的に放送する枠のこと。 タイムテーブル上では番組扱いとなっているが、実際には全てCMであり、営業的にはステブレと同じ扱いとなるもの。 |
| 改編期 番組編成は固定したものではなく、随時変更されているが、毎年4月には大幅に編成が変更されるので、この時期を改編期という。10月にもそれにつぐ改編がある。 |
| カウキャッチャー Cow Catcher CCと書く。プログラムCMの中で番組の最初に放送されるCMのことをいう。前のステブレに接続する形となるので、視聴者から見るとステブレと見分けがつかない。もともとはアメリカの横断鉄道の機関車の前につけられた野牛よけのこと。反対語はHHヒッチハイクです。 |
| 確定 アンタイム番組や仮キューシートの未決定の送出時刻が、最終的に決定すること。一般に確定時刻のことで、「確定入った?」のような使い方をする。 リアルタイムともいう。 |
| 確認書 放送確認書のこと。広告主との契約時間取りに従って放送した結果を代理店・スポンサーに通知する連絡書で、毎月EDPSの放送データから出力される。局から代理店を経由して広告主に渡され、料金請求の根拠となるもの。なお以前は「通知書」と統一されていたが、97年の「CM未放送問題」以降に民放連で「確認書」と用語統一された。 |
| 掛け率 放送料金を正価で計算したものに対し、実際に販売する料金の比率のこと。総本数に対するAタイム本数の比率など、条件によって高低がある。同じ内容でも東京と大阪など地域によっても掛け率は異なる。カロリーという表現もある。放送CMの総販売枠には絶対的な限界がある以上、営業的には掛け率を常に意識しなくてはならない。 |
| カセット cassette もとはフランス語で宝石箱のことで、転じてテープや巻き取りリールが一体となってケースに入っているテープカートリッジのことをいうようになった。 音声テープが始まりで、今ではD2などのビデオテープもカセット化している。 |
| カット cut 番組の最初または最後を削ってステブレ枠に追加して設けられるスポットCM枠部分のこと。このため1分カットがあるとSBは2分になる。現象的にはカウキャッチャーやヒッチハイクと似ているが、CMの管理上は別物になる。カットが最初であれば前カット、最後であれば後カットという。 |
| カフキー cough-key アナウンサーの手元で直接マイクのスイッチを切ることができる装置のこと。フェーダーともいう。カフとは咳のことなので、咳止めという言い方もあります。 |
| 上手(かみて) 画面で右側のこと。もとは舞台用語で客席から見て右側のことをいう。舞台の上では、「右」とか「左」とかの表現は動いていると逆になったりで間違いのもとのため、ふつうこのように上下で表現する。反対は下手(しもて)ですが、決して「へた」と読まないで下さい。 |
| カラーバー color-bar 映像機器調整の基準となる色信号映像のこと。黒と白のほか、 イエロー・シアン・緑・マゼンタ・赤・青の各色が縦の棒状に順に並んでいるためこの名があります。実際の調整はレベルを見る波形モニターや、色相を見るベクトルスコープが必要です。まあ、実はこんなことをしないと、きちんと色相の調整ができないのが、NTSCの最大の欠点かも。 |
| カラーバランス 色のバランスのこと。カラーテレビではRGB三色のレベルのバランスがとれていないと正しい色を再生できません。家庭の受像器では「カラー」や「HUE」と表示したつまみでカラーバランスをある程度調整できるようになっています。ホワイトバランスの意味で使われることもある。 |
| 仮返却 TOSの独自の用語です。CM素材は放送期間中は局内に保管するのが原則ですが、VTRCM素材が1本しかない場合に他局にも使い回すために、やむをえず「仮に」返却することをいいます。データ管理と現物管理の矛盾のためですが、ローカルならではのやむをえないシステムといえます。 |
| 完売 ある番組について設定された販売枠がすべて売り切れること。または全ての特番が売り切れることをいいます。「年末年始特番が完売!」となると、どんなに忙しくても張りあいがあるというものですね。うれしい言葉 。 |
| 完パケ 完全パッケージの略で、番組であれば本編にCMやタイトルなど全ての素材を挿入し、そのままオンエアできるよう「完成素材」としたもの。ネット番組でローカル操作を要しない場合に、「完パケネット」といういい方をすることがあります。 |
き |
| キー局 key局 @ネットワーク番組の送出を行う局のこと。この場合、たとえばTOSがキー局になることもあるわけです。 Aネットワーク系列の中心となる局のこと。この場合はフジテレビや日本テレビなど東京のキー局を意味し ます。大阪局は「準キー局」といいます。 |
| 逆L スポットの時間取りで、プライムタイムと土・日の縦に集中して時間取りすること。Lの字を逆にした 』の形になるためこのようにいう。狭義の逆Lは日曜日の午後からとプライムタイムだけをいい、土曜日は含まない。土曜日を含めばダブル逆Lということもある。 |
| 逆相(ぎゃくそう) 「位相」が逆になっていること。ふつうは音声R・L両チャンネルの位相が逆になっていることをいいます。コネクターのホットとコールドが逆になっている時などに起きます。モノラルの場合は特に影響はないが、ステレオの場合は音像の定位がなくなるのでわかります。しかし家庭のテレビではわからないことが多いです。 |
| 逆転 ふつうAPCイベントの時刻順が逆になっている、時刻逆転のことです。一般にEDPSではこのような時刻逆転はエラーチェックに引っかかるので、発生することは考えられないが、アンタイムイベントについては、結果的に発生する可能性があります。 |
| キャンセル cancel 取り消すこと。ふつう広告主から申し込まれていたCMが取り消しになることをいいます。時間の余裕があるときはともかく、ぎりぎりになってのキャンセルのことを「どたキャン(土壇場でキャンセル)」といい、現場は大騒ぎになります。営業マンが一番つらいときです。 |
| キュー cue 放送のきっかけとなる合図のこと。ディレクター業務のことを「キュー出し」というのはこのことから来ている。実際の制作現場でも、そのタイミングに大声で「キュー!」ということが多い。表記としては一般に「Q」の字を使う。 |
| キューカード cue card CM差し替えなどのタイミングを合わせるキューとなる画面のこと。ふつう5秒間送出しそのあとCMに入る。キュー信号のない時代はこれを頼りにMDが手でテイクして進行したため、差し替えのタイミング遅れや差し替えミスが起きていたが、現在では原則としてQ信号によるため、直接キューカードで進行することはない。 |
| キューシート cue sheet 番組進行上必要な時刻や素材・操作などを一覧できるように書いた進行表のこと。現場では視覚的に確認できるよう、絵柄つきで書くこともある。生番組ではこれとディレクターの「キュー!」という声とで進行するので、キューシートが頼りである。番組では台本を製作する。 |
| キューマーク cue mark一般にスタートマークと同義語で、VTRテープではスタート位置を指示するため、キュートラックに1KHzの音声信号を録音したもののことで、これをふつうストップトーンという。 |
| キューライン cue line 生番組、特に中継番組などで、本社と中継現場とを結ぶ打ち合わせ・連絡用の電話回線のこと。一般に連絡端末に使われる高声電話機の商品名「テレコール」を代名詞としていうことが多い。緊急の場合は有線の確保は無理なので無線を使用するが、打合せには使いにくいものである。 |
| Q信号 ネットキュー信号のひとつ、またはそのものを指していうこともある。ネット番組が生放送であるとき、ネットワーク間で同時にCM制御を自動的に行うために発局から垂直帰線期間に重畳して送り出される信号のこと。通常CM入りの3秒前に送出される。 |
| 競合 放送用語としては、同じ放送枠、特にCM枠内で同業者や類似商品のCMが放送されるケースをいう。CM編集の工夫でなるべく回避するが、現実の時間取り上は同業種のターゲットが一致することが多いため、たとえば自動車がずらりと並ぶようなことがしばしばある。最終的には営業判断で決めることになる。また営業的な競合とは、同業他社と競争になることをいう。 |
| 共通コード 広告主が自社の全てのCM素材に、一定のルールによる6桁のコードナンバーを設定し、これを広告会社・放送局が共通して利用することで素材の確認照合などを合理化・確実化しようというもの。現実にはなかなか普及していない。 |
| 今日出来(きょうでき) 日本テレビの深夜のニュース番組、「きょうの出来事」のこと。たまに開始時刻が次の日に入ることもあるが・・・・放送では、一般に午前0時を過ぎても放送終了までが「きょう」であり、25時・26時という表現を使う。 |
| 局アナ 局に所属するアナウンサー、一般に社員アナウンサーのこと。 それ以外は「フリー」や「タレント」になる。TOSではニュースは全て局アナが担当するが、番組によってはそれぞれ契約によるフリーアナも起用している。 |
| 清刷(きよずり) 文字やデザインが活版や写植で印刷された特に精密な印刷物のこと。 提供カードなどを美しく制作するときは絶対清刷が必要。ロゴともいう。 |
| 銀紙 裏にノリのついた粘着アルミ箔のこと。スタート3秒前のフィルムエッジに貼って金属箔検知器を作動させ、頭出しをするために使用する。VTRのストップトーンと同じような使い方である。 |
く |
| クール kur レギュラー番組の放送期間の単位で、3ヶ月13週をワンクールという。もとは病気の治療期間・投薬期間を意味するドイツ語から転じた、演出期間を意味する劇場用語である。よく「クルー」という人がいるが、こちらはcrewで、報道や制作の取材チームの意味なので間違えないように。 |
| クッション cushion 番組やCMの最初または終りに時間的な余裕を持たせた部分のこと。生番組などでは、どこかにクッションとなるコーナーを持っていないと尻切れとなるおそれがある。自然なクッションを持つのがディレクターの力量でもある。 |
| 下り 東京キー局から受局に送ることを一般に下りという。NTTのマイクロ回線も、東京を中心として上り・下りと表現する。まあ中央集権主義の日本です。 JRの列車の上り下りと同じですね。 |
| クライアント client 依頼主または得意先という意味で使われている。本来の意味合いはやや異なるが、放送用語としてはスポンサー・広告主とほとんど同じ意味で使われている。 |
| クレジット credit 放送用語では素材の内容を判別するための情報を意味する。 VTRテープのリーダー部分には、カラーバーの後にその内容やタイトルをクレジットとして12秒間表示することが定められている。また番組の提供表示部分を特に提供クレジットともいう。 |
| クロ送り ネット番組で、本編はもちろんCMや提供など発局と完全に同一の素材を回線上に送り出すことをいう。反対語はシロ送り。 |
| クロ受け 前記クロ送りを受け手側から表現する言葉。完受けともいう。反対語はシロ受け。 |
| クロージング 放送や番組の終了部分のことだが、通常は1日の放送の終了の意味で使われる。オープニングの反対。 |
| クローズド懸賞 懸賞を募集するとき、資格をその商品を買った人など特定の対象者に限ることをクローズド懸賞といい、金額や募集方法に制限がある。反対に誰でも応募できるのをオープン懸賞といい、制限が緩い。考査上、CMに懸賞募集がある場合は要注意です。 |
| クロスネット 複数のネットワークに参加していることをいう。民放には東京キー局5社をそれぞれ中心とするネットワーク系列があるが、このうちの2社以上のキー局とニュース協定を結び、クロで番組供給を受ける局をクロスネット局という。本来の意味でのクロスネット局は、TOSのほかはテレビ宮崎だけになった。 |
| クロスプロ 前番組の終了時に次の番組の内容の予告を行うこと。本来は次の番組の出演者が前の番組の終りで予告することをいう。 |
| クロマ chroma 色彩のこと。 一般にカラーと同じ意味で使われる。 テレビの色調整つまみでも「color」とあったり「chroma」とあったりするが、基本的には同じ意味です。 |
| クロマキー 特定の色をキーとして、色信号の差で映像を電気的に切り抜き、他の映像と合成する映像技術のこと。日本人の体には青い色は無いことから、ブルーの背景を使うことが多いが、他の色でも可能である。 ただ背景としてはブルーの方が落着くが、ブルー系統の服が着られないのは、出演者の立場からするとたいへんつらいところです。 |
| 黒味 本来はフィルムの黒地の部分のこと。フィルムを繋ぐときには本編の直後にトレーラーとして必ず黒味を繋ぐことが決められている。VTRでは、映像がなくなったブラックバースト部分のことをいう。 |
け |
| けつかっちん 終りが厳しく確定していること。まあ、あまり上品な表現じゃないけど、番組の最後つまり「けつ」が確定時刻で切られて動かしがたく、終りの余裕がなくて厳しいさまを表現したものである。クッションの確保に失敗した生番組などでは、ディレクターはけつかっちんに向けて七転八倒することになる。 |
| 検尺 VTRやフィルムの長さを検尺機やストップウォッチによって計測すること。厳密に言うとプレビューと検尺は意味においてやや異なるが、最近は検尺も含めてプレビューということが一般的です。 |
こ |
| 公共広告機構 資源・環境・福祉などをテーマに公共広告を推進する非営利団体のこと。大阪に本部がある。 |
| 考査 番組やCMの内容に、表現上の間違いや、民放連の放送基準に反する点はないかをチェックすること。TOSの場合、番組については業務部が、CMについては放送部が考査にあたる。一般に広告効果を狙って「最高・最大」など誇大な表現となる傾向があり、視聴者の不利益にならないようチェックする考査の仕事は、地味であるがきわめて重要です。 |
| 公称 放送用語としては、一般に番組の放送時刻かその放送枠の長さを意味する。公称15時のステブレといえば、実際の放送時刻は14時59分かそれ以前で、公称30分といえば、ステブレやカットを除いた実際の放送枠は、それよりも短いものとなる。特に公称23時のPTは、実際はたいてい0時以降のオンエアになるので、けっこう注意が必要だ。 |
| 告知 一般にPRと同義語だが、特にイベントなど局からのお知らせのことをいう。このためTOSのEDPS上では、「コクチ」と「PR」とに区別している。 |
| こじあけ キー局が、重大な事件や事故などでレギュラー番組の冒頭に臨時の番組編成を行うこと。ステブレと番組との間を強引にこじ開けるというイメージからこのように言われるようになった。こじあけは、TOSのようなクロスネットでは困難な問題が多い。 |
| 個人視聴率 視聴率調査の対象が「世帯」から「個人」になったもの。その番組の視聴者の世代・性別などが明確になるため、広告主側からは強い採用の要望がある。 |
| コの字 スポットの時間取りで、昼の時間帯と土日縦、それにプライムタイムに集中して時間取りをすること。イメージとしてカタカナの「コ」の字の形になることからこのようにいう。 |
| ゴールデン golden ゴールデンタイムまたはゴールデンアワーのこと。 一日のうちでもっとも視聴人口が多いと考えられる19時から22時の時間帯のことで、一般にタイムランクの設定は概ねゴールデンをAランクとしている。 |
| コマソン コマーシャルソングの略で、CMの中で広告効果のため使われる歌のこと。「ワワワ、ワがみっつ」のミツワ石鹸が有名だが、昭和26年のラジオ番組中の「僕はアマチュアカメラマン」という歌は、提供社の小西六(現コニカ)のコマソンで、これは商品名も会社名もないイメージコマソンのはしり。 |
| コンテ コンテとはcontinuityの略の和製英語で、シナリオにもとづいて演出のためのイメージをカットごとに連続的な絵にして表現した台本のことをいう。絵が入っていることから「絵コンテ」といわれることが多いが、もともとはコンテといえば絵コンテのことだ。 |
| かきくけこ終り |
| あいうえお さしすせそ
たちつてと なにぬねの
はひふへほ まみむめも
やゆよ〜わ |