★★★ 尾瀬 秋の記録 ★★★

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 時期 :9月25日夜(金)〜27日(日)

 コース:

JR品川駅23:37発 - 沼田駅4:30着4:40発バス - 戸倉6:10着 - 鳩待峠6:30着

鳩待峠6:40発 - 横田代7:30着 7:50発 - アヤメ平8:30着 - 富士見峠9:10着

 - 白尾山10:10着 - 皿伏山11:35着 - 大清水平12:30着 - 三平下13:30着

 - 大江湿原14:00着 - 山小屋(泊)


小屋6:00発 - ミノブチ岳8:35着 - 爼zー(燧ヶ岳)9:10着9:25発 柴安zー(最高峰)9:45発

 - 見晴十字路11:50着 12:10発 - 山の鼻13:55着 - 鳩待峠15:00着15:15発タクシー

詳細説明:

[出発から沼田まで]
 尾瀬の計画時、交通手段をどうするか考えようと時刻表を見ると予定の9月
25日は上越線の臨時夜行電車(尾瀬ハイク号)がある。これはラッキーだ。
迷わずこの電車で行く事とする。

 品川駅へ午後11時過ぎに着いた。久しぶりの夜行電車が楽しみである。
出発ホームに行くと数人の登山客、「え〜〜こんなに少ないの」
昔の新宿駅の夜行電車の風景とは大違いである。

 新宿駅に着いたがここでも予想ほどの客はいない、近くの席の同年輩の男性
と少ないですねとお互いにうなずく。
この男性は昔の新宿駅では出発の数時間前から並んで待っていた事を同行者に
話していた。

 沼田駅に着くまで私のいた4人掛けのボックスに私一人であった。
高崎駅からはシートに横になって仮眠する。
電車は4時30分定刻に沼田駅に着いた。(時間調整の為か途中駅でしばらく
停車していた)電車は越後湯沢行きでまだ若干の登山者が乗っている、谷川あ
たりに行くのだろう。

[沼田から鳩待峠まで]
 駅前のバス乗り場はバスが2台待っている、切符を買いバスに乗る。
早朝なのにバスの係員の方が丁寧に対応しているのが印象的であった。乗客は
1台に15人程度、今時の夜行列車の状況に驚いてしまった。

 鎌田を過ぎた頃から離合する大型バスが多くなる、尾瀬に早朝に着くツアー
のバスのようだ、それと追い抜いていく乗用車、なるほどこれが今の尾瀬の主
要交通手段だと実感する。

 戸倉で鳩待峠までの切符を買ってマイクロバスに乗る、大型バスからの乗り
換えの登山者も多い。

 鳩待峠に6時20分に着いた。トイレを済ませてすぐ出発する。
雨は降っていないがガスで視界がよくない。

 [鳩待峠から尾瀬沼まで]
 鳩待峠からはほとんどの人が山の鼻に向かう為このコースは静かな尾瀬が楽
しめる。
1時間程度で横田代に着く、この頃は空も時々青空がみられ至仏山が雲の切れ
間から見えた。横田代の草もみじはほんとにきれいでいきなり秋の尾瀬に感激
してしまう。至仏山との組み合わせが良くマッチする。
ここで朝の新鮮な空気とともに朝食を取る。

 さらに30分ほどで25年ぶりの期待のアヤメ平に到着、しかし残念ながら
ここには感動するほどの風景はなかった。25年前に見た時よりも地肌むき出
しの部分は少ないが人工的処置の後がやたら眼にとまる。
やはり一度壊れた自然は容易には元に戻らないんですね。ここでは懐かしさで
少し止まり前に見た風景を思い返す。
至仏山と燧ヶ岳は雲がかかってきれいににみえないが遠くの山々まで視界が開
けていて雨はふりそうもない。

 富士見小屋周辺も数人の登山者で静かである、以前富士見下までバスが通っ
ていた頃はこの付近はにぎわっていて尾瀬ヶ原への主要コースでもあった。

 富士見峠から見晴への分岐に途中の橋が流されている案内板がある、林道を
そのまま進むと電波中継塔である、ここからは登山道を進み白尾山に着く。
白尾山は尾瀬でも展望のいい山であり、晴れていれば見れる燧ヶ岳や尾瀬沼は
ガスで見られないが福島側の山々は遠くまで展望できた。

 皿伏山までは下りと登りの自然林の中の登山道で、たまに有る木道がやたら
滑りやすく何度か尻餅をついた。人がほとんど歩かないので表面にコケが出来
ているようである。急な登りを過ぎ皿伏山の頂上、ここは名前の様な山容で全
く展望が無い。

 ぬかるんだ道をしばらく下ると突然の大湿原、大清水平である。ほかに登山
者はだれもいなく湿原を独り占め、少し遅い昼食をとる。ここの草もみじもち
ょうど見頃できれいである。人が少ない場所は自然もよく残っている。

 樹林帯を下ると尾瀬沼湖畔に出る。富士見峠から尾瀬沼湖畔までの間で出会
った登山者は若い人が2人だけであったが湖畔から急に行き交う人が多くなる。

三平下あたりから雨が降り出す、大江湿原をぶらついた後に雨も止まないので
小屋に入る事にする。

[尾瀬沼から燧ヶ岳]
 今日は朝から雨である、準備をすませて6時に出発。燧新道はぬかるんでい
るので場所を選びながら足を進める、1時間ほど歩いて木の根っこに腰を下ろ
し傘の中で、小屋で作ってもらった弁当を食べる。
「おにぎり」ってこんなに美味しいものだったんだ。

 登山道は深くえぐれている場所が多くそこを雨水が流れていて歩きにくい。
登りが急になってまもなくミノブチ岳に着いた。尾瀬沼はガスで見え隠れして
いるが檜枝岐方向の谷筋やその先の山々や奥鬼怒方面の山は良く見える、
雨は降っているが幸い視界は良い。今回まだ見ていない尾瀬ヶ原の光景に期待
してはやる気持ちで爼zー(燧ヶ岳)へ。

山頂は4,5人で温泉小屋方面や御池からの登山者である。半分ほど見える尾
瀬ヶ原は一面草紅葉である。今日は大清水へ下る予定であったが視界が良いの
で急に尾瀬ヶ原を歩きたくなり予定を変えて鳩待峠へ出ることとした。
最高峰の柴安zーからは至仏山を中心に見事な風景である、雨の日としては満足
な眺めに満足する。

 山頂から見晴までは出会ったのは1組の団体だけで黙々と樹林帯を下る。
ちょうど2時間で見晴十字路に出た。いつの間にかズボンは泥で結構汚れてい
る。時間があまり無いので缶ビールを買い小屋の軒先で簡単な昼食を取った。
この付近はさすがに登山者が多い、12時過ぎに鳩待ちへ出発。

 尾瀬ヶ原で今回初めての本格的な木道歩きとなったが、昨日のスリップが脳
裏をかすめ最初はやや慎重な足運びであった。しかし徐々に早足となっていく
のが自分でもわかった。
時々振り返ると草紅葉のじゅうたんの向こうに先ほど下ってきた燧ヶ岳きれい
に見える。

 竜宮小屋では昼の時間帯で休憩所は混雑しており、外では傘の中で昼食のグ
ループもいた。

 雨のせいか比較的行き交う人も少なく混雑する場所もなく山の鼻へ着いた。
尾瀬ヶ原の草紅葉はピークより若干早かった様だがきれいであった。

 木道を行き交う人を見ていると、少し前まで「娘さん」だった人たちが多い
ようだ、それと今回歩いていて気が付いたんですが、皆さん歩きながら良く話
をしているんですね、それも様々な話題で、これは何処の山でも共通した事な
のかな?

 山の鼻の至仏山荘は昨年の夏は工事中だったが、立派な小屋(というよりホ
テルだな)に生まれ変わっていた。ここから鳩待峠までの沢筋の歩道は所々大
雨の後らしき跡が残っていたがこんな雨の日でも靴が汚れる事がない、これも
ある意味ですごい事である。

 鳩待峠に3時に着いた。
雨のせいか食堂は混んでいたが全体的には登山者は少ない、ここからワゴンタ
クシーに乗り合いで戸倉まで行き沼田へと向かい尾瀬を後にする。



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