TBJ公演を見て       TBJ大分後援会代表 酒本貞昭

さる7月25日 山口県下松市郊外の米泉湖に於いて、寺内タケシとブルージーンズ
(以下TBJと略す)公演が催された。主催者はTBJ山口後援会代表の磯村氏であ
る。磯村氏は昨年もせせらぎパークでTBJ公演を開催したが、2年連続の主催者だ。
我々TBJ信奉者の集まりでいんきんの会と言うのがあるが、彼も一員であり、私を
始め全国(広島、大阪、名古屋、島根、大分など)から会員が応援に馳せ参じた事は
言うまでもない。当日は雲一つない夏の青空だ。会員は前日より泊まり込み早朝より
会場セッティングに汗を流していた。午前8時にBJ号が到着。以前のカラフル号か
らリニューアルされたブルーの見慣れたバスだ。この一瞬が堪らないのだ。これ見た
さにコンサートをやるといっても過言ではない。バスよりBJメンバーおよびスタッ
フが降りて来るが寺内さんは未だだ。バスを覗き込むと左最前列にまだいた。あー今
日も元気そうな会長(我々は何故か会長と呼ぶ)だ。ご挨拶申し上げたいが大鼾かて
寝ていたので省略。そうだろう昨夜横浜を出発。不眠不休で来たのだ。ご老体はそっ
としておいて早速会場のセッティング開始。スタッフの指示を仰ぎながら機材のセッ
ティングを完成させた。ファンに取ってはこのセッティングのお手伝いは最高の至福
の時だ。機材を直接触れ後日のバンドに役立つ事が多いからだ。今回の機材の中で目
立つのは今まで見なかった電源コード、変圧器、シールドコード類の多さだ。会長が
目を覚まし来られて、微に入り細に入り説明してくれた。サウンドチェックも立ち会
わせていただけたが今までとは更に一段とクリーンな音に仕上がっていくTBJサウ
ンドだ。毎年進化を遂げるTBJサウンドの秘密はこんな所にあったのかと納得した。
サウンドチェックを終えるといよいよ開演だ。今日は野外音楽堂だ。
見渡す限りの青空の下この炎天下にも拘わらず大勢の観客がぞくぞく来てくれた。熱
射病対策も病院出張所を設けばっちりだ。午後2時TBJサウンドが爆裂した。ふと
見渡すと車椅子の方がおられた。何でも前回の大分公演で会長からサインを戴き、な
おかつ公演最中に直々声をかけられたのが生き甲斐となり、わざわざ山口まで来て下
さったそうだ。有り難い事だ。コンサート主催者も一人の車椅子のファンのために身
障者トイレも用意してくれていたと偉く感激していた。そうなんです。寺内ファンは
ファミリーなのです。TBJは炎天下にも拘わらずぎんぎんの熱気溢れる演奏を繰り
広げ、大観衆も興奮のるつぼであった。アンコールを含め、20数曲を一挙に演奏し
た会長の並大抵では無い体力と気力に驚嘆を憶えて、終了した。公演終了後主催者と
話したが、この一瞬がいいんだよね。観客の嬉しそうな興奮した顔、会長の満足した
顔これを見たさに幾多の困難を経験してもするんだよねで意見が一致した。この経験
はしたものでなければ解らないと思うね。私も4回主催しているが公演終了後のみん
なの満足した顔が見られるだけで疲れが吹っ飛んでしまう。勿論会長は何も言わずに
たっと笑うだけだ。面と向かってお疲れさまの声も聞いたことは無い。でもねあの無
邪気な目が十分お疲れさまと言ってるんだよね。あの微笑みが。今日の公演を経験し
てまた次回の公演のやる気が出てきた。この楽しみを他の者だけに経験させておくだ
けでは我慢ならなくなった。これが実感だ。

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