脳神経外科とは

脳神経外科を一言で言いますと、脳、脊髄に生じた病気を主に手術で治す科です。
取り扱う疾患は、脳腫瘍、脳血管障害、頭部外傷、小児脳神経外科、機能的脳神経外科、脊椎、脊髄に分けられます。このように書くと、何のことかわからないと思いますが、次のような症状のある人が対象となります。



各疾患の説明は見るには下の項目をクリックして下さい。

脳神経外科で扱う疾患


脳腫瘍
脳腫瘍は、脳、脳を包んでいる膜、血管などから発生するできもので、良性のものと悪性のものがあります。
手術で取り除いたり、抗ガン剤を使用して治療します。
主な症状は頭痛で、特に朝方強い傾向があり、嘔気嘔吐を伴うことがあります。
その他、脳腫瘍のできる場所により、様々な症状が生じます。例えば、手足が動かなくなったり、しびれたり、身体のバランスがとれなくなったりすることもあります。
物忘れをしたり、性格が変わったりすることもありますので、ボケや精神病と間違われたりすることありますので、注意が必要です。
一般に、悪性のものの方が、症状の進行が早く月単位で、良性の場合は、進行が遅く年単位で症状が進んでいきます。

脳神経外科で扱う疾患


脳血管障害
脳卒中とも呼ばれますが、頭の中の血管がつまったり、切れたりして生じる病気です。
一般に、突然、症状が出現するのが特徴です。
血管がつまるとその血管の支配している領域に血液がいかなくなり、その部分の脳細胞が死んでしまいます。これを脳梗塞と言いますが、症状は主に手足の麻痺が多いですが、言葉が出なくなったり、意識が無くなってしまうこともあります。。
血管が切れた場合は脳出血になります。
この中で、特にこわいのは、頭の血管に瘤(脳動脈瘤)が破れて生じるくも膜下出血です。これは、突然、後頭部を殴られたような激痛が生じ、多くは嘔気、嘔吐を伴います。ひどい場合は、意識が無くなり昏睡状態となってしまいます。
これらの疾患は、一刻も早く治療を開始する必要がありますので、すぐに、救急車で専門の病院を受診して下さい。

脳神経外科で扱う疾患


頭部外傷
交通事故や転落などで頭を打った場合に、脳に傷が入ったり、頭の中に出血したりすることがあります。このような場合には、緊急手術の対象になるとことが、多くあります。
注意しなければいけないのは、頭を打った直後は、意識がはっきりしていて、全く異常がないように見えても、数時間後に突然、昏睡状態になってしまうこともあることです。
頭を強く打った場合は、たとえ、どうもなさそうでも早めに専門医の診断を受けておくことをお勧めします。
特に、打撲した際に一過性に意識を失っていたり、吐き気や嘔吐を伴っている場合は要注意です。
また、頭を打ってから、1ヶ月ぐらい経ってから、ジワジワと頭の中に血が溜まってくることがあります。この場合は、意識障害や手足の麻痺が出ますが、老人の場合は、ボケたのと間違えられ発見が遅れることがありますので、注意が必要です。

脳神経外科で扱う疾患


小児脳神経外科
主に、二分脊椎や、先天性水頭症などのような脳脊髄の先天奇形を扱います。 手術にてほとんど障害を残さず、成長できる場合もあります。
また、小児も脳腫瘍や脳血管障害も発生します。

脳神経外科で扱う疾患


機能的脳神経外科
薬では、抑えることのできない痛みや不随意運動(自分の意志とは無関係に手足などが勝手に動く状態)などを外科的に治療します。
三叉神経痛、脳出血後の疼痛、顔面ケイレン、パーキンソン病などが対象になります。

脳神経外科で扱う疾患


脊髄、脊椎
脳神経外科では、脊髄や脊椎の病気も扱います。
脊髄腫瘍や椎間板ヘルニアなどの手術も行っています。

脳神経外科で扱う疾患