ツキノワグマ騒動 その後






   調査の結果が出る

 九州では絶滅したとされるツキノワグマを見たという目撃情報があいついだ傾山山系で4月16日(日),大分県山岳連盟はクマの生息痕跡調査を実施した。約50人が参加し,クマを目撃したという地点で木の幹に引っかき傷を見つけたほか,上流部の谷でクマのものによく似た足跡やフンを発見した。ツキノワグマは1941年に捕獲例がある。また,87年には笠松山でクマが捕獲されたが野生のものかどうかは確認できなかった。足跡やフンは広島クマ研究所や九州大学理学部生理学教室で鑑定され,その結果が出た。


 九州大学土肥昭夫助手らの鑑定によると,獣耗を光学顕微鏡で観察した結果,表面の構造や形質がニホンジカと同じだった。フンは幅が2センチで,ツキノワグマのフン(幅3〜5センチ)より細く,中型犬のフンの可能性がおおきいとのこと。
 調査で見つかった足跡の写真は今後広島の専門家に鑑定を依頼する。


ツキノワグマとは?


   ニホンツキノワグマ(クマ科)
   JAPANESE BLACK BEAR
 
 分布     本州、四国
 体長    120 〜145cm
 体重     70 〜120kg

 ニホンツキノワグマはアジア東部に広く分布するツキノワグマの亜種で、ツキノワグマの中でもっとも 小型である。雑食性で、植物の種子(どんぐり、クリ、クルミなど)、果実(ヤマブドウ、アケビなど)、 アリ、ハチなどの昆虫類、カニ、魚などを食べる。
 日本では、北海道を除く本州、四国、九州に分布するが、紀伊半島、東中国山地、西中国地域、四国山地、 九州の5か所に分布する個体群は、JRDBに保護に留意すべき地域個体群としてあげられている。

 地域個体群が生息し続けるには、少なくとも100 頭は必要と言われるが、四国の個体群は多く見積もっても 数10頭で絶滅も間近、九州の個体群は1996年に1頭が捕獲されたが絶滅寸前である。

 ニホンツキノワグマ全体の生息数は10,000〜15,000頭と見積もられている。個体数減少の原因は、 開発による生息地の分断による個体群の孤立化と、有害駆除や狩猟により毎年1500〜2500頭捕獲される 高い狩猟圧にある。
【引用】ワールド ネイチャー ネットワークより
    http://www.wnn.or.jp/wnn-n/index.html

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