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 4月16日(日),花曇,大野郡千歳村の田んぼで風変わりなコンサートが開かれた。
 この古楽器による癒しのコンサートを企画したのは京都から緒方町に移り住んできた香山茂樹さん。香山さんは「奥豊後ネット」のメンバーでもある。香山さんからの案内文を一部紹介します。
 去年はまた緒方町・狸楽の里を借りてインドのバウルのコンサートと横浜のバンド「リングリンクス」のコンサートをみんなで協力しあって企画・主催しました。国際交流員のミシェルやリンダ

もスタッフとして参加していただき緒方町役場のみなさんにも多大な協力をいただきました。おかげさまで両方満員の入場者があり大成功でした。自分たちの聞きたい音楽を地元で聞けるなんてたいへんありがたいことでした田舎に住む私たちが ナマの音楽を楽しむ機会はあんまりないんです。たぶん都会に出て行かなくてはならないでしょう。
 でもいい音楽だったら田舎でやっても人が集まることがわかったんです。むしろ田舎だからこそ実現するコンサートもあると思います。特に野外コンサートです。自然につつまれた贅沢な環境で聞けるんです。

 千歳村の十時園芸さんのエリアには300坪の空きスペースがあります。ビニールハウスが3棟たっていますここをコンサートやイベント・フリーマーケットの場に育てていこうという案が去年の12月に浮上してきました。いろんなひとがそこに集まって議論しあい構想をねりました。
 とくに料理人の中川さんからは重要なご意見をたくさんいただきました。中川さんは大分を代表する料理人ですが,食の原点を見つめるために自然豊かな清川村に住まれています。最近中川さんは「姫粥」を考案されました。胃にやさしくて体を浄化してくれる食べ物です。
ここを「姫粥の里」にしていく企画も進行中です。おいおい中川さんの料理教室も開いていく予定です。
 このスペースをなぜ「花広場」と名づけたかといいますと年間20万鉢もの花と野菜苗を栽培されているエリアであることにちなんだものではあるんですが喜納昌吉さんの歌「花」をイメージしているんです。「心のなかに 心のなかに 花を咲かそうよ」喜納さんのメッセージは「すべての人の心に花を」です。心の中に花を咲かせるようなことをこのスペースでできればいいなあと思います。いろんな分野の人が出会い交流し楽しめるような場お年寄りも子供も障害者もです。みんなで育てていく場です。みなさまのご参加をお待ちしています。これからスタートです。

  記念すべき最初の一歩が4月16日(日)の第一回あぜみちコンサート」です。演奏者の藤井絵里さんは子供時代を緒方町ですごされ高校卒業後上京,油絵やフランス文学を学んだのち沖縄に移住し身体表現を学ばれました。伊野波留利バレエスタジオのメンバーとして93年首里城落成記念公演 沖縄ジャンジャン等に出演,東京に戻り95年ギャラリー宵待草,96年ギャラリーイヴ等で立体作品による個展を開催。
 その後笙にであい田島和枝氏に雅楽・古代歌謡を師事,儀式音楽にたずさわるかたわら民族楽器とのセッションを多数行われています。
 
  あわせてフリーマーケットも開催します。
今のところアジア雑貨,炭,有機栽培小麦・野菜,ハーブ,絵,天使グッズ,花苗,野菜苗等が出品予定です。
 「花広場」はのどかな田んぼとクレソンが自生する川に囲まれた自然豊かな環境でありながら大分市からも交通の便がいいんです。都市と田舎の交流の場にもなります。いろんな可能性があります。ここからいろんな情報発信を行っていきたいと考えています。これまで田舎はどちらかといえば情報の受け手でした。これからは田舎のよさを情報発信する時代です。インターネットも利用できます。みなさん一緒にここを楽しい場にしていきましょう。
 田舎にもこんな場所は必要だったんです。しょっちゅうコンサートや展示会やイベントやワークショップやシンポジウムが開催されるにぎやかな広場に育てていきましょう。花咲か爺さんは「枯れ木に花を咲かせましょう」と言って灰をまいては枯れ木に花を咲かせましたよね。そんなふうに 過疎の田舎に花を咲かせましょう。みんなが花咲か爺さんになって花を咲かせよう!
 笙(しょう)奏者 藤井絵里さんを紹介する香山さん。ビニールハウスの中のステージの周りにはきれいなポピーの花でのどかななかにも明るくあたたかい雰囲気が。
 久しぶりに緒方町に帰ってきての感想を話した後,日本の古楽器 笙(しょう)の説明をする藤井さん。
 ステージや観客席のイスは香山さんと同じく都会から移り住んできた仲間の方がチェーンソーで杉の丸太を切って作った。
 笙(しょう)という楽器は演奏前に暖めないと音が出ないという。また,落としたりすると全然音が変わってしまうという扱いがむずかしい楽器とのこと。
 藤井さんは横にヒーターを置いて暖めていた。昔は火鉢を使っていたという。
 笙(しょう)を演奏しているところ。最初に,故郷に帰ってきたことを記念して「ふるさと」を演奏した。笙(しょう)の音は,ハーモニカやバグパイプと似ているが,それを澄んだ音にかえたような感じ。

 のどかな春の田園になんとなくあたたかくやわらかい音色が心地よかった。
 会場のビニールハウスの中には地元の方はもちろん,大分や別府からやってきた人が静かに笙(しょう)の音色に聞き入った。

 また,ビニールハウスの周りではフリーマーケットが開かれていた。千歳中の生徒も学校で作っている炭や野菜を販売していた。
 このコンサートには「田舎暮らし」を求めてこの地に移り住んできた仲間の協力が随所にうかがえた。ジャンベ(太鼓)やシタール(インド弦楽器)を演奏された仲間の方はもとより,地元の園芸家の十時さんのバックアップ,清川村に住んでいる日本料理研究家の中川藤義さんの協力などこれからの「田舎暮らし」を予感させてくれるすばらしいイベントでした。

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