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春爛漫 原尻の滝とチューリップ


     緒方平野

 緒方町の原尻一帯は奥豊後の中にあって緒方川沿いに平野が広がり豊かな田園地帯を形成している地だ。
 4月の緒方平野は本格的な農作業の時期を前に暖かくのんびりとした雰囲気に包まれている。少しかすんだ空の青,田んぼの緑と川原やあぜに茂る菜の花の黄色のコントラストが美しい。

    緒方惟栄館跡

 国道沿いに源平争乱期の名将,緒方三郎惟栄(これよし)が館を置いたとされるところ。
 九州武士団の頭領として源氏方として大宰府に入った平氏を討ち壇ノ浦の戦でも大活躍する。しかし源義経を助けようとし源頼朝に捕らえられ群馬県沼田荘に流される。人々は子どもの健やかな成長を願ってのぼりを立てる。


  滝の館とチューリップ畑

 この時期は原尻の滝周辺で約30万本のチューリップが1ヶ月にわたり咲き乱れるチューリップフェスタが行われている。広々とした田んぼがチューリップでおおいつくされる。
 チューリップの種類も30種類を超え見たこともないようなチューリップにお目にかかれる。滝の館では地元の特産品を買い求める人でいっぱいだ。


 このチューリップフェスタは4月1日から16日まで。期間中は毎日大勢の人でにぎわう。特に土日は大型バスが何台も乗りつけ観光客でごったがえす。
 地元の出店も出てまんじゅう,だんご汁,田舎おでん,山菜おこわなどいなかならではの味を楽しむことができる。
 ただし,交通整理のため自家用車は総合グランドに置きシャトルバスに乗って行くことになる。平日の午前中は人も多くなくゆっくりとチューリップや滝を見て過ごすことができる。


   滝の館のテラスから


 滝の館のテラスからチューリップを眺めながらひと時を過ごす。チューリップ畑の向こうには原尻の滝,そしてその遠く向こうには祖母傾山系の山々が眺められる。
 ここの名物は「かぼすソフトクリーム」。あの香りがしっかり入っている。それにレストランの料理がいい。「滝の花籠」「緒方牛陶板焼定食」いわゆるおすすめですな。


   滝の民芸品店

 滝の周辺は公園化され芝生が広がっている。この芝生の上でお弁当を広げている家族連れがたくさんいる。桜の花が満開でチューリップよりもこの桜を見て楽しんでいる人も多い。
 この芝生の上で昼寝をすると気持ちいいだろうなあ。


 かつて緒方井路には多くの水車が架かっていて水路の水を田んぼにあげていた。今では観光用としていくつか残っているだけだ。この屋敷の向こうには粉をひく小屋があり水車の水を利用してきねを動かしている。
 ここではお土産を販売している。

 緒方川流域に広がる緒方盆地は昔から「緒方五千石」とうたわれた米どころである。この米を原料に酒造業も盛んだった。

    原尻の滝 

 田園地帯の中に突然現れる原尻の滝。落差約20メートル,幅120メートルあまり。その景観から「大分のナイアガラ」と呼ばれたりする。たしかに梅雨時期は水量も多く迫力があるがふだんはいたって穏やかである。
 江戸時代,岡藩では村一揆などの首謀者をここから突き落としたという。また,今のお年よりたちは子どもの頃夏になると,この滝の上から飛び込んだという。


 のどかな田園風景と原尻の滝。滝壷に降りる道があり下から滝を眺めることもできる。
 この滝は阿蘇山の噴火の際に流れ出た溶岩である阿蘇溶結凝灰岩でできている。

 右の写真は大雨の後の原尻の滝。1990年の大洪水の時は滝がどこにあるかわからないほど増水した。
 
滝を見下ろせる吊橋。 緒方三宮社の鳥居

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