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 奥豊後の秘宝,朝地町神角寺。そこは苦労して訪れた人々を裏切ることがない。
ことしもここでしか見られない色鮮やかなシャクナゲを見るために足を運んだ。



 4月22日,快晴。
 今年は桜の咲くのも例年より1週間早かったが,シャクナゲの咲くのもいつもより早いようで,連休に入るのをまたずに神角寺を訪れることにした。  朝地町の温見付近ではもう田植えの準備を始めていた。山間地は田植えも平野部より1か月ほど早い。

 さすが神角寺近くの農家は牛がシャクナゲを楽しめるように牛小屋の回りにもシャクナゲを植えている。
 朝地町は朝地牛でも有名で,地元のレストランではおいしい朝地牛を安く食べることができる。

  神角寺渓谷

 朝地から温見に登る地途中左手にある。
 神角寺山から流れ出る清い流れは温見を通る人々に安らぎを与える。

 道路のわきには山フジがあちこちに咲いていてつい目を奪われる。たまらずに車をとめてしばし鑑賞。

 山野に生え,大きな木に高く這い昇っているものに花がついていると壮観。
 蔓は左巻き(庭園に植えられるフジは右巻き)。



  巨大なシャクナゲ

 朝地町の奥深くに神角寺はある。苦労して訪れた神角寺はやはり別天地だった。神角寺の入り口には信じられないほど巨大なシャクナゲが来たものを驚かせる。

  シャクナゲ
所属:ツツジ科 ツツジ属
学名:Rhododendron metternichii Sieb. et Zucc.
特性: 俗にシャクナゲと称しているものの中には色々の種類がある。
 ツクシシャクナゲの仲間に、
@変種としてホンシャクナゲ、ヤクシマシャクナゲ、またアヅマシャクナゲ(シャクナゲ)がある。
A品種にシロバナツクシシャクナゲ、ヤマトシャクナゲ、シロバナホンシャクナゲ、オキシャクナゲなどがある。




  神角寺
 朝地町の標高750mの神角山頂にある真言宗の古刹で,かつては西海の高野と呼ばれたほど雄大壮麗さを誇った。

 現本堂は鎌倉時代再建になる三間四方の宝形造り檜皮葺で,美しい軒反りの姿は国東半島の国宝富貴寺にも肩を並べるほど。
 境内からの眺望もよく、祖母傾の連山や九重の山々が見わたせる。
 山門には木造の仁王像が立っており2.5mの巨像で、700年前の作品である。この像は運慶の作風を最も正しく伝えた、九州でただ一つの傑作である。本堂と仁王像は国の重要文化財である。




 神角寺城で自刃した大神姓大野氏

 平安末−鎌倉初期,大野泰基 ( おおのやすもと)という武将がこの地にいた。 豊後 大神(おおが)一族 の大野氏。大友氏豊後 守護 補任(ぶにん)以前の在地領主。 
幼名九郎。 姥岳(うばだけ)( 祖母嶽(そぼだけ))大明神(高千穂明神とも)の 神裔(しんえい)と伝えられる 大神 惟基(これもと) ( 胝大太(あかがりだいた), 皸大弥太(あかぎれだいやた))の4子 大野 基平(もとひら) 4世の孫。父は 家基(いえもと) 。
大野六郎家基の子九郎 泰基(やすもと) は建久7年, 中原 親能(ちかよし) が豊後国 守護 職(しき) に 補任(ぶにん)されたころ,同郡 神角寺(じんかくじ) 山に挙兵して討伐され,その没官(もっかん)された大野荘を中原親能が獲得し,これを養子 大友 能直(よしなお) に譲った。
 神角寺はボタン桜やもみじもきれいでいつ訪れても目を楽しませてくれる。裏の展望所からはボタン桜を楽しみながら眼下に大野郡を一望できる。緒方三郎惟栄もここから自分の所領を何度となくながめたことだろう。



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