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奥豊後のかくれた名所,大野郡清川村宇田枝の宝生寺。
その宝生寺で今年も11月10日から11日まで「きよかわ彩・宝生寺の秋」と
銘打ったイベントが行われました。
そのライトアップされた美しい宝生寺を紹介します。


お寺を囲むように池がありその水面にライトアップされたお寺と紅葉の木々が映える。
その美しさにしばし時間を忘れて見入ってしまう。






 宝生寺は源為朝が建立,大友親隆が再建したと伝えられている。
 現在は,村指定史跡になっている。
 本堂の周りには樹齢数百年の楓(かえで)の大木がうっそうと生い茂っている。紅葉が始まった楓を神秘的に照らし出している。


 本堂ではイベントのツアー?が寺のいわれなどを学習し,その後料理研究家の中川氏の料理の食事会があった。

 本堂のそばにはお寺の門徒の方々による出店が出ていた。 田舎の餅や炊き込み御飯などなつかしいものばかり。
 
 このイベントは単にライトアップだけではなく,尺八や歌謡などの演奏,日本料理研究家の中川藤義さんによる「宇田姫御膳」の催しがある。
 宇田姫御膳は村に千年以上前から伝わる宇田姫伝説をもとに作られているという。
 まさに色と音と食のあでやかさ,「彩」にふさわしい。
 苔むした石塔と楓の大木が歴史を感じさせる。




 池を渡る本堂への道の両脇には竹を切って作られた灯篭が並ぶ。これがまた幻想的で優雅さをかもしだしている。
 豊後の国岡藩宗旨奉行の「踏絵紀行」(天保12年[1841]2月8日)に書かれている。
夕方,宝生寺に参詣。寺内に堤ありて,能き景地なり。
 書院に通り,床には三幅対の掛物,長崎の人の画と云うなれども唐人が印口あれどもわかり難く名はなし, (中略)
酒は鳥渡出,蕎麦ごめと云うものを馳走あり。皮蕎麦をゆで干し,搗(つ)いて皮を去りたるを醤油下地にて,ゆるき雑炊の如くに煮,椎茸,蓮根,牛房,みつ葉,山芋を入れ,なんば蕎麦の如くにして,かやくはおろし大根,わけぎ,ちんぴなり。命あれば,このごときものを始めて給わる珍しきことなり。



 本堂の前のかえでが美しい。
 この本堂は,弘化2年(1845)に焼失し,文久2年に上棟落慶された。


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 宝生寺へのアクセスは,清川村砂田の交差点を左折し伊崎キャンプ場の入り口を通って清川中学校の手前を左に曲がり奥嶽川をわたる。突き当りを右折すれば正面にお寺が見える。案内板も立っています。

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