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  朝地町 普光寺のアジサイ

 朝地町上尾塚にある普光寺磨崖仏は,初めて訪れた者を驚かせずにはおかない。 大野川北岸の筑紫山普光寺境内にそそりたつ岸壁に高さ8.3mもの磨崖仏が彫られているのだ。






 国道57号から車で5分ほど入ったところ。谷間の坂を下っていくと本当に小さなさびれた山門がある。山門の中は小さな仏堂があるだけでこれといって見るものがない。しかし,この庭から左手の庭から谷を隔てて真正面に明るく日があたる絶壁が望まれる。そして,その瞬間ハッと息を呑む。それがこの不動明王だ。
 下の写真は,その磨崖仏の不動明王像。県下最大の磨崖仏である。鎌倉初期の作とみられ,県指定の史跡になっている。


絶壁に彫られた磨崖仏
不動明王像




 普光寺は磨崖仏だけでなく,アジサイの名所でもある。絶壁の前に広がる深い谷にはアジサイが一面に植えられ,青いアジサイの花を不動明王がながめてニッコリしているように見える。









 明日からの「普光寺アジサイ祭り」の準備でポッコン菓子を作っている。はじける前に「大きな音がしますよー!」と花を見に来ている人が驚かないように谷に向かって大きな声で叫んでいる。その声に驚いた。



 寺に降りる参道はうっそうとした木々につつまれ,しっとりとしている。アジサイの葉の上にアマガエルが静かにたたずんでいた。


 奥豊後は田植えも終わりまた静けさを取り戻した。日本中がワールドカップで大騒ぎしているのが不思議なくらい静かな静かな時が流れている。



取材 奥嶽小僧 2002年6月16日 

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