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朝地町道の駅「菜花朧月館」と



       競技前
    日本近代彫刻界の重鎮
       東洋のロダン

        朝倉 文夫
 1883−1964 彫刻(彫塑)家。号紅 。明治16年3月1日、大野郡朝地町大字池田1597番地に父渡辺要蔵、母キミの三男として生まれる。若くして、明治41年(1908)第2回 文展 より第8回文展まで、連続7回受賞という輝かしい実績をあげ、その評価を確実なものにした。その後 官展 審査委員、帝国美術院会員となる。

 朝倉がうぶ声を上げたのは母の実家のある竹田、そして9歳で同町大字板井迫854、朝倉種彦の養子となっていることなどから、朝倉自身「僕には生まれたところが三ヵ所ある」と言っている。明治35年 竹田中学校 を中退して上京、実兄 渡辺 長男(おさお) (彫刻家)のもとに寄宿する。翌36年4月、東京美術学校彫刻科選科に入学、太平洋画会研究所でも彫塑を学ぶ。


同40年同校卒業。翌年の第2回文展に、たくましい裸身の若者像「闇」を出品して2等賞(最高賞)となったのをはじめ、第8回文展まで連続受賞、うち第4回「 墓守 」、第7回「 含羞(がんしゅう)」、第8回「いづみ」は最高賞の2等賞(1等賞なし)を獲得し、無名の一青年彫刻家から、一躍脚光を浴びる存在となった。

 朝倉文夫の作品は、精緻な技巧に秀でた堅実な写実にある。初期の作品「闇」や「山からきた男」には、かなり文学的思考のニュアンスが漂っているにしても、その写実的表現力は卓越しており、「墓守」にいたっては、その一つの作風を早くも密度高く完結させたものとして代表作の一つとされている。

            「obs歴史辞典」より

時の流れ

 大分が生んだ偉大な彫刻家,朝倉文夫。朝地町にある朝倉文夫記念館を訪れてみた。
 ここでは毎年アジア彫刻展が開かれる。ことしはどんな作品にお目にかかれるのだろうか?

 朝地町国道57号線にある道の駅「菜花朧月館(さいかろうげっかん)」はちょっと不思議な形をしている。それに名前もむずかしい。
 パンフレットによると,「菜の花」と「朧月(おぼろづき)」から来ているらしい。
  菜の花は、蕪村の俳句「菜の花や月は東に日は西に」や、文部省唱歌「朧月夜(おぼろつきよ)」の「菜の花畑に入り日薄れ」など様々に歌われ、春を一際心浮き立つものとしてくれる。

 この「菜花朧月館」ができる前は,国道と平井川の間は菜の花畑だったという。店の中は明るくてすっきりしている。朝地町の特産品が数多く販売されている。

 店の中央にあるテレビのモニターでは朝地町の名所を紹介している。朝地町には紅葉で有名な「用作公園」,アジサイで有名な「普光寺磨崖仏」,シャクナゲで有名な「神角時」,そして朝倉文夫記念館と見どころの多い町である。
 レストラン「福寿草」
 レストランも明るくすっきりしている。
壁には朝地の名所の絵が飾られている。
 農家が直接届ける無農薬野菜を使った四季折々の野菜が売り物。
 お薦めメニューは「よくばり福寿草」(1000円)


 国道57号線から朝倉文夫記念館までは5kmほど山の中を進む。途中の畑にはかけ稲をしているところが多い。
 かけ稲をしたお米は美味しい。


 朝倉文夫記念館の駐車場にある安らぎ茶屋。
 朝倉文夫が生きた明治時代を彷彿させるお土産屋さんだ。
 ここは広大な公園になっていて記念館だけでなく,レストハウスやアスレチック,文化ホール,陶芸小屋,しょうぶ園,芝生の広場や紅葉の森などすべてが自然と調和して存在している。

 芝生の広場にはアジア彫刻展の作品が展示されている。
 第5回大分アジア彫刻展で大賞に選ばれた作品。
「Gate」 オ セムン(韓国,30歳)
 今年の応募総数は353点とのこと。

 ゲートというより女性の下腹部とストレートに受け取る私には美的センスがないんでありましょうか(~_~メ)。

 記念館の入り口。清家清氏のデザインによるもの。 周囲の景色と調和するように建っている。

 入館料は大人500円。高校生以下200円。

 館内は写真撮影禁止のため外から撮ってみました。
中には美術の教科書で見たことのある彫刻がたくさん展示されている。
 「墓守」や「子猫の群」など。

 文化ホールではいつもいろんな展示会が行われている。私が訪ねたときは「第5回大分アジア彫刻展」が開催されていた。

 今年は開演10周年記念として朝倉響子展が行われる。

 問合せは
   朝倉文夫記念館
  Tel 0974-72-1300
  〒879-6224
   大分県大野郡朝地町大字池田1587-11

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