越生 瑞光庵 磨崖仏
こしお    ずいこうあん    まがいぶつ

 緒方町越生にある瑞光庵は,緒方町誌(1934年発行)に,「古老の伝説にも詳ならず」と記述されており,その由来はまったくわかっていないという。瑞光庵の裏にある岩窟にはこれまで想い描いていた磨崖仏とはまったくイメージの異なる不動明王が掘り込まれていた。


瑞光庵磨崖仏の顔






瑞光庵から見た越生平野
瑞光庵から見た越生平野

 緒方駅がある緒方平野の北側,大野町との境,大野川沿いに越生平野が広がっている。その肥沃な平野を見下ろすように瑞光庵が立っている

瑞光庵
      瑞光庵

 瑞光庵は民家に囲まれた小高い丘の上にある。現在も越生地区で不動様祭が行われており,地域の人々の信仰のあつさを知ることができる。
 瑞光庵をさがしていると,畑で仕事をしていたおばあちゃんが親切に教えてくれた。中にはお供え物があった。
 


 おばあちゃんが,「不動様は裏ん穴ん中で」と教えてくれた。なるほど,建物の裏の左手に岸壁を大きく掘った穴がある。しかし,磨崖仏らしきものは見えない。

 穴の中に入ると,またその中に小さな穴がある。電気のスイッチがあったので,スイッチを入れる。すると,中には不思議な光景が……。



 穴の中は広い部屋になっている。幅6M,奥行2M,高さ2Mほどの岩窟の奥にすごい形相の不動明王が彫られている。
 右手に剣を左手には縄を丸めて持っている。口は真っ赤でおどろおどろしい。つり上がった目と牙のような歯が仰々しい。














 瑞光庵磨崖仏へは,緒方からは県道緒方−大野線の大渡橋手前を右折して500Mほど行ってつきあたりにある。

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