「たまには浮気 -タチウオ編-」
「タチウオ」、この魚が僕をルアー地獄に落とし込むきっかけを作った張本人。初めてルアーで釣った魚。僕の歴史に大きな足跡を刻む魚。
あの時の興奮と、喜びは一生忘れない。いや、正確に言うと、その時は無我夢中でそんな喜びなんて感覚に浸る余裕もなく「ただ釣れた、あぁ釣れたんだ」ってくらいの感情。家に帰って、今日一日のことを、そのタチウオを肴にいっぱいやりながら振り返って考えていて初めて、釣ったことの喜びが蘇ってきたって感じ。
そして、殺生して、その獲物をお腹に入れて改めて、生きるってことを実感した。
なんか、大げさに聞こえるけど、本当にそう感じた。
だから、「ありがとう」と言う気持ちと「お前のおかげでとんでもない事にのめり込んだ、知らなければそれでなにもなく、今までのとおり生活できたに、知らなくていいことを知ってしまった。えぃ、どうしてくれる、お前!」って気持ちで、この魚に対しての僕の気持ちは複雑。
でもやはり、今の気持ちは「ありがとう」です。
釣りってことの残酷さ、喜び、楽しさ教えてくれたし、きっかけを作ってくれたし、本来の魚の美味しさ、新鮮な食べ物の美味しさを教えてくれたのですから。
釣りの経験のない人、沢山いると思うけど、そんな人に伝えたい。
釣りのすばらしさを!
「タチウオ」は美味しい。特に釣りたての塩焼きは。「タチウオ」は冷凍とかあっていつでも塩焼きなら食べられるけど、新鮮な物を一回でも食べるともう他は食べられない。
刺身も美味。食べたことない人結構いるはず。自分で釣らなきゃ美味しい刺身は食べられない。僕も釣りを始めるまで食べたことなかった。ちょっと生臭さがあるけど、これは生姜醤油とカボスで解決。そして美味しい日本酒で。
それまでは冷凍の塩焼きも平気で食べていた。でも今は食べれない。本当の味を知ったから。このことは本当に贅沢。今、釣りって今の世の中、最高の贅沢なことなのかもしれない。
「タチウオ」は美しい。
どのくらい美しいかと言えば言葉では表現できないくらい、とにかく銀色の輝いている金属様な感じ。スーパーで見る銀色がはげてる「タチウオ」を思い浮かべてはいけない。それまでは形状から「太刀魚」って言うのかと思っていたが、質感まで太刀なのだ。
その「タチウオ」がすーっと海から抜け出る美しさは、やはり経験しないとわからないだろうなぁ。
で、どうやってこの「タチウオ」を釣るのかって言うと、、、
ルアーはメタル、ミノー、ソフト等とだいたい何でもいいそう(いいそう、って書いたのは僕は後述のルアーでしか経験がない、レッドヘッドでススキを狙っていて、タチウオがヒットした人も知っている。釣り日記でいつも一緒の甲斐さんです)
私の場合は正式名はよく知らないが内輪でタコルアーと呼んでるものがほとんど。カジキマグロ等のトローリングによく使われているあの吹き流しみたいなルアーの超小型版。
大分ではドジョウ(ドジョウの形をしたソフトルアー)にかぎるという人も多い。
ゆっくり棒引きをしていると「ガツン」とくる。あわせはほとんど向こうあわせで、あまり気をつけることはない。
ヒット後は結構抵抗もなくおとなしくすーっと上がってくる。ちょっと情けない位だ。キャスティングの後ルアーが着水してカウントをとって早く棚を見つけるといいと思う。
棒引きをしてヒットがないときは、ちょっとルアーにストップアンドゴーなどの変化を付けるといい。特にふっとルアーが止まった瞬間によくヒットする。
「タチウオ」は結構手前まで来ているので、ルアーは最後まで気を抜かないで堤防寸前まで引こう。あげる瞬間に飛びついたことも結構あるので。
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