2018年12月11日
「お酒で顔が赤くなる人は骨折リスクが2.5倍!④」
お酒を飲んで赤くなる人は、骨粗しょう症による大腿骨近位部骨折のリスクが高くなる。ではそのメカニズムはどうなっているのか。お酒を飲んで顔が赤くなる人はALDH2の活性が低いため、アセトアルデヒドが分解されにくく、アセトアルデヒドの血中濃度が上昇しやすい。そして、アセトアルデヒドは毒性があり、体にさまざまな害を及ぼすことが知られている。以前食道がんと飲酒の関係を紹介した際も、アセトアルデヒドの分解能力が低い人(顔が赤くなる人)は食道がんのリスクが高くなると聞いたばかりだ。これと同様に、やはりアセトアルデヒドが骨に何らかの悪影響を及ぼし、骨粗しょう症のリスクが高くなるのだろうか。
宮本さんは、現時点では、飲酒が骨にどう作用するかについての詳しいメカニズムはまだわかっていないと前置きしつつも、このように説明してくれた。
「骨粗しょう症のリスクを上げる要因はやはりアセトアルデヒドと考えられます。顔が赤くなる人はアセトアルデヒドの分解能力が低いため、アセトアルデヒドが蓄積され、アセトアルデヒドの毒性にさらされやすい。アセトアルデヒドがあると体内に活性酸素が生じます。酸化ストレスが高まり、骨芽細胞の機能不全に影響すると考えられます」。
「骨の生成過程では、骨を壊す『破骨細胞』と、壊れた部分を修復する『骨芽細胞』の2つが働き、新陳代謝を行いながら骨を作ります。しかし骨芽細胞が機能不全を起こすと、骨の新陳代謝のリズムが崩れ、骨密度が低下、骨粗しょう症につながると考えられるわけです」。
  〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜



2018年12月10日
「お酒で顔が赤くなる人は骨折リスクが2.5倍!③」
今回の研究では、大腿骨近位部骨折を起こした92人を「大腿骨近位部骨折群」(骨折群)、大腿骨近位部骨折を起こさず、骨粗しょう症の診断基準も満たさない48人を「正常群」として、それぞれの群の方々の遺伝子(ゲノムDNA)を回収した。
宮本さんが着目したのが、アルコール代謝の過程で生じるアセトアルデヒドの分解に関わるALDH2(アセトアルデヒド脱水素酵素)の活性だ。「骨折群」と「正常群」を対象に、ALDH2の活性が高い人と、活性が低い人(rs671遺伝子を保有する人)の比率を比較した)。活性が低い人は、お酒を飲むと顔が赤くなる人、いわゆるフラッシャーと呼ばれる人がほとんどだ。その結果、「『骨折群』では、『正常群』に比べてALDH2の活性が低い人の比率が高いことが明らかになったのです。このことから、お酒を飲んで赤くなる人は、骨折のリスクが高くなることが示唆されたのです。研究の結果、ALDH2の活性が低い人は、正常群に比べ、骨粗しょう症による骨折のリスクが2.48倍になるということがわかりました」。
体の中にアルコールが入ると、まずADH1B(アルコール脱水素酵素)によって、毒性を持つアセトアルデヒドに分解される。次にALDH2の働きによって、アセトアルデヒドは無害な酢酸に分解され、最終的には水と炭酸ガスなどに分解される。このADH1BやALDH2の活性は遺伝的要因が大きく影響する。特に、お酒の強さに大きく影響するのがALDH2の活性だ。
体内に入ったアルコールは、アルコール脱水素酵素(ADH1B)によってアセトアルデヒドに分解される。その後、「アセトアルデヒド脱水素酵素」(ALDH2)により、無毒な酢酸になり肝臓から排出される
両親から分解能力が高い遺伝子をそれぞれ引き継いだ人(活性型)は酒に強い酒豪タイプで、酒を飲んでも赤くならない人(ノンフラッシャー)がほとんどだ。
分解能力が高い遺伝子と、分解能力が低下した遺伝子をそれぞれ1つずつ引き継いだタイプ(不活性型、低活性型)は、全く飲めなくはないが、基本的には酒に弱いタイプ。普段からアルコールに親しんでない場合、顔も赤くなりやすい(フラッシャーと呼ぶ)。そして、分解能力が弱い遺伝子を両親から引き継いだ人(失活型)は、全く飲めないタイプ。ほとんどの場合がフラッシャーだ。なお、日本人の場合、酒豪タイプは約5割、酒に弱いタイプは約4割、全く飲めないタイプが約1割となっている。
  〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜


2018年12月8日
「お酒で顔が赤くなる人は骨折リスクが2.5倍!②」
骨粗しょう症とは、骨の新陳代謝である「骨代謝」のバランスが崩れることによって起こる病気のこと。骨粗しょう症になると骨密度が低下することで骨が弱くなり(骨がスカスカになる)、ちょっと転んだだけで骨折してしまう。転んで骨折するのはもちろん、気づかぬうちに骨折してしまう「いつの間にか骨折」を引き起こすこともあるという。
骨折はどれもイヤだが、特に怖いのが大腿骨近位部骨折である。大腿骨は、足の付け根から膝までの骨で、カラダを支える最も大きい骨である。大腿骨近位部骨折は、その骨が足の付け根付近で折れてしまう骨折だ。この部分が骨折すると、立つことはもちろん、歩くことすら困難になってしまう。
「骨粗しょう症による大腿骨近位部骨折の患者は増加し続けています。2014年のデータで大腿骨近位部骨折は年間19万件、1日平均で約500人になる計算です。さらに今後も増加することが予想されています」と宮本さんは現状を説明してくれた。
大腿骨近位部骨折を起こすと、どのような経過をたどるのだろう?
「大腿骨近位部骨折は手術が必要となり、手術後は日常生活の動作レベルが下がってしまいます。治るまでにかかる期間も長く、その間に筋力も大幅に低下してしまいます。このため寝たきりにつながりやすいのです。ご存じのように、そのまま認知症を発症するケースも多くあります。カラダの自由がきかないこともあり、家族の介護負担も大きく、医療費負担もかさみます」。
男性の方には、骨粗しょう症は女性に多い病気で、男性は関係ないと思っている人もいるだろう。宮本さんは、「一般的に骨粗しょう症による大腿骨近位部骨折は『女性の病気』と思われています。確かに女性のほうが多いのですが、男性にも起こります。そして、実は骨折後の死亡率は男性のほうが高いんです」。
骨粗しょう症の恐ろしいところは、目に見える自覚症状がないことだ。それ故に症状がじわじわと進み、気づいたときには「知らぬ間に骨折」なんてことが起こってしまう。
  〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜


2018年12月7日
お酒で顔が赤くなる人は骨折リスクが2.5倍!①」
健康寿命というのは「健康的に暮らせる期間」であり、要は「要介護などにならずに過ごせる期間」と考えればいい。昨年(2017年)、お酒で顔が赤くなる人は大腿骨骨折を起こしやすい、というニュースが流れた。寝たきりというと、「認知症になり、その後に寝たきりに…」という流れも有名だが、「転んで、骨折して、その後、寝たきりに…」というケースもよく耳にする。骨折して入院したりすると、筋肉も衰えてしまうだろうし、ガクンと身体能力が下がりそうなのは素人でも想像がつく。
骨折を防ぐには、(もちろん転ばないのが第一だろうが)、何といっても骨が大事であろう。シニアの方がちょっと転んだだけで骨がポキッと折れたなどというケースの主たる原因に骨粗しょう症があるという。そもそも骨粗しょう症って、高齢者の病気なんじゃないの? 特に40代、50代くらいの働き盛り世代なら、そんなふうに思っている方々が大多数なのではないだろうか? ご多分に漏れず、筆者も全く同じように思っていた。
だが、昨年(2017年)から、あるきっかけがあり骨粗しょう症のことが気になるようになってきた。それが、昨年春に流れた「お酒を飲んで赤くなりやすい人は、骨粗しょう症による大腿骨骨折を起こしやすい」というニュースである。マスコミで取り上げられたのは、慶應義塾大学医学部から論文が発表されたためである。
筆者は今でこそ酒を飲んで赤くなることはないが、酒を飲み始めた頃は首まで真っ赤になっていた。今はまだ大丈夫、と思っているものの、お酒を飲み続けるうちに、知らぬ間に骨粗しょう症が進行し、あるときポキッといってしまったら…。そして、骨粗しょう症は閉経後の女性のほうが多いというから、私もいずれ人ごとではなくなる。不安は募るばかりである。そこで、今回はニュースの基となる研究結果を発表した慶應義塾大学医学部 整形外科学 先進運動器疾患治療学寄付講座 運動器科学研究室 室長の宮本健史さんに話を伺った。
  〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜


2018年12月5日
「世界で最も高齢化している日本における認知症の推定コスト」
認知症は世界的に重要な問題となっており、そのコストは、2015年で8,180億USドルと推定されている。そして、世界で最も高齢化の進む日本において、この問題は重要である。しかし、日本における認知症の社会的コストは、あまりよくわかっていない。慶應義塾大学の佐渡 充洋氏らは、社会的視点から認知症のコストを算出するため、検討を行った。PLOS ONE誌2018年11月12日号の報告。
有病率に基づくアプローチを用いて社会的視点からコストの推定を行った。コストを推定するためのパラメータの主なデータソースは、全国データベース、医療の利用には全国の代表的な個人レベルのデータベース、介護給付費等実態調査、長期の公的な介護の利用には個人レベルの2次データに基づく全国調査、非公式の介護の費用には同介護時間の調査結果であった。得られたパラメータより認知症コストを推定するために、確率論的モデリングを用いて分析を行った。また、将来のコスト予測も行った。
主な結果は以下のとおり。
・2014年の日本における認知症の社会的コストは、14兆5,000億円(標準誤差[SE]:660億円)と推定された。
・この内訳は、医療費1兆9,100億円(SE:49億1,000万円)、介護費6兆4,400億円(SE:632億円)、非公式の介護の費用6兆1,600億円(SE:125億円)であった。
・認知症患者1人当たりの費用は、595万円(SE:2万7,000円)であった。
・総費用は、2060年に24兆3,000億円に達し、2014年の1.6倍になると推定された。
著者らは「日本における認知症の社会的コストは非常に高く、この影響を緩和するための介入が必要とされる」としている。
  〜飯尾副院長提供:ケアネットより〜


2018年12月4日
「シャワーヘッドは病原菌の温床の恐れ②」
細菌はシャワーヘッドや配水システムの中で繁殖する。そのほとんどはヒトに無害だが、一部の最近は肺感染症の原因になる場合があるという。ただし、Gebert氏は「自分の家のシャワーヘッドに抗酸菌が存在していても、病気になったり肺感染症を発症しやすいわけではない」と強調し、シャワーヘッドを毎日掃除したり、シャワー習慣を変えたりする必要はないと話している。
また、抗酸菌の感染源を明らかにすることは重要だが、「研究者の間でも、肺感染症の感染経路がシャワーなのか否かは断定できていない」としている。 専門家の一人で米ニューヨーク大学ランゴン医療センター内科教授のMarc Siegel氏によると、細菌はシャワーヘッドのような湿った環境で繁殖しやすいという。
同氏は「この報告によれば、シャワーヘッドを掃除する必要があるが、実際には、極端に免疫力が低下している人や慢性疾患の患者などを除けば、抗酸菌に曝露しても病気になることはほとんどない」と説明している。
Siegel氏は、シャワーヘッドを掃除する際には、アンモニアを含有する消毒剤を用いて1~2週間に1回程度行うことを勧めている。また、細菌はシャワーヘッドだけでなく歯ブラシやシンクなど湿った場所であればどこでも存在する可能性があるとしている。
  〜飯尾副院長提供:HealthDay Newsより抜粋〜


2018年12月3日
「シャワーヘッドは病原菌の温床の恐れ①」
シャワーを浴びれば埃や病原菌を洗い流せると信じている人は多いだろう。ところが、、シャワーヘッドにには病原菌が潜んでおり、それを身体に浴びることで肺の感染症を発症してしまう可能性があることが、米コロラド大学のMatthew Gebert氏らが実施した研究で示された。
Gebert氏らは今回、米国や欧州における656家庭で使用されているシャワーヘッドを調べた。その結果、各家庭のシャワーヘッドには大量の細菌が見つかったが、その種類は地域や水質、水源によって異なっていた。
また、塩素系消毒剤で消毒した水を使用する家庭では、特定の細菌の濃度が高いことも分かったという。さらに、シャワーヘッドに抗酸菌(マイコバクテリウム属)という細菌が大量に見つかった米国や欧州の一部地域では、抗酸菌が肺に感染して起こる肺非結核性抗酸菌症患者が多いことが明らかになった。
なお、米国では南カリフォルニアやフロリダ、ニューヨークがそのような地域に含まれていた。これらの結果から、Gebert氏は「私たちが生活している環境は菌にまみれているが、中でもシャワーヘッドに存在する細菌には地理的な特徴がみられた。また、シャワーヘッドに細菌が存在するかどうかには水源や水質も関わっていることが分かった」と述べている。
 〜飯尾副院長提供:HealthDay Newsより抜粋〜


2018年12月1日
「知らずに食べている超悪玉脂肪酸、動脈硬化学会が警鐘③」
摂取過多が認められた国々では、TFAの摂取削減や表示義務が課されている。実際、アメリカでは加工食品に含まれる脂質の含有量のみならず、その内容を重視し、総脂質(total fat)に加えてトランス脂肪(trans fat)が記載されている。残念ながら日本ではこのような表示義務がないため、食品を製造する各企業の努力に頼らざるを得ない。 そんな中、WHOは『Make the world trans fat free by 2023』という目標を掲げ、TFAによる冠動脈疾患の削減に取り組む具体策を講じている。丸山氏は、「一般の人だけでなく、各企業がTFAについての理解があるかどうかも問題」と、啓蒙活動の重要性を語った。
また、日本でのTFA削減が足踏みしている理由として、丸山氏は各省庁の対応を指摘。「消費者庁は“脂質の含有量だけではなく内容にも留意すること”を丁寧に提示している。
一方の農林水産省は、ホームページに“食品中のTFAを減らす努力をしています”と記載していながらも、“TFAだけを必要以上に心配せず、脂質全体の摂取量に十分配慮”と記している」と、TFA摂取による健康被害に根拠がないとも読み取れる説明文に、同氏は悲憤した。
アメリカでは表示が義務化されたことでTFAの摂取が78%も減少したそうである。日本では、いくら“TFAをとらないで!”と言っても、何にどれくらい含まれているのかがわからないため、避けることができない。
これを踏まえ両氏は、「日本人は表示されればそれを避ける傾向があるので、表示義務化が実現すればTFAの摂取量は減少するかもしれない。われわれは各省庁にお願いを続けていく」と、摂取規制実現へ向き合っていく姿勢を示した。
  〜飯尾副院長提供:Care Netより抜粋〜


2018年11月30日
「知らずに食べている超悪玉脂肪酸、動脈硬化学会が警鐘②」
これまで日本でのトランス脂肪酸(TFA)摂取量の検討は、摂取量に関するアンケート調査を実施し、それに基づいて推測することが多かった。
石田氏らは、TFAの血中濃度について、ガスクロマトグラフィー質量分析計を用いて直接測定することに成功。その結果、TFA摂取量がLDLコレステロール(LDL-C)値や中性脂肪(TG)値と正相関、HDLコレステロール(HDL-C)値と逆相関することを明らかにした。
これは海外の疫学研究と結果が類似しており、石田氏は、「この研究において、TFA血中濃度とBMIや年齢の関係を見ると、高齢者(75歳以上)ではメタボ有無による差はないものの、若年層(60歳未満)のメタボ群では有意にTFA血中濃度が高値を示した。
また、冠動脈疾患を有する患者でも同様の傾向を示した。ただし、この研究は入院患者、病院食摂取後、早朝空腹時で測定しているため、これでもTFAのリスクは過小評価されている可能性がある」と述べ、「今回われわれが行った約1,000例を対象とした試験の結果は、海外で証明されたTFAの有害性と酷似している。
つまり、海外で証明された知見は日本人においても当てはまると考えることが妥当」とし、「日本の大規模臨床試験がなくても、TFAがリスクだと認識するべきだ」とコメントした。
  〜飯尾副院長提供:Care Netより抜粋〜


2018年11月29日
「知らずに食べている超悪玉脂肪酸、動脈硬化学会が警鐘①」
農林水産省がトランス脂肪酸(TFA)に関する情報を掲載してから10年経つが、トランス脂肪酸に対する日本の姿勢には進展が見られない。
今年の10月31日、動脈硬化学会が主催するプレスセミナーが開催され、丸山 千寿子氏(日本女子大学家政学部食物学科教授)、石田 達郎氏(神戸大学大学院医学研究科特命教授)がTFA摂取によるリスクに警鐘を鳴らした。
TFAと飽和脂肪酸を同量摂取して比較した場合、TFAは飽和脂肪酸と比べ動脈硬化の発症を10倍も増やし、糖尿病の原因となるインスリン抵抗性の悪化などを引き起こす。そのため、TFAは超悪玉脂肪酸とも呼ばれている。にもかかわらず、なぜ、TFAがいまだに食品に使用されているのだろうか。石田、丸山の両氏は「現時点では日本人において、直接その有害性を証明した根拠が少ないため」とコメント。
勘違いされやすいが、TFAは食品などに直接注入される添加物ではない。シス型で天然の液体植物油であるオレイン酸やリノール酸が工場などの食品加工の過程において、トランス型で固形油のエライジン酸やリノエライジン酸に変換・生成されるのである。ただし石田氏は、「家庭での一般の調理過程ではほとんど生じない」と家庭内調理の安全性を伝えた。
 〜飯尾副院長提供:Care Netより抜粋〜


2018年11月28日
「サンドにチキンラーメン… 栄養満点のサバ料理進化中④」
全さば連によると、昭和初期の料理本には「サバグラタン」「サバシチュー」などの洋風メニューが掲載されているという。考えてみればサバはノルウェー産が有名で、洋風に合うのは当たり前ではある。大衆魚としてすっかり和の食材化していたサバが、サバ缶ブームで再び幅を広げたのかもしれない。
サバ缶ブームでサバは健康に良いというイメージが定着した。「何にでも合うサバは、様々な料理の素材となる可能性を秘める」と池田さんは期待を寄せている。
サバ缶と並びサバ人気を支えるのは、日本各地のブランドサバ。先駆けは大分市の「関さば」。その後も佐賀県唐津市の「唐津Qサバ」、鳥取県岩美町の「お嬢サバ」など養殖のブランドサバが続々登場。全さば連によるとその数、約20にまで増えている。
各地のブランドサバを味わってもらおうと、全さば連はサバ産地と共同で2014年から「鯖サミット」を開催。17年は約3万人の来場者を集めた。今年は10月27、28の両日、長崎県松浦市で開く。同市のブランドサバ「旬さば」や「長崎ハーブ鯖」などを楽しめる。福岡発着の「鯖サミットバスツアー」も実施する。
 〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜


2018年11月27日
「サンドにチキンラーメン… 栄養満点のサバ料理進化中③」
「さば銀又佐 日本橋店」(東京・中央)の売り物は「〆サバサンド」。焼いたパンを八つ切りにし、切ったしめさばとタマネギ、ニンニクなどが入ったマスタードを塗って食べる。「酒のおつまみとして好評」(吉野隆行店長)という。パンに焼いたサバと野菜を挟み、塩やレモンを振って食べるトルコ風サバサンドとはまた違った味わいだ。
サバ愛好者の団体「全日本さば連合会(全さば連)」の広報担当で食文化ジャーナリストの池田陽子さんによると、日本型サバサンドの登場がサバの食べ方の「洋食化」を後押ししたという。日本型サバサンドはまずサバ料理が盛んな福岡で話題になり、東京に上陸。「都内ではパン屋や居酒屋などで具、パン、味付けが違う多彩なオリジナルサバサンドが販売されるようになった」(池田さん)<
 〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜


2018年11月26日
「サンドにチキンラーメン… 栄養満点のサバ料理進化中②」
サバ料理といえば、塩焼きや味噌煮、しめさばなどが一般的。ところが、食材として和食以外の料理にも使われるようになってきた。動きをけん引しているのは、最近のサバ缶ブームだ。
サバにはドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)が豊富に含まれる。サバ缶は健康食品としてテレビの情報番組などでたびたび取り上げられ、売り上げが拡大。水煮のサバ缶は料理の素材に適しているため、そぼろカレーやあえ物にしたり、鍋やパスタの具にしたりと用途が広がっている。「女子栄養大学栄養クリニックのさば水煮缶健康レシピ」など料理レシピ本の発売も相次いでいる。
サバ料理専門店もにぎわいを見せる。鯖や(大阪府豊中市)が大阪市に開いた「SABAR+(サバープラス)大阪京橋店」。かまど炊きご飯のサバのひつまぶし、揚げサバをトッピングしたゴルゴンゾーラのリゾットなど、オリジナルメニューをそろえる。いずれも重さが550グラム以上ある天然の「とろさば」を使ったメニューで、「女性客を中心にリピーターが多い」(同店)という。
 〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜


2018年11月24日
「「サンドにチキンラーメン… 栄養満点のサバ料理進化中①」
サバの食べ方が多彩になってきた。サバの缶詰を使ったレシピ本の発売が相次ぎ、サバのメニューが豊富な専門店も人気を集める。大衆魚として親しまれてきたサバの魅力がいま、再発見されている。
日清食品が8月に放映した「チキンラーメン」のテレビCM。チキンラーメンにサバ缶の身をトッピングした「サバ・チキン」を食べた新垣結衣さんが、おいしさに驚くというストーリーだ。
CMは「今年で発売60周年になるチキンラーメンの新しい食べ方を提案したい」と制作。ラーメンと組み合わせる身近な食材としてサバ缶に着目した。チキンラーメンは鶏ガラのしょうゆスープ。サバと組み合わせることで「肉類のだしと魚介類のだしを合わせたダブルスープのラーメンを食べる感じになった」と藤井マネージャーは話す。「意外においしい」とSNSなどでも話題になり、現在も動画が見られる同社の公式ウェブサイトにはアクセスが絶えない。
 〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜


2018年11月23日
「週に5回以上入浴する人は心血管の状態が良好③」
さらに、873人のうち長期間追跡できた人々を対象に、入浴習慣と、個々の測定値の経時的な変化の関係を調べました。入浴頻度が週に4回以下だった42人と、5回以上入浴していた124人、合わせて166人を平均4.9年追跡しました。入浴が週に4回以下の人と比較すると、週に5回以上入浴していた人では、経時的なBNPの上昇が有意に小さくなっていました。また、中程度以下の湯温に比べ、熱めのお湯につかることは、IMTの最大値の増加とbaPWVの上昇が小さいことに関係する傾向が見られました。なお、湯船に入っている時間の長さは、どの指標とも関係していませんでした。
今回の研究で得られた結果は、入浴、特に熱めの湯船につかることが、心血管機能の保護に役立つ可能性を示しました。気温が下がってくるこの時期は、お風呂に湯を張っての入浴習慣を身につけるのに格好の時期といえるのではないでしょうか。
 〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜


2018年11月22日
「週に5回以上入浴する人は心血管の状態が良好②」
愛媛大学が進めている、地域の人々を対象とする「しまなみ健康推進プログラム」(J-SHIPP研究)に参加した人々の中から、脳卒中や心筋梗塞、心不全などの循環器疾患の症状を経験したことがなく、入浴習慣に関する質問に回答していた873人を選び、分析対象にしました。
入浴習慣に関する質問は、入浴の頻度(週に0~4回、5~6回、7回以上から選択、シャワーのみの利用は入浴としてカウントしない)、湯につかっている時間(分)、湯の温度(41度超〔熱め〕、40~41度〔中程度〕、40度未満〔ぬるめ〕から選択)を尋ねるものでした。
対象となった人々の入浴の頻度は、1週間に0回から24回の範囲で、平均すると5.8回でした。1回の入浴時間は0分から120分の範囲で、平均は12.4分でした。入浴の頻度が週に0~4回の集団と、5~6回の集団、7回以上の集団の、血圧やコレステロール値、血糖値などには統計学的に有意な差(有意差)は見られませんでした。
入浴頻度が週に4回以下だった人々に比べ、週に5回以上入浴する人のbaPWV、中心脈圧、BNP濃度は低く、循環器疾患の危険因子(高血圧、2型糖尿病、脂質異常症など)の有無を考慮して分析しても有意差が見られました。詳しく分析したところ、入浴の頻度が高いことは、中心脈圧、BNP値が低いことと関係しており、入浴温度が熱めであることは、baPWVが低いことと関係していました。
 〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜


2018年11月21日
「週に5回以上入浴する人は心血管の状態が良好①」
愛媛大学社会共創学部教授の小原克彦氏らは、日本の中高年者を対象とする研究を行い、週に5回以上湯船につかる習慣がある人は、4回以下の人に比べて心臓や血管の状態が良好であることが分かりました。
循環器疾患(心筋梗塞、心不全、脳卒中など)の発症には、生活習慣が大きく関わっています。習慣的にサウナを利用する人には循環器疾患による死亡や突然死が少ないこと、心不全の患者には低温のサウナが好ましい影響を与えることなどが示されていました。
湯船につかる入浴は、サウナと同様の温熱効果に加えて、水圧による利益ももたらす可能性があります。水圧によって、血液が末梢(指先など)から中心に移動し、心臓の1回拍動あたりの拍出量が増え、心拍数は減少する、といった変化が生じるからです。
 〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜<


2018年11月19日
「糖質が気になる人に『お米のかわりに食べるカリフラワー/ブロッコリー』登場」
「糖質を控えたい」「食物繊維を取りたい」という人にピッタリな、ご飯のかわりにブロッコリーやカリフラワーを食べる冷凍食品「トップバリュ お米のかわりに食べるカリフラワー/ブロッコリー」が登場します(税込267円)。全国のイオン、イオンスタイル、ダイエーなどで11月21日に販売を開始します。
カリフラワーとブロッコリーをお米サイズに刻んで冷凍したもので、調理は電子レンジで解凍するだけ。「シャキッとした食感」「野菜そのもののおいしさ」「クセのなさ」が特徴としています。
ご飯1膳分(150グラム)の糖質量を「トップバリュ お米のかわりに食べるカリフラワー/ブロッコリー」の1/2袋(150グラム)と比較すると、カリフラワーは1/25、ブロッコリーは1/22。さらに食物繊維はご飯が0.5gなのに対して、カリフラワーは3.2g、ブロッコリーは4.2gと大きく上回っています。
モニター調査では、「糖質が少ないのに食べ応えがあり満足感がある」という評価とともに、「味が淡白なので色々な料理にアレンジができそう」という声もあったそうです。そのまま白ご飯のように食べるだけではなく、炒飯やリゾットのご飯の一部と置き換えるなど、いろんな食べ方が可能。レシピはトップバリュのWebサイト※ に掲載され、継続的に更新される予定。また、パッケージには二次元コードがあり、読みとるとWebページのレシピが見られます。 ※おすすめレシピは「ベジタブルライス」で検索
いつもの食事に取り入れれば、気軽に糖質を抑え、食物繊維を多く摂取できますね。レシピを試したり、自分なりのおいしい食べ方を探しながら、楽しく食事改善ができそうです。
 〜飯尾副院長提供:ねとらぼ記事 より〜<


2018年11月16日
「レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作は斜視のおかげ?③」
米国小児眼科・斜視学会議によると、ダ・ヴィンチの眼の症状は眼の動きを調節する脳機能を低下させる神経筋異常を主な原因とする眼位異常によるものと考えられるという。米国では斜視の有病率は約4%と推定されており、その主な種類として内斜視や外斜視、上斜視がある。
Tyler氏らによると、レンブラントやピカソ、ドガ、デューラーなどの斜視があった芸術家は少なくない。今回、同氏らがダ・ヴィンチの作品とされる彫刻や油絵、デッサン計6点を対象に瞳孔の位置を調べたところ、ダ・ヴィンチにも左眼に間欠性の外斜視があったと判断されたという。
 〜飯尾副院長提供:HealthDay News より〜<


2018年11月15日
「レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作は斜視のおかげ?②」
Tyler氏は「彼の両眼は正しい位置に保たれている時には立体斜視は良好で、疲れた時や眼を休めている時にだけ眼の位置にずれが生じるため、障害の程度は小さいと考えられた」と説明する。また、同氏はダ・ヴィンチ自身も自分の眼の状態を知っており、片眼での視界が必要な時に自らこの作用を利用していた可能性があると指摘する。
また、片眼で見た時には奥行きを視覚で捉える力は低下するが、それによって奥行きを複雑に積み重なる姿として捉えるダ・ヴィンチの力が高まったのではとの見方を示している。
さらに、Tyler氏は「彼の作品で最もよく知られている特徴の一つに、わずかな奥行きを表現するために最大で30層もの陰影を付ける三次元モデリングが挙げられる。これには三次元の視界では気付かないが、片眼を閉じると気付き安くなる」と付け加えている。
 〜飯尾副院長提供:HealthDay News より〜


2018年11月13日
「レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作は斜視のおかげ?①」
「モナ・リザ」や「最後の晩餐」などの世界的な芸術作品で知られるレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)には、未治療の斜視に起因した間欠性の弱視があり、それがこのルネッサンス時代の天才芸術家に傑作を生み出す力をもたらした可能性があることが、英国のグループの研究で示唆された。
ロンドン大学のChristopher Tyler氏らが実施したもので、間欠性の弱視という障害は眼に見えるそのままのイメージを平面に描写する彼の能力を奪うのではなく。逆に彼の創造力を開花させた可能性があると、同氏らは指摘している。
その理由として、弱視のためにダ・ヴィンチは時々、片眼の視力に頼らざるを得ず、正常な眼を持つ人が両眼で見た場合の三次元の世界ではなく、二次元の世界を見ていたと考えられるからだという。このことが、平坦なキャンバスに絵の具を塗り重ね、二次元で描写する能力を高めたと考えられた。そして彼の弱視は皮肉なことに、何重にも塗り重ねられ、繊細さに溢れた傑作の数々を生み出すことになった。
 〜飯尾副院長提供:HealthDay News より〜


2018年11月12日
「人体にマイクロプラスチック、初の報告⑤」
英プリマス大学の海洋科学者、リチャード・トンプソン氏は、糞便に含まれるプラスチックの量に驚かされたと述べている。その数値は、海産物に含まれるとされるプラスチック量を基準に割り出されるものよりも高いという。
トンプソン氏らの研究チームは今年、食品に落ちる空気中のプラスチック繊維と、スコットランド産の食用イガイに含まれるマイクロプラスチックとでは、どちらが人間の体内に取り込まれるリスクが高いかを比べた研究結果を発表した。論文によると、イガイよりも空気中の繊維のほうが摂取するリスクが高かった。
糞便に含まれるPETは、ペットボトルや食品包装材に由来する可能性がある一方で、カーペットやカーテン、衣類などのものかもしれない。「マイクロプラスチックが辿った経路がわかれば、解決策を見つけるうえで多少は助けになるでしょう」
しかしたとえ経路が判明したとしても、「体への害に関しては何の手がかりにもなりません」とトンプソン氏は言う。シュワブル氏自身も、たった8人のサンプルから、あまり多くのことを断定しないよう警告している。
「われわれは体への害については調査していません」とシュワブル氏。「人間の糞便の中にマイクロプラスチックが存在することを示しただけです。これまできっとそうだろうと予想されていた内容が、今ではわたしたちが知る事実となったのです。そこが重要な点です」
 〜飯尾副院長提供:NATIONAL GEOGRAPHICより〜


2018年11月9日
「人体にマイクロプラスチック、初の報告④」
とても小さなプランクトンから巨大なクジラまで、さまざまな海洋生物がプラスチックを食べている。その中にはマイクロプラスチックと定義されるほど小さなものも含まれる。プラスチックを食べた生きものは、体に重大な影響を受ける場合が多い。これまでのところ、世界に広がるプラスチックの影響に関する研究は、主に鳥などの動物を対象に行われてきた。マイクロプラスチックは少なくとも114種の海洋生物から見つかっており、生殖系や肝臓に影響が出る可能性が指摘されている。
発表を行ったシュワブル氏は、今回の発見によって、マイクロプラスチックが人間の健康に及ぼす影響の研究が促進されることを願っている。
「今回の結果を踏まえると、マイクロプラスチックが人体の中に存在する確率はかなり高いと考えられます。しかし、マイクロプラスチックが人間の内臓にまで到達するかどうかについては、まだ誰も調べていません」
この研究結果はまだ第三者による査読を受けておらず、論文も出版されていない。シュワブル氏は11月までに査読を受けた論文を発表したいとしている。また今後は規模を拡大して、より大きなグループで調査を行う意向を示している。
今回の調査に協力した人々は、男性3名と女性5名、年齢は33歳から65歳で、7名が欧州の異なる国の出身で、1名は日本人だった。彼らは1週間にわたり食事の記録を取った後、糞便のサンプルを提出した。プラスチックは、すべてのサンプルから検出されている。
 〜飯尾副院長提供:NATIONAL GEOGRAPHICより〜


2018年11月8日
「人体にマイクロプラスチック、初の報告③」
「糞便からマイクロプラスチックが見つかったというニュースは、まったく驚きではありません」。そう語るのは、カナダ、トロント大学の生態学者で、マイクロプラスチックの魚への影響を研究しているチェルシー・ロックマン氏だ。「これは、われわれが自ら出したごみを食べているということを示しています。管理を誤ったツケが、夕食の皿の上に戻ってきたのです。もちろん、人体にどのような影響があるかについて、研究を進める必要があります」
毎年、およそ800万トンのプラスチックごみが、世界中の海へと流れ出している。その大半が使い捨ての品々だ。海に出たプラスチックは、日光と波の働きによって米粒ほどの大きさまで分解される。衣服に使われるポリエステルやアクリルといった合成繊維は、洗濯機経由で淡水系に流れ込む。フリースの上着の袖をこすれば、目に見えない繊維が剥がれ落ちるだろう。
小さなプラスチックのかけらや繊維は、今では地球全体に広がってしまった。プラスチック片は深い海溝の中にも、われわれが呼吸する空気の中にも存在する。
 〜飯尾副院長提供:NATIONAL GEOGRAPHICより〜


2018年11月7日
「人体にマイクロプラスチック、初の報告②」
マイクロプラスチックが人間の体内にあることを示す証拠が初めて見つかったという事実は重大だ。一方で、これほど小規模の調査では、これらのプラスチック片がどこから来たのか、またこれらが人間の健康に及ぼしうるリスクとはどんなものかといった疑問に答えは出せない。
 食品の包装材からは、微小なプラスチックが剥がれ落ちることがある。カーペットや衣服など、合繊繊維を使った製品からも、やはりプラスチックの繊維が落ちるだろう。糞便に含まれていたマイクロプラスチックの出どころは、空気中を飛んできて、研究に協力した人の食事の上に落ちた埃かもしれない。それとも、食べ物や、食べ物の包装材そのものが原因だろうか。
体内に入った後、髪の毛の5分の1ほどの太さのプラスチックの繊維は大動脈やリンパ系に入り込むのだろうか。また、肝臓に到達することもあるのだろうか。今のところ、これらはすべて謎に包まれている。
 〜飯尾副院長提供:NATIONAL GEOGRAPHICより〜


2018年11月6日
「人体にマイクロプラスチック、初の報告①」
マイクロプラスチックはすでに鳥、魚、クジラの体内から発見されており、それが人間の中からも見つかったというのは、決して意外なことではない。具体的にどこから見つかったのかといえば、予備的研究に協力した8人の糞便からだ。この結果は、欧州消化器病学会で、オーストリア、ウィーン医科大学の胃腸病学者であるフィリップ・シュワブル氏により発表された。
マイクロプラスチックの行方を追跡し、その小さなかけらが飲料水、ビール、食塩、海産物の中にあることを確認してきた研究者らの予測は正しかったわけだ。ただし、この事例がどんなことを示唆しているのかについては、まだ明確な答えは出ていない。
 〜飯尾副院長提供:NATIONAL GEOGRAPHICより〜


2018年11月5日
「50代なら『太ってなくても糖質制限』の理由」⑥
私の経験上、糖質制限を始めるのに重要なのは50代です。50代ならば、まだ、老化物質であるAGEsは取り返しのつかないほどにはたまっていませんから、糖質制限でこれ以上の蓄積を食い止められるからです。50代こそ糖質制限を始めるべき時期なのです。しかし、残念ながら、多くの中高年が糖質制限にあまり熱心でないのが現状です。その理由はいくつかあるようです。
まず、特に男性に多いのですが、仕事が忙しすぎるという人がいます。たしかに、50代というと社会的な責任の重い世代ですから、健康を疎(おろそ)かにしがちになるのも無理からぬところがあるでしょう。
また、糖質制限に懐疑的な人もいます。これは女性にも多いのですが、健康情報に詳しいというタイプに多いようです。情報過多の現代では、糖質制限に関する誤解が蔓延していて(エビデンスなき「糖質制限」論争は意味がない)、その有効性を正しく認識していない場合もあるのです。
そして、最も多いのは、もう健康になることをあきらめているという人です。何度かダイエットに挑戦しては挫折を繰り返し、中年太りは仕方がないと思い込んでいる人のことです。そんな人は、年を取れば歯が抜けたり視力が落ちたりなどといった衰えが起こることも、仕方がないとあきらめています。高齢になれば老化するのは常識でしょうし、これは50代のほぼ全員かもしれません。
しかし、あきらめているのは、糖質制限のアンチエイジング効果を知らないからであり、いかにももったいない話だと思われてなりません。50代は、人生の後半を幸せなものにできるかどうかの分岐点です。糖質制限の道へと進むことを決断していただきたいと願っています。
 〜飯尾副院長提供:東洋経済ONLINEより抜粋〜


2018年11月2日
「50代なら『太ってなくても糖質制限』の理由」⑤
AGEsは消えない借金のような存在で、新陳代謝で更新されることはありません。その量が多いほど老化が進んでいるわけです。つまり、老化の元凶の1つはAGEs、糖化なのです。
たとえば、糖質制限を16年間続けている私は現在(2018年)68歳ですが、皮膚の糖化度を計測すると、52歳のレベルだと判定されています。糖尿病であることが発覚して糖質制限を始めた年齢(52歳)で老化が止まっていることになります。
ちなみに私は68歳という年齢ですが、歯は1本も抜けていませんし、身長はまったく縮んでいません。視力は良好で裸眼で『広辞苑』も読めます。夜間頻尿もなく、耳が遠くなることもありません。
いまでは私は、52歳で糖尿病になったことを、とてもラッキーだったと思っています。52歳でスーパー糖質制限食を開始していなければ、68歳の今頃は、同年齢の男性並みに、歯が抜けたり、身長が縮んだり、聴力や視力が低下したり、夜間頻尿になったりしていたと思います。
 〜飯尾副院長提供:東洋経済ONLINEより抜粋〜


2018年11月1日
「50代なら『太ってなくても糖質制限』の理由」④
糖質制限の有効性を理解するのに重要なキーワードが、「AGEs(エージーイーズ):終末糖化産物」です。
たとえば、10年間糖尿病で高血糖の状態にあった人が、最近になって糖質制限食を始めて血糖値が完全に正常になったとします。しかしそれでも、2年後に動脈硬化による合併症になるような場合があります。これは、血糖値の高かった10年間で生み出されたAGEsが、すでに動脈硬化を起こしており、血糖が正常になった後でも残ってしまうからです。この動脈硬化の存在が、合併症を引き起こしてしまうからです。
すでに50年以上も人生を送っている人ならば、誰でも、AGEsによって動脈硬化になるリスクがあるのです。なるべく早く糖質制限を始め、AGEsの蓄積を止めるべきでしょう。
 〜飯尾副院長提供:東洋経済ONLINEより抜粋〜


2018年10月31日
「鼻をほじってはいけないもう一つの理由」
鼻をほじると自分自身だけでなく周囲の人の健康にも悪影響があることが、英リバプール熱帯医学研究所のVictoria Connor氏らが「European Respiratory Journal」10月10日オンライン版に発表した研究で報告された。
成人の男女40人を対象としたこの研究では、鼻をほじったり、こすったりすると肺炎球菌が拡散する可能性が示された。
肺炎球菌は、咳やくしゃみなどで飛び散る飛沫(しぶき)を介して感染することが知られている。研究の結果、肺炎球菌は手から鼻へとたやすく感染することが明らかになった。 最も感染しやすいのは肺炎球菌を加えた水で濡らした手に鼻を近づけて吸い込むwet sniff群と、同様の水で濡らした指で鼻をほじるwet poke群であることが分かった。
肺炎球菌は世界の死亡の主な要因となっており、年間で130万人もの5歳未満の小児がこの細菌によって命を落としている。高齢者や免疫力が低下した慢性疾患を有する患者なども肺炎球菌の感染リスクが高いそうだ。
 〜飯尾副院長提供:CareNetの記事より抜粋〜


2018年10月29日
「50代なら『太ってなくても糖質制限』の理由」③
人が生きていくかぎり、活性酸素の発生は止められません。呼吸で酸素を取り込むだけである程度の活性酸素は出ますし、細胞がエネルギーを得るときも活性酸素は出ます。 そこで、人の身体にはSOD(抗酸化酵素)による抗酸化反応というものがあります。
ところが、この大切な抗酸化反応も、高血糖や高インスリンなどにより邪魔されてしまうのです。そして、酸化反応が抗酸化反応よりも大きい状態が、酸化ストレスなのです。
酸化ストレスは、老化、がん、動脈硬化、アルツハイマー病、糖尿病合併症、パーキンソン病など、嫌な慢性病ほとんどの元凶ではないかと言われています。
逆に、糖質を減らせば、がんやアルツハイマーなどの予防になる可能性が極めて高いということになるのです。中高年になってくると基礎代謝も落ち、運動量も少なくなり、SODも減っていきます。基礎代謝が落ちるということは、筋肉が減ってブドウ糖の取り込みが弱くなるということなのです。
だからこそ、血糖値を上げない食事(糖質制限)が、中高年からの健康にはますます重要度を増すことになるのです。糖質制限は、酸化ストレスを減らすのです。
 〜飯尾副院長提供:東洋経済ONLINEより抜粋〜


2018年10月27日
「50代なら『太ってなくても糖質制限』の理由」②
なぜ、糖質をとると体に悪いのでしょうか。その理由の1つは「酸化ストレス」にあります。
糖質を食べると血糖値が上がります。三大栄養素(脂肪、タンパク質、糖質)のうち、血糖値を直接上げるのは糖質だけです。
そして、糖質摂取で血糖値が上がると、インスリンの分泌も増えます。
糖質摂取による食後の高血糖もインスリンの過剰も、活性酸素を増加させ、ともに酸化ストレスを増してしまうので、人の身体によくないのです。
酸化ストレスとは「身体がさびること」です。
酸化ストレスは医学界で注目され、万病のもとではないかと疑われています。
 〜飯尾副院長提供:東洋経済ONLINEより抜粋〜


2018年10月25日
「50代なら『太ってなくても糖質制限』の理由」①
医学雑誌「ランセット」(英国)の電子版である「ランセット・オンライン」の昨年8月号に衝撃的な論文が掲載されました。
炭水化物(糖質)をたくさん食べている人ほど総死亡率が高く、脂肪を少なく摂っている人ほどやはり総死亡率が高いことがわかりました。
つまり、健康に悪いのは、脂肪ではなく糖質だったのです。
これは、従来の健康常識を完全に否定する結果であり、糖質制限の正しさを決定的に証明した研究だと言えます。
アメリカ糖尿病学会は2013年10月、「栄養療法に関する声明」において、糖質制限食を糖尿病治療食の1つとして地中海食などとともに公式に認めました。
 〜飯尾副院長提供:東洋経済ONLINEより抜粋〜


2018年10月23日
「第7回認知症治療勉強会」
10月19日の夕方、内科待合室に参加者30人が集まり認知症治療勉強会が開催されました。飯尾副院長の挨拶から始まりました。
今回は、コウノメソッドで使用しているサプリメントの「フェルガード」の(株)グロービアの村瀬仁章さんに東京から来ていただきました。
村瀬さんが三井物産でサプリメントを扱っていたこと、コエンザイムQ10を初めてテレビで紹介したこと、それでも仕事をやりきれなかった思いがあり、会社を立ち上げ、フェルガードの基礎になるものに出会って研究を重ね今があると言う。
超高齢化社会を迎えるに際し、認知症医療を充実させたい、適正な薬剤を使って患者さんやその家族に少しでも安心してもらいたいと話していました。
今夏8月より、フランス政府は4つの薬剤を医療保健の対象から外しました。アリセプト、レミニール、リバスタッチパッチ、メマリー。今や、抗認知症薬の開発は全く先が見えなくなったそうです。
物忘れと認知症の違い、加齢による物忘れの予防と対策、認知症の原因、フェルガードの薬効、そして服用前後の患者さんの動画を見せてもらいました。
某老健施設からも動画を送ってほしいと言われ、村瀬さんの許可もいただきました。
 〜甲斐事務長〜


2018年10月22日
「医師に運動を勧められても何もしない人が多い理由」
厚労省が2016年に発表した「国民健康・栄養調査」によると、20〜69歳の男女で日頃から運動習慣がある人は21%しかいない。
なぜ運動ができないのか、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんによると次のような理由を挙げる人が多いと言う。
①忙しくて運動する時間が取れない。
②運動しろと言われても、何をすればいいのか分からなかった。
③運動すると痛くなる部分がある。
④そもそも、あまり運動するのが好きではない。
医師の側から見た運動療法の実施の問題点は何だろう。糖尿病専門医は以下のような項目を挙げている。
①指導に十分な時間が取れない。
②診療報酬に反映しない。
③適切な運動指導者がいない。
④適切な運動指導ガイドラインがない。
中野さんは「最初からキツイ運動をする必要はありません。体を動かす楽しさを感じることから始めましょう」と言う。
「運動を続けるコツは、少し頑張れば達成できる目標を設定することです。例えば、ウォーキングであれば、同じ距離を10分かけて歩いていたところを、次の日はかける時間を10〜20秒縮める。スクワットを10回やっていたのなら、次の日は11〜12回やってみるといった具合です。小さな成功体験を積み重ねることが運動を継続するモチベーションになりますよ」
さあ、少しずつやっていきましょう。
 〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜


2018年10月18日
「座りっぱなしで体を動かさない」こと。最近の医学界ではこれが「寿命を縮める」と注目されている。
日本抗加齢医学界理事長を務める坪田教授はこう話す。「セデンタリー・ライフスタイル(sedentary=いつも座っている、デスクワークの)、すなわち動かない生活はタバコと同じくらい体に悪く、がんや心血管障害など命にかかわる病気の原因になることがわかってきた。セデンタリーの時間を長くしないため、2時間に1回は席を立ち、手足を動かすことを心がけてほしい。
糖尿病などの生活習慣病を引き起こす「肥満」もセデンタリーと深い関係があり、米国の全国健康栄養調査でわかった。
「歩く機会を増やすなど、日常の中でアクティブに動いてセデンタリーの時間を減らすだけでも肥満を防ぐ効果がある」と坪田教授。
同じ”歩く”にしても、スピードを上げればより効果が高まる。台湾の国家衛生研究院が41万6175人を対象にした調査から、「1日15分」でも大きな効果があることがわかった。
なお、ウォーキングでは、「いま自分は運動している!」と意識してほしい。これについては、医療にプラセボ効果があるように、どうやら運動でも同じような現象が起きるらしい。その気になることが大切なのだ。
 〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜


2018年10月17日
「秋の夜長に、夜更かし不調にご用心」
日本人の5人に1人は睡眠で十分に時間が取れていないそうだ。
青山・表参道睡眠ストレスクリニックの中村院長は「夜更かしせず、秋こそ睡眠を整えて心身の調子を取り戻したい」と話す。
睡眠には脳の疲労回復と記憶の整理、体の疲労回復や成長、傷付いた細胞の修復といった役割がある。睡眠の効果を十分に得るには「睡眠時間、睡眠の質、規則正しい起床と就寝のリズムの3条件が欠かせない」と中村院長は話す。
米国の研究によると、睡眠が不足している人の糖尿病の発症リスクは、そうでない人の2〜3倍だという。血糖値を下げるインスリンの働きが低下するのがその一因だ。
高血圧(2倍)や心臓病(1.3〜3倍)、ぜんそく(2倍)なども睡眠の影響を受けるという。肥満にもなりやすいそうだ。
眠気が残るなら、「休日は平日より最大で2時間程度、長く眠るといい」(中村院長)。2時間を超えて長く寝ると、体内時計のリズムが乱れて時差ボケ状態になる。
産業技術総合研究所の大石勝隆氏は、「朝に光を浴びると、脳の体内時計がリセットされて、しかるべき時間に眠気が出る」と話す。
食事には臓器の体内時計を調整する役割があり、最も重要なのは朝食。「起床後2時間以内の朝食は臓器の体内時計をリセットし、体を活動モードにする」。
「特に、たんぱく質と糖質を合わせて取ると効果が高いと分かった」と言う。
 〜飯尾副院長提供:日経Goodayより抜粋〜


2018年10月16日
「歩きましょう!」
「大分歩得」はスマホにダウンロードして歩数を促進する健康アプリです。
ダウンロード数は、40代が最も多くて、次が50代、30代、20代、60代の順となっています。
昨年12月から今年3月までの平均歩数は、一日に男性が6122歩、女性が4165歩で、4ヶ月間の変化は、男性が828歩、女性が335歩増加しています。
まだアプリを取得していない方は、少し頑張ってみませんか。
 〜副院長 飯尾〜


2018年10月15日
「健康寿命」
10月13日に放送されたNHKスペシャル「AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン健康寿命」を見ました。
平均寿命と健康寿命の差をいかに縮めるか。これは財政的にも大きな課題です。
65歳以上のお年寄り41万人の生活習慣や行動のデータをAIが分析しました。 その結果、多くの意外なヒントが見つかりました。
そのなかで、健康要素に一番多くつながる意外な行動とは?運動よりも食事よりも大事な行動とは何か?
それは、「本や雑誌を読むこと」だそうです。不健康な人は、本を全く読まないという結果も出ています。
健康要素に100%つながっており、不健康要素には全くつながっていません。それを裏付けるものが山梨県にありました。
全国都道府県の平均寿命と健康寿命の一番は山梨県です。山梨県の図書館数は全国一で、学校司書の普及率が高く、戦後早い段階で司書制度を導入したそうです。
ある教授は、図書館が近くにある地域は要介護度リスクが低かったと話しています。
昨年医学雑誌で公表された認知症を減らすための一つの手がかりとは、子供の頃にしっかりと初等教育を受けることと発表されました。
ほかのヒントは、「健康寿命を左右するのは子どもと同居するより、一人暮らしがいい」、さらには「住んでいる地域の治安」が関連するそうです。
 〜事務長 甲斐〜



copyright
  ©Miehigashi Clinic
  all right reserved