Essay





アオリイカの釣りに関して、思いつくままに書いてみました。
ただの思いこみかもしれませんが、参考になればと思います。



  • ファッション
  • 長竿
  • ロッドの選定





    <ファッション>

    イギリスにはフライフィッシングという釣り方がある。
    これは騎士道を普く愛し、かつその道を踏まえて自然と融合した或る程度の究極の姿を感じさせる。
    先ずその容姿は、ネクタイを結んでハンティング帽にスーツ姿、靴はロングブーツという出で立ちである。
    これは我が日本の釣りと比較すると、驚愕の限りなのである。
    現今の釣りの風潮からすると、この騎士道というのは自然を大切にするということにおいては、まさに先駆的であるといえる。
    もちろんフィッシングという形がスポーツであるという側面を持ち合わせているから、生活追求ではなくあくまでも時間や自然環境を楽しむことが第一義にされているわけである。
    現在の文明の原点は、イギリスに尽きるといっても過言ではない。

    ルアーの流行は、やはりかっこ良さが先行する部分があるのではないか。
    もちろん生臭い餌を触って、撒き餌をしながら、汚れても良い格好で釣りをするのとは正反対の方向にある。
    餌は、高価なミノーやプラグ等で全く臭くない。
    これを収集するのも、いわゆるファッションだ。
    餌釣りの人達と波止場を共有することになるのだが、アオリイカの泳がせ釣りはかなりの道具を必要とする。
    先ず餌である小アジ(ゼンゴ)を釣って、それを活かすために酸素吸入機をポリタンクの中に入れて、釣り場を移動するならそれを持ち歩く。
    竿、クーラー、バケツ等を両手に持って運んでいる姿は、可愛そうでもある。
    我々の釣りの道具は、ロッドケースとデイパックと小さなクーラーボックスだけだ。色々な経験を重ね、試行錯誤を繰り返しながら、結局このスタイルに落ち着いた。
    以前はもっと簡単なスタイルで釣っていた時期もあった。
    クーラーボックスは車の中に入れておいて、スーパーのポリ袋をポケットに突っ込み 、ロッド1本と小さな折り畳み椅子でずっと釣っていた。
    釣れないとすぐにでも移動することができ、ポイントを思うがままに変えられるからである。慣れたら獲物をその辺に放っておいたり、ポリ袋に入れるのは後回しにするのである。
    しかし、厳寒の釣りのかっこ悪さはどうにもならない。
    移動して釣るということが殆ど無くなっているので、クーラーボックスに腰掛けて 寒さに耐えながら釣るのだが、これにも我慢の限界がある。
    暑さはなんとかなるが、寒いのはどうにも我慢が出来ず車の中にはいって暖をとる。
    そうしているとチャンスがきても逃してしまうので、やはり厚着をしてしまう。
    小錦には悪いけどあの雰囲気なのだ。
    ファッションは頑固さも必要らしいが、私は落第だ。



    <長竿>

    大分県四浦半島の間元では、長さ7〜8mの長竿によるしゃくりでアオリイカを狙う釣り方がある。
    アオリイカは、もちろん藻の中にいることが多いのだが、岸辺近くの藻に近づく習性を持っている。
    とりわけ岸辺に近くて、深い所から急に浅くなる駆け上がりの場所に棲息しているようだ。
    このポイントを狙うと、釣れることが多い。
    もちろん餌釣りの人もこういったポイントを狙うべきだろうが、岸辺に近いこともあり、すぐに引っ掛けて しまって難しいようだ。
    ところが、この長竿であれば、穂先の真下のポイントに餌木を正確に落とすことが可能になる。
    7mの竿であれば、その半径内でしか仕事は出来ないが、確実に狙えてしかも流されればすぐに元に戻 せることは確かだ。
    この長竿で釣る方法は、意外と面白く、釣果も多いのだ。
    キャスティングしながら釣る方法は、逆風や横風にとても弱く、少し強くなると距離も遠くまで飛ばない し、風と風の間に投げても、沈んでる最中に戻されてしまう。
    しかも風の感触で、当たりが殆ど判らなくなる。
    その時に長竿を使うと、逆風には難しいが、横風を受けても竿を強く持っていれば、なんとか釣れるもの だ。
    私達はこの方法で、天候という逆境を或る程度回避してきた。
    自然に逆らってはいけない。
    いいえ、風が強い時に釣るのは、自然に逆らっている行為かもしれない。
    しかし、それなりに自然に合わせて楽しみ方を変えるという考え方は出来ないだろうか。
    さて、長竿の仕様ですが、7〜8m或いは9m程度の長さが市販されている。
    お勧めするのは、7m〜7.5m位が良いと思う。
    8m以上になると、かなり重たくなるし、重たいということはやはりそれなりに体力の消耗も大きいという ことだ。しかも釣れてからの取り込みが難しくなってくる。
    確率の向上からいえば、長さがあるとそれなりに釣果も上がってくるかもしれません。
    しかし、始めは7m程度で充分な釣果が期待出来ると思う。
    6m位になると軽いが、確率の点で確実に下がってくることは確かだ。
    釣り方は、7mの竿であれば3号程度のラインを竿の長さほどとって餌木を結ぶ。
    水深が7mあれば、海底より若干上に位置する状態になる。
    海底に置かなくても、垂らしてしゃくるだけでも充分な釣果は得られる筈だ。
    こういう状態でしゃくりを繰り返すと、次のしゃくりの時にがくんと重い当たりがあり、竿がきゅーんと音 をたててしなり、烏賊がぐっぐっと引く。
    単純な釣り方のようだが、なかなか面白いと思うし、TPOに応じて使い分けると、面白いように釣れる時も あるのだ。
    9月から10月は、アオリイカがまだ小さいので、岸辺近くをすいすいと泳いでいる。
    こういう時期から、小さなアオリイカは3.5号の大きな餌木に貪欲に襲ってくるのだ。
    そして岸辺に寄って来る時期は、特に釣れやすい。
    TPOのTimeとOccasionは書いたが、さてPlaceはどうだろう。
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    <ロッドの選定>

    もちろん釣り方にはこれがベストであるという保証は無いし、ロッドにもそれが言えると思う。
    しかし、こちらを使った方がより多く釣れるのではないかという勧め方はできる。
    よくシーバスロッドが良いと書いている本があるが、どうもこれはいただけない。
    その理由は2つある。
    先ず調子の固さである。
    固いとどうなるか、しゃくった時に遊びが無いから、竿先の動きと同じ動きを餌木がする訳である。
    人間とロボットの動きを較べてみると、どちらが画一的でどちらがファジーだろうか。
    やはり人間の動きはスムーズであり、自然ではないだろうか。
    また、固いと烏賊の足に掛かっても、そのまま引いてしまうので、切れる確率も高くなるのである。
    2番目は重さである。
    固いシーバスロッドは太いし、重いのだ。 ロッドを幾度も投げては、その何倍もしゃくる訳だから、当然腕や手首への負担が掛かってくる。
    だからロッドは軽い方がいいし、リールも軽い方がいいに決まっているのである。
    ところが、それも釣る時期、つまりアオリイカの大きさによって、選択しなければいけない。
    というのは、いかめしにする程度の大きさであれば、リールは2000番で、ロッドは6〜8feet、rure weightは1/8〜3/8ozが適当ではないかと思う。
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