尊勝院 (護摩堂)

本堂の裏 東側の麓に、「尊勝院」
と呼ばれる護摩堂がある。

お坊さんになろうとする人や、

一般の方々が、心の平安と
自己鍛錬をする道場として、
利用されている。

本堂裏の上から眺めた景
樹木が茂り、静かな浄域。
護摩堂の煙抜きの
屋根が眺められる。

明照門をくぐると、
そこは香のかほりが漂う霊域
身も心も引き締まり、小鳥のさえずりさえ
樹間に浸み込むような静寂を保っている。


閼伽水(仏様にさしあげる水)
の出る井戸や喚鐘の前をすぎて進む。

閼伽井の水で口や手を漱ぐ。
心身清浄を一心に思念する。
慈恵大師様の石碑の前を通って護摩堂に入る。

慈恵大師・・・・比叡山中興の祖とあおがれる。
912年に生まれ、985年正月三日に入滅
されたので、元三大師様と尊称される。
名は良源。大師号を賜って慈恵大師。
おみくじの元祖。学問や加持祈祷に秀でて
荒廃した当時の比叡山を復興させた名僧。
魔除けの角大師様として 広く信仰を集めている。

  護摩堂の御本尊・お不動様
 

仏道修行をするにしても、
何をするにしても、
ひたすらに・・・一途に・・・
が大切だ
 


 

八千枚大護摩
10月11日から前行に入り、
11月8日に八千枚大護摩が厳修される。
この28日間、住職には塩断ち・五穀断ちで
そば粉と野菜を食し水行し精進潔斎して、
「不動立印供」を毎日三度修法。
お護摩を焚き続ける。


そして結願の日には、

八千枚の護摩木を9時間かけて、
聖火に身を焦がしつつ、一本一本
願い事の成就を祈念しながら焚焼する。
まさに峻厳極まる捨身修法が、
この尊勝院護摩堂で
毎秋行われている。

 

八千枚大護摩