我輩はジュンである

       8月3日  はれ
今日は28日。
お不動様のご縁日だ。
朝から、煮炊きの
オバサン連中が
かしましい。
処暑が過ぎたが、
残暑はまだまだ厳しい。
お護摩を焚く人も、
お参りの人も汗ダクダク。
僕もヘエヘエ、ケタケタだ。
老いたせいか、あまり暑いと
吐く息と吸う息の間隔が短くなって、
ケタケタ音がする。
和尚さんに
「ケタケタのジュン」と呼ばれる。
寒くなると
「ブルブルのジュン」だ。



死亡した大神さんの3きょうだい。
紘彬ちゃん、倫彬ちゃん、紗彬ちゃん

福岡市で市の職員(22才男)が、
ビールや焼酎を飲んで高速運転中、
前の車に追突。
場所は海の中道大橋の上。
追突の衝撃で、前の車は海に転落。
若い夫婦の幼児3人が水死という
痛ましい事故の告別式が、
今日、同市東区馬出の
葬祭場で行われた。




「生まれて来てくれて、ありがとう」と
お父さんが棺にお別れの言葉。

「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな!」
と、飲酒運転の罰則も強化して、
あれだけ警察が取締りを厳しくしても、
市の職員がこの様な悲惨な事故を
起こしてしまった。
三人の幼児の尊い命は
二度と帰ってはこない。
幸せな家庭に突然訪れた悲惨な事件。
ご両親の断腸のおもいや如何ばかりか!




殺人事件があった徳山高専

そして同じ日の午後3時頃。
山口県の徳山工業専門学校で、
20歳の女学生が、首にひも状のもので
巻かれて殺されているのが発見された、
と報道された。
将来を夢見て勉学にいそしむ、
うら若き乙女に突然訪れた
残酷きわまりない事件。



小さな名も知らぬ野の花も、
わが命をまっとうしようと
精一杯に頑張っているのに・・・

「お互いの人生には、
いつ何時どのような悲しい出来事に
見舞われるかわからない。
まさに一寸先は闇の夜だ。
今日あって、明日はわからない、
まことに諸行は無常。
したがって今日のこの時を大切に、
精一杯に生きねばならない。
明日にすればいいとか、
そのうちやろうなんてなことを
考えてはいけない。
今日出来る事は、
今日きちっと仕舞いをつけて
おくことが大切だ。
わかったか、ジュン、気をつけ〜!」
と、やっぱりボクに矛先が向けられた。
「和尚! 一寸先は闇なら、
今日のメシを腹一杯喰わせてくれ!
僕にもしものことがあって
『あ〜もっと喰べさせればよかった』
なんて泣くなョ。」
と怒鳴りたかったけども、
小さな声で言った。
その時、下の駐車場から、
急にケタタマシク
鶴崎踊りのお囃子が聞こえてきた。
8月20日に永興地区の盆踊りが
予定されていたが、
台風の為に27日に延期。
ところが27日は、
慰霊法要が始まる頃から夕立ち。
身も心も震え上がるような
雷鳴が轟き、稲光り。
そしてドシャ降りの雨雨アメ・・・。
初盆法要のみで終わり、
盆踊りは明日に延期。
そして迎えた今晩28日の盆踊り。



浴衣姿の可愛い子ちゃん達も踊っていた。
僕も灯籠祭の時の浴衣を着せてもらって
踊りたかったけど、
喉が悪くて咳が出るので駄目だった。
残念・・・。

 ○
 
 ○
















ヒメちゃんを抱いて、
盆踊りの音楽を聞きながら
淋しく寝た。
ジャコ天を腹一杯喰った夢を見た。
そして一層淋しくなった。
それではまた。


        おわり
                 
       もどる     とっぷへ