我輩はジュンである

      8月3日  はれ
黄色の彼岸花が咲きました。
赤・白色の開花が早くて、
一足遅れて黄色が咲くようです。
阿弥陀経のなかに
「青色青光 黄色黄光 
    赤色赤光  白色白光」
の一節がある。
極楽の池に花が咲いている。
青色の華は青い光を出して輝いている。
黄色は黄光、赤色は赤光と、
それぞれのカラーで光り輝いている。
相手を照らしてまことに美しい世界が
描かれている。
彼岸花も赤色は赤光、
黄色は黄光で輝いている。
それぞれの持ち味を出して、
他をうらやむ事もなく、
自己卑下に陥ることもなく、
それぞれに美しい。
人間もそれぞれのカラーを出して輝けたら、
どんなにこの世の中が住み良く、
気持ちよくなることだろうと、
花の世界に教えられる。




   最初のうちは恥ずかしいので
   我慢しているボク



和尚さんと彼岸花を愛でていると、
急にお尻の方がムズがゆくて、
痛くなってきた。
初めての体験だ。



   まだ気付かない和尚さんに
    「早くお医者に連れて行ってくれ」
   と怒鳴っているボク


「肛門腺(お尻の穴の
わきにある匂い袋)を絞らずに、
ためたままにし続けていると、
破裂してしまうことがある」
と、犬猫病院の先生が言いながら、
お尻を押さえて締め付ける。
痛いのなんのって・・・・・
たまらず泣いちゃった。



   臨子ちゃんのも嗅いでみたが、
   よくわからない


僕達犬族が寄ると、
すぐお尻を嗅ぎ合うのは、
肛門の所にある匂い袋を
嗅いでいるのだ。

この匂いを嗅ぐことで、
その犬のことがよくわかるのダ。



   ポチ兄も来て嗅いでみたが、
   好みのものじゃないようだ

「3日程したら、また来てネ。
絞り出してあげるから・・・。」
と先生に言われた。
薬は不要です、と断られた。
もう来たくないと思った。
帰って和尚さんに
「変な病気ではなかったョ」
と報告したら、
「お不動サマが守ってくださったんだ」と。
そして「薬」の話をしてくれた。







   彼岸花の球根には毒がある






「薬は『奇(くすし)』という言葉からきている。
珍しいこと、奇なことが起こるのが薬だ。
いいにつけ悪いにつけ、
今までにないことが起こる。
くさかんむりに『楽しい』と書いて、
薬という字になったわけは・・・。

薬のもともとは、草根木皮といって、
植物が多く使われていた。
草を飲むと楽になる。
楽しいというよりも、「苦楽」の「楽」なのだ。
草が体の苦しさをとる、ということから
創られた言葉なのだ。   

ついでに、人間のくすりゆびは、
どうして薬指というか知っているかい?
昔、医師は、この指で薬を溶かして
患部に塗った。
薬師指が縮まって薬指になったんだョ。」     
「ジュンの肥満につける薬はないんだ。
食事制限と適度な運動が薬だ。
肥満は万病の元だ。
気をつけろ」

やっぱりホコ先が僕にきたので、
逃げ出して、玄関で隋眠した。

時節柄、皆さん寝冷えにお気をつけて。

それでは今日はこの辺で。

                 おわり  
                 
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