〜わが輩はジュンである〜

9月14日 曇り 

朝夕は涼しく、
凌ぎやすくなってきた。
が、日中は残暑が
まだまだ続いている。
けれども、
「暑さ寒さも彼岸まで」ダ。
秋のお彼岸が目前ダ。

浄土院の横。
南海部郡 弥生町の
山中からやって来られた、
六地蔵さんの宝塔ダ。
生きとし生ける一切の衆生が、
迷い沈淪し、苦しむのを
救って下さるお地蔵さん。

お地蔵さんとは「地蔵十輪経」に
「安忍不動、猶如大地
慮深密、猶如秘蔵」とあって、
お地蔵さんのお徳を賛美して、
名付けられたのダ。
意味?
近頃、活字離れしているから
よくないんダ
「読書百遍義おのずから通ず」
という諺が昔あった。
繰り返し読んで考えてみる
努力をせにゃイケン。
今月は、お彼岸の
己を見る月だから・・・・。

・・・・・・本当は僕だって
苦慮しているんだワン。


わらべ
童の六地蔵ちゃんダ

六人のお地蔵さんが、
それぞれ違う道具を持って、
六つの世界で苦しんでいる者達を
助けてくださるんダ。

六人のお地蔵さんには、
それぞれ名前がある。
次の機会に教えるヨ。
六つの世界(六道界)とは・・・・・
地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・
人間界・天上界という。
一日の生活の中にも、
この六つの世界を
人間どもはかけ巡っているのダ。

丸山さんに怒鳴られて
身も心もすくみ上がったり(地獄界)、
腹が減って
目が回りそうになったり(餓鬼界)、
立ちションしたり(畜生界)、
喧嘩したり(修羅界)、
時には教養や知性がありそうな
ふりをしたり、ウソを言ったり(人間界)、
夜になれば、ビール飲んで
他所の別嬪さん見て
心ウキウキ〜(天上界)。
心は、ころころ、ころころ、ころがる、
困った代物ダ。

悪いとわかっていても
抜け出せず苦しんでいるのが
人間どもダ。

かく言う俺様も、太るから駄目と
わかっていても、もっと肉を喰いたい。
ケーキを腹一杯喰いたい。
この煩悩の世界から
いつの日か抜け出す為に
童の地蔵ちゃんと、
お友達しているのダ。


PM5:00
「和尚さ〜ん、
散歩に行きましょうヨ〜」
コムヅカシイことばっかり
考えていると
ストレスがたまるので、
散歩に出ることにした。
 う
烏たちと遊んでいた、
お兄ちゃんを誘って
和尚さんと散歩に出た。
お兄ちゃんは、あっちに鼻をこすりつけ
こっちの臭いを嗅ぎして遅くなる。
「いい齢こいてモタモタするなヨ」
テ呼んだら
「テイバナ(低い鼻)は黙っておれ!」
と、言いながらやって来た。
和尚さん曰ク
「若い時には、気がつかないけれども、
『歩く』ということは、命をつなぐこと、
と言ってもいいぐらい大切なんだ」
週に3日、20分以上しっかりと、
そして楽しく歩くことだト。
「生活の中でよく笑うことと、歩くことが
健康のためにいいんだヨ」
と和尚さんが言うので、僕が、
「笑いながら歩けば、
最も健康にいいでショネ」
と答えた。
「・・・・・・・・・・・・・・」
お兄ちゃんが「馬鹿か お前は・・・・」
と言った。
「歩きながら笑えば最も健康にいい」
と言えばいいのかナ?
「歩く」という字のおこりは、
「止」「少」で出来ていて、
「止まることが少ない」で
「歩」かと思っていたら違っていた。
人の足跡の図から出来た
文字だと習った。
ビックリした。  
             
道ばたに名も知らぬ花が一輪。
秋のそよ風の中に
そっと咲いていた。
独りぼっちの淋しさに耐えて
命を輝かせている。
PM6:00
腹を減らしてヨロヨロしながら
尊勝院にたどり着いた。
水をガブガブ飲んだ。

側にそっと咲いている花や
尊勝院の寂とした風情なんか
全然気がつかない。
ただ「ひもじい」だけだったワン。

明日は餓鬼道に落ち込んだ者を
救って下さるお地蔵さんを拝もう。
           
           おわり