〜わが輩はジュンである〜
5月26日    曇り 

街の喧噪のなかに オアシスを
緑の風に頬をなでられ
花の香りのただよいに身をまかせ
くつろぎのひとときをもてる
お寺に・・・・

和尚さんの願いが込められて
少しずつ すこしずつ確実に
お寺が変わっていく様が
僕にも感じられる。

傷ついた心の 癒しの場にしたい
病んだ身に一条の光があてられて
暗い家庭に希望が
不安な仕事に勇気が与えられる
こんな御仏の祈りの寺にしたい
僕の願いでもあります。
 
和尚さんの様々な祈りが込められて
赤い花が咲いている
白い花も輝いている
人によって花は生かされ
花によって人は生かされている
共生の世界だ
僕も和尚さんと共生の世界にいる。
今日も 例の如く 「カラアゲ」が
けたたましく僕を呼ぶ
男のくせに落ち着きのない慌て者のオッチョコチョイだ
「カラアゲにするゾー」と言うと、シュンとなる。
「ジュンちゃん 東門の材木の切り込みが済んで運ばれて来たヨ
組立の作業を
皆でやってるヨ〜」と
赤い小さなトサカと言うやつを
一段と赤くして
まくしたてる。
浄土院の前に降りてみた
なるほど 狭間町の鶴原住建の
作業場から加工の済んだ材木が
運び込まれて作業していた。
頭領の鶴原さんが指揮をとって
組立作業をしている
丸山さんも 順海さんも
広瀬さんも居る

庄のオイチャンと若林の大将も
加勢している

皆 汗ビッショリだ。

僕も割合力が強いんで、加勢を申し出たが
「今日は充分 手が足りてるから
加勢の人の少ない時に頼むヨ」と
頭領に言われた。
                          

遊心房の工事が中断している
キチッとやりあげて 
門の工事をすればよいのに・・・・
和尚さんも頭領さんも
何を考えていることやら
・・・・僕にはわからない。
お兄ちゃんに「どう思う?」
って聞いたけど

「・・・・・・・・・・・・・・・」
僕にわからないことが

お兄ちゃんにわかるはずが
ないんだ。

和尚さんに尋ねようということで
意見一致。
夕方まで皆の仕事振りを
眺めてすごした

皆よく働いている
働くという字は「人が動く」と書く
動くという字は「力を出して
重い物をうごかす」だ

すると汗が出る
「汗」という字は
水分が干しあがると書く

昨日 勉強したんダ。
蓮も大きくなってきた
僕の顔の三倍はあるだろう
「おまえは何も考えなくていいから いいなア」

今日もこれといった 
仕事をしないままに

散歩の時間になった

明日こそ 頑張ろう。

                                 おわり